グラスリップ第11話で登場したアルゲリッチのLPレコード

グラスリップの第11話で深水家は沖倉家に沖倉美和子のピアノを聴きに行きます。
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その時に透子がLPレコードを引っ張り出しますが、これがクラシックファンなら誰でも分かるDeutsche Grammophonのレーベル。と言う事でちょっと検索したら元ネタが出てくるだろうと思って検索したところ、どうやらアルゲリッチのこの辺りが元になっているみたいです。
参考資料
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Martha Argerich Debut Recital Deutsche Grammophon DGG SLPM 138672

但し作中では別のピアニストのVlado Perlemuterと名前が合成されている様です(Martha Perlemuter)。何しろ私はアルゲリッチの素性を間違って覚えていた程にソリストは残念ながらあまり知識がありませんので、この程度しかネタが出せません。

これがカラヤンあたりだったら、LPレコード時代に色々買ったのが未だ眠っているので「こんな事もあろうかと」と引っ張り出せたのかもしれませんが、何しろ駆の母はピアニストですからね。

ところで駆の母、沖倉美和子は何歳なんでしょう。40歳位でしょうか。見た目はとても若いですが、駆の年齢から見て。だとした場合、40歳でLPをあれだけ持ってるものでしょうか。まああの両親ならわざわざLPを買ったのかもしれません。今でも日頃からLP聴いてるし。世代的には自分で選んで買える様になった頃にはもうとっくの昔にCDが普及している世代ではあります。私のもうちょっと下の世代まででしょうかね、LPをどっさり買った世代って。

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オペラ劇場あらかわバイロイト「ラインの黄金」

昨日(11/22)私のTL上に「アニメ制作会社がオペラの演出」と言うニュースが流れて来て、なんだそれはと調べたらオペラ劇場あらかわバイロイト「ラインの黄金」でガイナックスの山賀博之氏が演出をやると言うものだった。これはアニメとヴァーグナーの両方に趣味を持つ以上は見に行かねばなるまいと、その日のお昼休みにチケットを予約して本日行って来た。

そんな訳で色々事前知識が無い。サンパール荒川ってどんなホールか分からないし、オケがどんな力量なのかも分からない。勿論歌手の力量も分からない。常磐線三河島の駅から10分近く歩いて辿り着いたサンパール荒川の大ホールは1,000人規模のそんなに大きくはないホールだった。ほとんど当然の様に舞台の奥行きも高さも無い。特にオペラにとってはかなり舞台が小さい。だから入ってみたら幕がもう上がっていていきなり今回の演出のキモとなる大きなリングスクリーンが見えていた。

開演時間になったら会場でラインの黄金のファンファーレが鳴り響く。いやあ、こんな所をバイロイトらしくしてたのか。思わずにやけたw もっとも、バイロイトなら外で鳴って観客がぞろぞろと入って行くのだが、ここはそんなロケーションでもない。中でいいでしょう。

ラインの黄金の序奏が始まる時は舞台が暗くなり、リングスクリーンが白く浮かび上がる。以降、このリングスクリーンにはその場その場に対応した模様が映し出される。そう、仕組み的には映し出されるではあるが、観客の印象は浮かび上がるの方が正しいかも知れない。ライン川の川底の時は水中をイメージしたものが、次の神々の集う場所には青空に白い雲が流れ、沢山の旗がたなびく。ヴォータンとローゲがアルベリヒの黄金と指環を強奪にニーベルンク族の地に行く時は上空から地上へ、そして地中へとエレベーターを下降しているかの様に景色が変わる。この場面、今まで見たいくつかの指環の演出の中では最も地中に降下する雰囲気が出ていたと思う。そして指環を象徴する場面ではまさに指環の姿になるのだ。

