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透明な夜に駆ける君と、目に見えない恋をした。・第5話

冬月の家庭が登場。優しそうな母(陽華)で良かった。
冬月は中学までは視覚があったと言うので、これまでも空野の説明から風景を創造する事も出来たし、今回は帰宅時の照明の点灯と言う<大事な>習慣も持っていた。

前回人前で食事するのは苦手って言っていたが、やはり口の周囲を汚すかもしれないのを気にしていたのだ。

母陽華、娘小春がデートをして来たともう分かってる。このあと語られるあれだけ入念に準備したらそりゃデートだろうと思うのだろう。
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ただ、ここで一つどうなんだろうと分からなかったのが小春が自分でメイクしたと言う点。唇はなんとなく分からないでもない。目の周辺とかも触ってなれていると大丈夫なのかな。

目が見えずともやりたい事は沢山ある冬月。なのに大変だろうと思われ、その結果距離を持たれるのが悲しい。だが空野は頑張って理解しようとしてくれた。確かに最初はよく分かっていなかった空野だけど、少しづつこう言う時はこうするのが良いと勉強してる。そうやって近寄ってくれているから、

冬月は空野が好き。

あ、もう完全に自覚して好きなんだ。それはやはりあの「名前呼びして欲しい」と言う時が契機だったのかな。

このあと、冬月さんは空野が好きで好きで身悶えします。
ただ、じゃあ自分から告白したら良いのだろうかとか悩む。
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東京海洋大学の学園祭の海洋祭が6月に行われる、らしい。あー、もう終わっちゃったのか。その中で楽しまれるイベントにカッターの乗船体験があるらしい。それを動かすのが寮生で、カッターの伝統には色々な物が語られているが、漕がされる空野からしたらだるいものだった。

でもそれに冬月とかが乗ってくれたら話はちょっと違う。
因みに私は院生時代に研究室がやたらとイベント好きでレガッタ(カッターの中で競技に特化したもの)の漕ぎ手参加もさせられた。そんなには大変ではなかったかな。勝ち負けは別として。

冬月、存分に楽しんでる。やはり何かを楽しむのを求めてるんだな。だが早瀬の様子がおかしい?と思ったら船によったそうだ。船に弱いとあれでもようんだな。

この日は学祭の最終日らしい。冬月曰く、最後に花火が上がると聞いた。早瀬からお願い、実行委員は学祭の最後に仕事があるから冬月を頼みたい、鳴海曰く、このあとバイト。

と言う事であとでいつものテラスで待ち合わせ。
学祭で花火の打ち上げあると知っていたらあんなに大量に花火買わなかったのに。とこの時はそう思っていました。晴れてたし。

空野の方も冬月と待ち合わせが出来るのに喜んでいた。すっかりこっちも好きの気持ちも大きくなったね。

早瀬の実行委員の司会の声が聞こえてきた。このあとは浴衣コンテストがある。浴衣、着てみたかったなと言う冬月に空野はどこまで考えて言ったか分からないが、冬月が浴衣コンテストに出たら一位だよと言うのだ。でもそれに冬月は突っ込んで来た。自分が浴衣コンテストに出たら票を入れてくれるのか。そこまでは空野も迷わずに入れると言えたのではないか。ただ、一位はどうなのか。白杖を持った子が出て来たら世間のある程度は差し引きしてしまうかもしれない。
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でもそれは関係ない。自分は冬月に入れる。
それって告白みたい。慌てた空野が容姿が良いから入れるって意味とか、それも告白じゃん。

そんな話をしていたら空が曇って来た。浴衣コンテストの優勝発表をした頃に雨が降り出した。かなりの強い雨で、花火の打ち上げは中止になってしまった。冬月のやりたい事の花火は先送りになってしまった。

雨に少し濡れてくしゃみをする冬月を一旦寮に連れて行く事にした空野くん。

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