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透明な夜に駆ける君と、目に見えない恋をした。・第10話

冬月から大丈夫とか何故そんな無責任な事を言うのか、辛いのにと激しく反発された空野だが、てっきり呆然とするのかと思ったら違う。それに動ぜずあの栞を出してやる。凄いな空野、これが愛すると言う事なのか。
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冬月はこの栞の事は覚えていた。時間軸上から無くした場面は覚えていない筈だが、それが自分のやりたい事リストであるのには気がついた。これを出されたら冬月も頑張る気持ちが戻って来た様だ。冬月が見えなくとも僕は笑っていよう。そんな気持ちが伝わっただろうか。

冬月は頑張る気持ちで花火の絵を描く事にした。描いたら折るから見ないで。描く所もみないで。ああ、これ、打ち上がってみたら「これは」と言う最終回が待っていそうだ。だとすると希望が持てる。

空野達三人でボランティアに来た。キッズタイムが終わってから三人で冬月の所へ見舞いに行くけど、空回り感が。

病院帰りに何か食べに行きたいと言う事で早瀬の希望で門前仲町のラーメン屋へ。そこで早瀬の実家が清澄白河だと分かった。23区内に実家とか富豪じゃん。うーん、23区内でも色々あるから。私も23区内だけど全然富豪じゃないし。それにしても空野と鳴海は寮暮らしの一方で冬月と早瀬は地元じゃないか。

次に空野が冬月の見舞いに行ったら頭に被り物をしていたけど、元気そうだった。でも冬月がうつらうつらしたせいで黙っていたら、空野がどこかに行ったかと心配してくれる。薬は効いているみたいで癌が少し小さくなったとも言ってくれる。嬉しそうに涙した。
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病室にはハマユウの花。甘い匂いするのか。へー。

でも翌日冬月の病室に行くと誰も居ない。いや、病室に何もなさすぎてこの部屋から居なくなった(良い意味も悪い意味もありえる)かと思ったよ。焦った空野がフロアを探したら冬月が歩く練習をしていた。寝てばかりだと体力なくなるから歩かなくちゃ。だって花火の日に自分で歩きたいから。頑張るって決めたんだから。

でもさらに翌日には会えない。容態が悪化して会えなくなったのだ。

面会謝絶でやる事が無くなった空野。早瀬は何やってるのか(鳴海は航海実習)。実行委員として花火を請け負ったから花火師の所へ行っていた。そこにあの琴麦。流石に花火研究会、ここでアルバイトしていた。だから手伝えと。

そうしていたら、花火を作ってる場面が見られた。玉貼の場面。綺麗に固めてそれが打ち上がった時に弾ける。

作ってみるか?と言われたけど、流石に花火玉は無理で線香花火を作ってみた。

やはりやる事なくて寮で本を読んでいたら空野香子から電話。空野が共通だから母かなと思ったらそうらしい。全く気兼ねない相手との電話、いいね。私はもう半世紀前でそう言うのなくなったけど。

その会話の中で「おじさんとの生活は?」とか「スタートしたばかりのかあさん達の生活」と言うので、さては再婚したのか。それを邪魔したくなくて帰省してないと言うけど、それで良いと思う。全くの他人だった人とプライベートが一緒の同居生活は凄く大変で、結婚した者同士は了解してるかもしれないが、それにつきあわされる子供には苦痛になりかねない。
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ともあれ何でも聞ける相手の母だから、相手が病気になって入院したらどうするかを聞ける。母は毎日見舞いに行くとはっきり言うのだ。死ぬまで手を繋いであげる。そばにいてあげなさい。

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