何だか舞台の真ん中で邪魔だなと最初は思ったリングスクリーンだが、かなりその場の印象を強める機能を果たし、昨年生中継で見たバイロイトのローエングリンのノイエルフェルスのスクリーンをねずみが走る演出に比べたら遙かに上だ。但しこのノイエルフェルスのスクリーンの演出を見てバイロイトがこう言うスクリーンの演出を許容する様になったか、よろしいならばCGの登場も間近だと思う切っ掛けとはなった。だから今回ガイナがオペラの演出と言うのをチラと聞いた時にはそう言うのが出てくるのかとちょっと思ったが、流石にそれは予算がかかりすぎて今は無理か。

でも私が生きているうちにはやって欲しいね。丁度今サイコパスでホログラムを随分と設定要素として使っているが、ああ言う感じのものを。ラインの乙女は無理な体勢を取らずともライン川を泳いで欲しいし、ヴァルキューレは無理な体勢を取らずとも騎行して欲しい。そんな時代が来て欲しい。

今回がラインの黄金だったので、このあと指環のヴァルキューレ・ジークフリート・神々の黄昏が続くのかと思ったら、あらかわオペラの過去公演を見るともうヴァルキューレも黄昏もやっちゃってるんだね。てっきりあのリングスクリーンは巨大な行灯の様だからジークフリートが死ぬ時に走馬燈になるのですね、分かりますとか言いたかったのだが、その機会はもう無い。

リングスクリーンの上を縦方向に日本語訳が流れる。縦に流れるとどうしても5~7文字程度しか入らない。だから日本語訳を見ようとすると凄く気を取られる。観客はあれに頼っちゃダメだ。ラインの黄金程度なら大体の筋はみんな覚えて来ているだろうし、主立った歌詞は覚えているだろう。ところどころで気にする程度じゃないと無理がある。

と、すっかりリングスクリーンの話ばかりになったが、いや、どうしても目立つんでw

演奏は無難、歌手は・・・やはり国内の歌手の声量はこう言うもんだろう。衣装はもうちょっと凝っても良かったんじゃないだろうか。

一番分からないのはコンドルスのバレエ。あれは何の為にあったんだ。アルベリヒがしょっぴかれて手下共に黄金を持って来させる場面では使い勝手が良かったが、それ以外ではどうなんだろう。

各々の場面の動きの指示は誰が出したのだろうか。最後のファフナーとファゾルトに黄金を渡す代わりにフライアを返して貰う辺りからの演出はちょっと気になった。積み上がる黄金はフライアの目の前ではなく、象徴的にリングスクリーンに映し出されるのだが、それだとフライアが消えていく時の不安な雰囲気があまり出ない。そして一番気になったのは、フローが虹を架けた後、ヴォータンを先頭に神々がさっさと消えてしまう事だ。ラインの乙女の嘆きも聞かずに。だからヴォータンはまた戻って来る。そしてヴォータンがローゲに「黙らせろ!」と言ったあと、ローゲがラインの乙女にこれからはラインの黄金ではなく神々の栄光を讃えよと言うや、他の神々がラインの乙女を嘲笑するのが普通の演出だが、もう居ないのでそれが出来ない。神々が嘲笑、しかしラインの乙女の詠嘆に対する不安、これが表現出来ないのだ。どうなんだろうね。

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冬コミの準備はらじるらじるでクラシック三昧

例によってギリギリでコミケの準備をしているのだが、今年の冬の原稿描きはずっとらじるらじるでNHK-FMを聴いていた。丁度年末と言う事で、26日からバイロイト音楽祭が始まった。これが21:00開始で25:00とか26:00までやるから原稿描きに丁度いい。私の描き方は線画までは紙にペンで描いて、その後をPCで処理するやり方なので、最初はPCでバイロイト音楽祭を聴いていた。

PC処理の段階になるとメモリもCPUもフォトショップに全部割り当てたいのでらじるらじるはどうしようか、別のPCを起動してそっちで鳴らそうかと考えたが、それだけの為にPC起動もなと思った所でAndroidのタブレットがあるのに気がついた。そうだ、らじるらじるのAndroidアプリが出ていたらそれで鳴らせばいいじゃないか。

