神様はじめました・第13話・最終回
廃神社と言う噂を打ち消そうとして祭を企画したものの、いつまでも神楽がうまく踊れず、挙げ句の果てに乙比古が奈々生の事を試してみましょうなどと言って放った瘴気を消す事も出来ず、巴衛にお前はここで隠れていろと言われたのが自分が必要とされていないと考えて、神社を飛び出す。ちょっと考えが飛躍しすぎな気もするが、奈々生の気持ちはいつも不安定だよね。
奈々生が居なくなったと知った巴衛は血相を変えて奈々生を探しに飛び出す。おまけに瑞希までもが奈々生捜索に巴衛の後を追ったから神使がふたりともいなくなっちゃったよ。
川越の市街(だよね)を狐火が探しても奈々生の気配は掴めない。自らは学校に向かった巴衛だが、女子トイレの中まで探しても奈々生は居ない。巴衛に無視されて怒った鞍馬が何をそんなに余裕無く目を血走らせているのか聞いても無視。でも瑞希がぽろっと奈々生が見つからないと言うから鞍馬に感づかれる。ここで鞍馬も捜索に参戦かなと思ったのだが、あくまで奈々生捜索の主力は巴衛。
案の定、奈々生はお札で「空気」になっていたが、行き先が無い。最初に戻っただけと自分に言い聞かせる奈々生だが、そこまでにあった出来事は無くならないよね。そしてふと見るとミカゲ社の祭を楽しみにしている子たちもいる。
楽しみに来てくれる人がいる、それを知って俄に目覚めた奈々生。あの社を自分が守らなくてどうすると。全速力でミカゲ社に戻る奈々生。
その頃ミカゲ社では乙比古の放った瘴気に触発されて嘗てミカゲが封印した土蜘蛛が外に出て来た。だからそう言う大事な物は高いところから落ちて封印が解けるなんて事の無いように低い場所に保管しておきなさいって。最初に瘴気を放った乙比古が事態の急変に驚いて瘴気の回収をしようとするが、逆にはじき返されて逃げ出す。
奈々生が戻った頃には虎徹が土蜘蛛の瘴気にやられて穢れを負ってしまっていた。それを身体に触ると言うのも聞かずに抱き留める奈々生。この瘴気は自分が何としても祓ってミカゲ社を守らなくちゃと。遅れて到着の巴衛も土蜘蛛の瘴気のあまりの強さにすぐに近づけないが、そこに見つけたのは神楽を舞う奈々生だった。
おお、奈々生の神楽、効いてる。
しかしあの練習の時にいつも躓いていたところでまたこける。盛り返す土蜘蛛だが、それを巴衛が防いで奈々生に再び神楽を舞わせる。奈々生の神楽の威力凄い。嘗てミカゲが祓いきれずに封印した土蜘蛛なのにどんどん押してるじゃないか。一度は逃げた乙比古も驚くが、そこにミカゲも助力して土蜘蛛を祓ってしまった。神社も綺麗に元通り。
こうして無事に祭の日を迎えるのだが、一体その夜店はどこから調達したのかと思ったら沼皇女の一族が店を用意したのか。鞍馬もやって来たし、龍王もやって来たし、そして南の地のあやかしの長達もやって来て、ミカゲ社再興じゃないか。そして奈々生は無事に神楽を舞う事も出来た。
かくて奈々生は再度神様をはじめました。
神様はじめました、面白かった。波はあるかもしれないが、大地監督と少女マンガ原作アニメは親和性が良いのかもしれない。今回はうまくはまったと思う。1クールなのが惜しい程に。原作は舞台をどう設定しているのか分からないが、もうちょっと川越を具体的に描く場面があっても良かったんじゃなかろうか。あまり出しゃばるのも鬱陶しいが、もう、あとちょっとだけ。
川越観光協会が協力してるのは分かるとして、埼玉りそな銀行はどう協力したんだろう。
ひょっとして川越の埼玉りそな銀行に行ったら何かグッズが貰えるとか・・・・ある?