ふつつかな悪女ではございますが~雛宮蝶鼠とりかえ伝~・第4話
玲琳の弱い身体に入って苦しむ中身慧月。あまりに苦しくてまたぞろ炎の魔術を使って中身玲琳に文句を言う。だって薬を探してもあまりに多くの薬があってどれが何に効くのか中身慧月にはさっぱり分からない。これってかなり致命傷なのでは。
中身玲琳の方では莉莉が前回心を入れ替えたのであの簪は雅容に返却に向かった。でも多分雅容なんて人間は居ないんじゃないかな。
莉莉から金清佳の女官の命令だと聞かされた中身玲琳はやや驚いていた。清佳がそんな人間だったとは。身体が弱くて体調維持に必至だったから深く話す事が出来ず、清佳がどんな人なのかちゃんと見定める事が出来なかったのだなと。
莉莉の留守中に中身慧月が中身玲琳に文句を垂れるのだ。なんだこの身体は聞いてないぞ。全然動けないじゃないか、しかも苦しい、息ができない、熱が出る。息の件は中身玲琳の診立てでは過呼吸だろうと(どんな時代だよ)、ちゃんと息を吐いて吸うのをやらせる事で落ち着かせ、熱が出た時の薬の場所も教えてやった。でもそんなに苦しんでいるのならもう元に戻った方が良いのではないかと中身玲琳は中身慧月に切り出すが、当然中身慧月はそんな話を受けられるか、身体はこんな状態だが、皆からチヤホヤされていて体調さえ戻れば良いのだと断る。
そもそも自分の身体には雛女として相応しい物が何一つない、そんな身体に戻る訳が無いと言う。そう言う中身慧月に中身玲琳はそんな事はない、名前だって素晴らしいではないか、あの箒星と同じ彗と言う名前を貰っているのだからと告げるが、中身慧月は納得しない。
少しほだされそうになったけど。
戻って来た莉莉だったが、やはりあの雅容と言う上級女官とは会えなかった。ひょっとしたら鷲官長に突き出す話を持って行ったのではとも思うけど、でもあんな事があったのだからもしそうならとっくに鷲官長が来てる筈。
女官同士の話は決着出来なかったかもしれないけれど、中身玲琳曰く、雛女同士の話は決着がついていないと息巻く。
でも決着ってどこで?三日後に中元節があるが、今の中身玲琳の状態では上級女官は誰も一緒に来てくれない。それは大丈夫三日もあれば錦繍の衣を繕って上級女官の莉莉にあげると言うのだ。莉莉、中身玲琳から上級女官に指名されました。
それでも無理と言う莉莉に、自分の女官をこんな目に遭わせて黙っていられないと言う。
さて、尭明皇太子の方。辰宇からあの刃傷沙汰の報告は受けていた。今の慧月は変わろうとしていると辰宇が言うものの、尭明は未だ慧月を憎んでいる。単に慈悲深い玲琳を「真似た」だけなのではないのか。今度玲琳の猿真似をしたら首を刎ねるとも言った筈だ。最近玲琳の身体が弱っているのを見ると慧月への怒りがつのると言うのだ。おやまあ尭明さん、そっちの方向に解釈してますか。これは当分誤解は解けそうにない。
三日もあればと言っていた錦繍の衣が徹夜で完成してしまいました。
あの呪いの人形がしっかり針刺しになってる(笑)。
ただ、朱家の他の女官からはバカにされたと言う話を聞いた中身玲琳さん、だったらそれこそ市場最も豪華な銀朱の衣装にして見返してやりましょうと言い出した。
それを聞いて呆れた莉莉、今自分が言ったのは自分は銀朱に相応しくないと言う意味だと言うが、中身玲琳は成程相応しくないけどこれから相応しくなると言う向上心ですねと理解しちゃう。
ではそのお手伝いと言う事で上級女官に相応しい訓練しましょうと。
ただ、その時に中身玲琳は「藤黄の衣装を纏う莉莉は素晴らしいでしょう」と思わず口走った。でも藤黄とはあの黄家の黄麒宮の女官の衣装で朱家のではない。朱家は銀朱と言っていたではないか。あ、ヒントいただきましたね、莉莉。
では代わりに莉莉は自分に胡旋舞を教えろと言う。そんなの無理と言う莉莉に、あなたの母は胡旋舞の名手であなたはそれをずっと見てきたのでしょうと、ちゃんと母を評価してくれる中身玲琳。
さて、中元節の日。噂に出ていた金清佳、やっと本性が語られる。実際のところやはり将来の皇后確実な黄玲琳に取り入って自分は貴妃となろうと考えていた。そもそも玲琳を評価してたのは本当で、その玲琳が今回出られないと聞いてつまらない中元節だと思っていた。そして慧月を完全に見下していた。