検索をかけたらちゃんとあるのが分かって、タブレットで鳴らす事にする。出力は先日のStereo1月号付録のデジタルアンプにして、これでお手軽なFM視聴環境の出来上がり。おお、Stereo1月号のデジタルアンプ、大活躍じゃんw

しかも今日は午前10時からなんと朝比奈隆三昧!今日は11時間たっぷり朝比奈隆三昧を聴いて先ほどからバイロイト音楽祭第四夜の舞台神聖祭典劇パルジファルに切り替わったところ。このあと25:40まではこれで行く。

さあ、パルジファルが演奏されている間に明日の準備を何とか目処をつけよう。


ところでPCとAndroidのらじるらじるを聴いていて気がついたのだが、FM波からみると(これをリアルタイムとする)、PCのらじるらじるは数秒、Androidのらじるらじるは何と1分10秒程度もリアルタイムから遅れてるんだね。いくらなんでも1分以上Androidアプリが処理で遅れるなんて事は無いだろうから(どちらも同じ家庭内LANからネットに繋がっている)、Androidアプリが行ってるサーバとPCが行ってるサーバが違うんじゃないだろうか。どんな負荷分散してるんだ。

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Stereo(ステレオ)2012年1月号付属のデジタルアンプでお安いコンポ

あれは今年の夏だったろうか。それとももう少し前か。秋葉原のあちこちのジャンク屋で高さ24cm程の木製の一見普通のスピーカーが960円(980円だったかも)で売られているのを見つけた。
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(左のがそう。右隣はONKYO D-P1)

スピーカーコードで結線するので、見た目は非常に普通なスピーカーだ。これでお安く(D-P1を繋げていない)PCの音の環境が良くなるのだろうかと試してみたかったが、いかんせんPC->アンプ->スピーカーと繋げるべきお手頃アンプが無い。真面目にデジタルアンプとか買うと結構なお値段でスピーカーを960円で調達する意味が無い。心にひっかかったまま見過ごしていたら、やがてぽつりぽつりと扱い店が無くなり、秋を過ぎた辺りではGFでしか店頭では見かけなくなった。スピーカーケーブルで繋げる物なのに、みんなそんなに繋げる道具を持っているのだろうか。ところが、GFの在庫は全然無くならない。いつ行っても店頭に並んでいる。そんな時に話が聞こえてきたのがステレオ2012年1月号にデジタルアンプが付録でついて来ると言う話だ。2,800円。少なくともステレオなら出所がはっきりした品物で、それでいてデジタルアンプが2,800円で手に入るのならこれは確保しておくべきだろうとAmazonに注文したのが10月24日。それが昨日到着した。
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スピーカーの方はステレオを予約した次の土曜日の10月29日に秋葉原のGFで購入した。その後も少なくとも先週まではGFで未だ売られているのを見かけた。

さっそくデジタルアンプを簡単に組み立てて、スピーカーケーブルでスピーカーと結線し(スピーカー付属)、RCAケーブルでPCと繋げた。NAXOS Music Libraryでスクロバチェフスキー指揮のブルックナーの交響曲第2番第4楽章を鳴らしてみたらきちんと音が出る(当初は出力をちょっと気にしていた)。うーん、まあそこそこかな。何かちょっと高音が籠もる感じがする。その後ショスタコーヴィチ交響曲第5番第4楽章モーツァルト交響曲第41番第4楽章ブラームスピアノ協奏曲第1番第1楽章を聴いてみたがやっぱりそんな感じ。ヴァーグナー楽劇トリスタンとイゾルデ第1幕の最後の場面でもやはりそう言う感じだった。

そもそもスピーカーが得体の知れない安物ですからねえ。

それでも中堅のPCアクティブスピーカーセットよりはいい音になってるんじゃなかろうか。2,800円+960円なのだからコスト以上の音が出ていると思う。

こうなってくるとスピーカーをそれなりの物につなぎ替えて聴いてみたくなる。しかし、それでは960円で入手したスピーカーでそこそこの音をと言う目的から外れ始め、妙な高額化スパイラルに陥っている気がするw

