コミックキューンに連載中の桑佳あささんの「はいどう!」と言う漫画があります。
つい先日たまたまコミックキューンを見たら廃道めぐりをする女子中学生の漫画と言う、廃道好き(マニアとまでは行かないけど)の私にハマる作品で、すぐにKindleでコミック第1巻を読みました。
ヤマノススメ以来登山をやってる私は、登山道の廃道は結構興味を持っていてこれまでもいくつか行ってみた事があります。
そんな訳で昨日は第2話で登場した旧国道20号、大垂水峠から相模湖に向かう廃道に聖地巡礼として行ってみました。
相模湖駅で下車して湖28に乗車して赤馬で下車します。
ここは未だ廃道に着く前。
林檎姉の運転する車で向かってる場所。狭いとか言うけどちゃんと幅ありました。
この先も未だ住宅地はあります。
その先の特定は難しくて、辛うじて分かったのはこの渡渉部分。
実はここは旧国道20号では無いと思います。GPSで国土地理院の地図を見たら国土地理院の地図が間違ってなければここに下りずに先へ進む道があって、実際道はあったものの、その先で事実上崩壊していて、さらに奥に行くにはここを渡って作業道へ入らなくてはなりません。
上記の地点を渡らずに進むと道路崩壊。
明らかに作業道と分かる、キャタピラタイプの車でないと登れない急登を登ると、一旦崩壊した旧国道20号に復帰出来ます。
作中では渡渉後に出現するこの通行止看板ですが、実際には旧国道20号に入って間もなく出現します。
ずり落ちた状態で。でも背後の木はそのまま。
石垣は所々にありました。古い道は結構石垣で法面を固めています。
該当する場所は分からないですが、似たような場所。
そしてこの話のハイライト。
道が開けた場所があって雪那が「広い道...」と振り向く場面。
この場面に惚れてここに来たと言っても全く過言ではないです。
と言っても該当箇所は定かでは無く、行ける範囲で開けた場所をここかなと言う感じにしました。
さて、思い立ったからと6月1日に探訪した訳ですが、本来は山中の廃道巡りにこの季節は全く合わないです。と言うのは既に新緑の季節を過ぎて山中は植物が繁茂してる状態で、冬だったら枯れて道や先が見えるだろう地点が全く見えなくなります。
道が崩れているかもしれないとか、穴が開いてるかもしれないとか、冬と比較したらずっと危険性が高くなります。
また、途中で本来の道は崩壊していて途中で作業道の方に渡渉した、と書いてる様に山歩きでバリルートを何度も歩いた経験があって山中の道がどうなっているのかを嗅ぎ分ける感性が無いと道迷いの危険性が高くなります。
即ち遭難の可能性がある訳で、元も子もない話になってしまいますが、
女子中学生二人だけで行って良い場所ではないです
あくまでも物語上の設定と言う事で。