対ありでした。~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~・第8話
次のpoolであのgekidoと対戦する事が決まった深月。眼の前でgakidoによる禍腐餌悪霊にミスを誘う見事なプレイを見て思う。この人には勝てない。そもそも深月は小学生の時、スト4の時代に既に頭角を現していたgekidoを見てワクワクしていたのだ。その時既に高みに居たgekidoと、こんなプレイが出来るgekidoと戦って勝てる訳がない。
ただ、こう言う深月の沈滞を破ってくれるきっかけを作ってくれたのは夜絵だった。試合前に夜絵が緊張してしまってどうしましょうと言って来る。そもそも相手の禍腐餌悪霊を知ってるのかと聞くと、一ミリも知らないけどプロゲーマーと言う肩書だけで緊張してるというのだ。
深月にとっては大きな存在すぎてgekidoを呼び捨てにする程。イチロー現象ですね。いや、それ何となく納得したけど。そしてそこを夜絵が指摘する。それほどの伝説のプレヤーと対戦出来るなら楽しみすぎるのでは。遠足前の小学生みたいに。そう言われてハッと思う深月。あの時の自分がgekidoと対戦出来ると知ったらどう思ったか。武者震いの深月。その手を握る夜絵の手も震えていて、震えを震えでキャンセルするのは無理かって言うけど、いやいや、ノイズキャンセリングは波長を波長で打ち消してるからね。
覚悟が決まった深月。みんなgekidoの対戦を見たくて集まって来ている。当然この女子高生ではと言う顔をして。ところがその女子高生が善戦する。驚きが走るギャラリー。ここでもう星識は深月の力に気がついた。
そんな対戦が行われている最中、一ノ瀬の珠樹は花と出くわしてしまった。花はあっさり第二poolを通っていた。そんな姉さんと話がしたいと言ったら、姉花は画面の中で話そうと言うのだ。あーあ、引きずり込まれてしまった。
そして夜絵と禍腐餌悪霊の方。
髪の毛のセッティングが間に合わなくて一層清楚なお嬢様っぽくなっていた夜絵と、gekido以上にオラついてる禍腐餌悪霊が並んでいるのを見てギャラリーは「どんな絵面だよ」。
禍腐餌悪霊もそう思った。最近はeスポーツとか言って色々な層が入り込んで来ている。こう言うチャラついた女まで。と思った次の瞬間、流石禍腐餌悪霊さんだぜ!アケコンを自分の額にぶち当てて流血させて自分を目覚めさせる。なんだ自分、相手を知らないのに見かけだけで侮るとは。本気出して叩く。そうか、侮って負けるより、本気を出したのに負ける方が盛り上がるか。
犬井は藤宮との対戦だった。藤宮、犬井とか相手にならない、処すと言うのだ。あったな「磯部磯兵衛物語」の処すって。
でもそう言うメスガキにはわからせるのが犬井。
わからせプレイの犬井。
引きずり込まれた珠樹はすっかり花にやられてしまった。当てられてしまった。またも何故まだゲームやってるんだと言われてしまったが、これが前回あんなにかわいい良い笑顔をしていた珠樹さんか。最高の笑顔だったのに。このあとどうにかなってくれるのだろうか。
さて、今回メイン(と思う)深月対gekido。確かに深月は押してるが、このgekidoさん、相手の戦い方をしっかり学習してそれに対抗するタイプだそうだ。それがそろそろ....あ!深月さんが先に1セット取りましたよ。
そしてもう一方のメイン。名前も知られていない「白百合さま」に禍腐餌悪霊が1セット取られた。どう取ったのか、その解説を観客の一人谷本陽次(28)から教えて貰いましょう。いや、格ゲーはさっぱり分からんが。
最初はたまを撃っていただけで勝ち抜いて来たのかと思っていた。みんな。でもだんだんみんな気づいてくる。普通じゃない。これは第六感?
夜絵が勝った瞬間に呟いた「やってない」。
これは一体なんだ。
頭では思っていない事を手が勝手にやったとでも言うのか。