※Amazonはもう品切れになってるので楽天ブックスへのリンク


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アニメに出てきたクラシック・第3部

第2部の続きです。
今回で一区切りつけます。

・RIDEBACK
第1話
ムソルグスキー/展覧会の絵
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冒頭、尾形琳がバレエを踊っていた場面の音楽、そしてバレエを諦めた琳がライドバックで舞う事の出来た時の音楽。展覧会の絵のプロムナードがこんなにも印象的に使われる作品があろうとは。


・みつどもえ
第9話
ヨハン・シュトラウスII世/美しく青きドナウ
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特殊EDでふたばが凍ったプールの上を美しく青きドナウをBGMとして腹で滑る。
凄まじいED。


・みつどもえ増量中!
第7話
ビゼー/組曲「アルルの女」
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これまた特殊EDで今度はアルルの女。主役は今度はみつば。
みつどもえの特殊EDが凄い。


これらの他にも強烈な印象を持つ曲は多くの作品に使われている。

ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界」の第4楽章のホルンとトランペットによる第1主題などどれだけ使われているか分からないが、放送からあまり時間が経っていなくて思いつくのは乃木坂春香の秘密の第11話で金持ち坊ちゃまの背景曲に使われた。
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ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」の動機は誰もが知っている有名な部分だが、よりにもよってこれを兄のリコーダで間接キスと言う奈緒の変態行為に使ったのがお兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!の第2話。
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誰かショスタコーヴィチの交響曲第4番を使う猛者は出ないかな・・・w

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アニメに出てきたクラシック・第2部

第1部の続きです。

・隠の王
第10話
ヨハン・シュトラウスII世/ポルカ「雷鳴と電光」
参考資料
雷鳴が灰狼衆に走った雷光と剣を交える場面のBGM。第10話はサブタイがそもそも「ポルカ・雷鳴と雷光」で、「そりゃ確かに二人は雷鳴と雷光だが、隠の王、一体なんてタイトルつけやがりますか」と思っていた所にこのBGMが「雷鳴と電光」の例の冒頭の「どどどん」と来たものだから「やりおったか、隠の王!」と苦笑した。誰だこれ考えたの(褒め言葉)。


・仮面のメイドガイ
第1話
ビゼー/交響曲第1番第3楽章
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なえかが祖父の全重郎に呼ばれて特別室に入った時のBGM。クラシックの中でも何故こんなマイナーな曲を選んだのか不思議。

第4話
ヨハン・シュトラウスII世/常動曲
参考資料
リズが転校生として紹介される時のBGM。常動曲は決してマイナーな曲ではないが、この選曲も不思議。メイドガイのBGM選択基準がよく分からない。まさか「オーケストラがやって来た♪」の気持ちで「転校生がやって来た♪」と聞けと言うのだろうか。

次回予告
ベートーヴェン/交響曲第6番第4楽章
参考資料
まさか次回予告のBGMが田園とは。メイドガイでクラシックを採用した音楽担当の人に会ってみたい。


・かんなぎ
第11話
ブルックナー/交響曲第7番第1楽章
参考資料
ナギが自分の存在を顧みる時に流れる音楽。ブルックナーの原始雲の中でもかなり典型的な第7番の冒頭を使う事でナギの神性が暗示されている様に感じられた。


・ヒャッコ
第1話
ヴィヴァルディ/四季「冬」第1楽章
参考資料
歩巳が校内で迷って龍姫について行こうとした時のBGM。実は龍姫も迷っているのである。確かに雰囲気が合っている。が、何故、四季。
確かもう一回くらい使われたと記憶している。


第3部に続きます

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アニメに出てきたクラシック・第1部

アニメ・特撮の劇中で印象的に使用されたクラシック曲ランキング
と言うのを今日から見てあと4日の期限で行われている。

丁度そこに便乗してアニメに出てきたクラシックを取り上げてみたい。
この場合、クラシック曲に視点を当ててまとめるか、アニメ作品に視点をあててまとめるかだが、ここは毎日クラシックの演奏の感想を書いてる訳でもないしw、アニメ作品別アプローチの方がまとまりがいいと思うので、そちらから。

但しイカの点は前提としておく。
・銀河英雄伝説とのだめカンタービレは多すぎて収拾が付かなくなるので今回は除外
・私の知ってる曲は主に管弦楽曲、しかもロマン派が中心になるので漏れるのはきっと多数


・新世紀エヴァンゲリオン
第24話
ベートーヴェン/交響曲第9番第4楽章
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最後のシ者でカヲル君が「歌はいいねえ」と言っていた回の使徒との戦闘シーンで流される。
アニメファンの中では第九が使われたシーンとして一番有名かもしれないが、個人的にはここはただ単に
第九が流れているだけで整合性や効果はどうなんだろうと思う。但し、今ふりかえってそう思うだけで当時は「おおー!」なんて思ったに違いない。

・住めば都のコスモス荘 すっとこ大戦ドッコイダー
第7話
ショスタコーヴィチ/祝典序曲
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クーリカさんが戦闘コスでメカと戦うシーンで使われる。戦闘シーンなのだが、祝典序曲がよく合ってる。アニメのBGMにショスタコが使われる日が来るなんてと驚いたものだ。

・ガンスリンガーガール
第13話
ベートーヴェン/交響曲第9番第4楽章
参考資料
ガンスリンガーガールを見た人なら絶対記憶に残っていると思う。最終回、トリエラは夜空を見上げて第九を歌い出すのだ。そしてみんなも。アンジェリカの病室シーンと併せ持って私としては非常に印象的だった。

・涼宮ハルヒの憂鬱
第11話(一期)
ショスタコーヴィチ/交響曲第7番第1楽章
参考資料
射手座の日、コンピ研の作成したゲームのBGMがショスタコの交響曲レニングラードの第1楽章の行進曲部分。ゲームで進軍するのになかなかマッチしていると思う。

チャイコフスキー/交響曲第4番第4楽章
参考資料
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コンピ研のゲームへの卑怯な仕込みに対し、長門有希がそれを全て覆してSOS団が総反抗に出るBGM。長門のENTERキーを押すタイミング、コンピ研の総統が旗艦とともに吹き飛ばされるタイミング、これ以上は無いと言う程によく出来たBGM。

第14話(一期)
マーラー/交響曲第8番第1部
参考資料
初回放送の最終回。閉鎖空間でなりひびく。世界を破壊しながら迫り来る謎の巨人から逃げながらキョンがハルヒに「ポニーテール萌えなんだ」と叫んでキスをして閉鎖空間が消滅するまで。その瞬間が「Veni veni creator spiritus !(来たれ!創造の主たる精霊よ!)」であり、ハルヒ=創造主を連想させる。


★多分、明日の第2部に続きます

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AmazonのMP3ダウンロードでカラヤン指揮のブルックナー交響曲第8番を300円で買った

米AmazonでMP3ダウンロードが始まったとニュースが流れた時、速攻で米Amazonにアカウントを作ってAmazonのMP3ダウンローダをインストールしてダウンロードをしようとしたら「あんたのクレジットカードは合衆国在住者のものではない」と決済を拒否された。私が聴くのはクラシックなのでアメリカも日本も関係ないのに拒絶されて臍をかむ思いだった。

あの時から幾星霜、今日、突如として日本AmazonでもMP3ダウンロード販売が始まった。
そしたらさっそくやるしかないじゃない。

と言う事で、手始めに安い物を物色。
決まったのはこれ。
Karajan指揮のBruckner交響曲第8番。通しで1時間11分15秒が300円w
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指揮者がカラヤンと言うだけで、どのオケを振ったものか、いつの演奏なのか全然データが無い、しかも第1楽章が無いと言うメタクソに怪しいタイトル。でもまあ300円ならいいか、一応Amazonを信用してるよ、と言う事で早速1clickですぐ買うをクリック。

まずはダウンローダをダウンロードしてインストールしろと出たので普通にダウンロードしてインストール。その後買い物を進めるとデータのダウンロードが始まるが、.mz がインストール後のAmazonダウンローダにプログラムが結びつけられているのでそのままダウンローダが起動され、ダウンロードが行われる。
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全部で120MB程だったのでちょっと時間がかかった(光回線)。

ダウンローダのメニューにある様にダウンロード後のフォルダをエクスプローラーで開く機能があるのでどこに保存されたのかはすぐ分かる。

さっそくちょっとだけ聴いてみたが、うーん、これ、カラヤンかなあw
カラヤンぽさもあるが、コーダの部分が晩年のカラヤンと違う気もする。カラヤンだとしてもかなり初期のかな。一応ステレオ。

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プレミアム8<文化芸術>クラシックドキュメンタリー▽ヘルベルト・フォン・カラヤン

@NHK_PRのついーとで当日知って慌てて録画予約した。7/12にBShiで放送したもの。制作はUNITEL/MR Film 2007と言うからカラヤン生誕100年を記念した作られたのだろう。
参考資料

この番組はカラヤンにまつわる人々が次々と様々な事を語ってくれる形式なので1時間半の長さながら全く飽きない。飽きないけど、平日にそれだけのまとまった時間をとる事がなかなか出来なくて月曜の録画を木曜日に見る事になった。こう言うドキュメンタリーのテンポの良さはやっぱり欧米に限る。NHKに作らせると関係者の話がだるくなって30分で飽きて来る。

関係者のキーシンが若すぎてワロタw
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そう言えばこの頃TVを見てなんつーガキが出てきたんだと思ったものだった。

カラヤンは私が初めてLPを意識して買って貰った(当時のLPは高くて自分の小遣いで買えなかった)盤の指揮者。それ以降も何かとカラヤンの演奏が多かったせいかすっかりカラヤンでimprintingされた気がするが、私がカラヤンを好きなのは多分それだけではないと思う。

そんなカラヤンの生演奏を聴いたのはたった1回だけで、昭和59年10月23日に普門館で演奏されたブラームスの3番と1番だった。既にベルリン・フィルとの不仲が表面化していた時期だったので最盛期の完成度は感じられなかったが、それでも凄いなと言う印象だった。

帝王の印象しかないが、番組中で見せたジョーク好きの面と妙な表情は初めて知った。こんな側面もあったのか。
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二十世紀の巨匠指揮者に熱狂出来た時代がもう二度と再び無いかと思うととても寂しい。
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NAXOSが音楽再生出来ないのをよく分からない理由でプロバイダのせいにしている

NAXOS MUSIC LIBRARYで「Adobe Flash Playerで不具合の発生する方へ」に本日(3/1)奇妙な対処方法が掲載された。

【ご加入のプロバイダのセキュリティレベルの確認】(2010.3.1追記)
ご自身のパソコンの設定には問題が見当たらなくても、ご加入されているプロバイダの側で非常に高いセキュリティレベルを設定している場合、Flash Playerでの再生ができないことがあります(加入者に予告なく突然レベルを引き上げる場合もあります)。お手数をおかけして大変恐縮ですが、ご加入のプロバイダのサポートセンターにご確認下さい。

プロバイダの側で非常に高いセキュリティレベルを設定している場合

なんだ、そりゃ。

しかも、
(加入者に予告なく突然レベルを引き上げる場合もあります)

なんだ、そりゃ。
総務省的にそんな事が許されるのか。

もう少し具体的に書かないとプロバイダへの問い合わせも出来んだろ。


P2P通信と見なされて通信が絞られるとか切られるとかそう言う事?
もしそうだとしたら、こちらはプロバイダにはちゃんと接続料金も払っているし、NAXOSには月額料金も払っていると言う、両方に対して正当な行為をしてるのにそれが妨害されるって事?そもそもNAXOSは「プロバイダのセキュリティレベル」にひっかかる様などんな通信を発生させているんだ。

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