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ふつつかな悪女ではございますが~雛宮蝶鼠とりかえ伝~・第7話

遂に冬雪が気がついた。東屋には確認に来たのだが、止血布の巻き方微笑み方困った時に頬に手をあてる仕草、全部嘗ての玲琳がする事だ。そう言われて実はと中身玲琳が言おうとしたが禁術でそれは言葉に出せない。

今更気づいてあわせる顔が無いと下を向く冬雪に、だったら私が同じ目線になりましょうと中身玲琳は膝をつく。これもまさに玲琳様。なぜ七日も気づかなかったのか。やはりここまではたった七日だったんだ。

冬雪が気づいたきっかけはつい先ごろの外見玲琳の様子からだった。あの破魔の矢のおかげでやっと光熱で意識が朦朧としていた状態から目を覚ました外見玲琳。でも明らかに玲琳としておかしい。

女官達は慧月が夜通し破魔の矢を放ったおかげだと語るが、中身慧月はそれを認めない。あいつはドブネズミ。玲琳がこんな言葉をはくなどどうしたのかと訝しがる女官達に、冬雪は熱で錯乱されたのでしょうと薬湯を勧めた。そのあと冬雪は他の女官を睨んで下がらせたが、二人になった時点で冬雪がとうとう外見玲琳を組み伏せる。

おまえは誰だ!
私の至上のお方の名前を騙るな!

我が主人は他家の雛姫を罵る事などない。まあそうだよね、だって前回清佳から慧月はいつも玲琳を恨みがましい目で見ていたと言われて、え?そうだったの?と思う位なんだから。

そう言って短刀をつきつけて中身慧月から全ての事情を聞いた。
快く話してくれました。
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いや、そう言う顔じゃないだろ。

ひるがえって莉莉は気づいてなかったの?と聞かれた莉莉、薄々おかしいとは思っていてひょっとしたら中身は玲琳ではと感づいたものの、一方で尭明皇太子殿下の胡蝶と言われていた雛姫が、一緒に暮らしたらアレな人とは思ってもみなかった。

そこに触れなかったのは口に出してしまうと今の中身玲琳との生活が壊れてしまうかもと思ったからだ。

禁術で真実を話せなかったのを見抜けず、罵った挙句にあの毒を渡してしまった。なんと言う不実な事をしてしまったのか(まあ毒は獅子を倒す予想外の結果を招いたんだけど)と、冬雪は自害しようとする。

当然それを止める中身玲琳。と言うか慧月を断罪するとか言っていて今ここで自害したら出来ないだろ。そんな冬雪に中身玲琳からの罰は皇太子などに言えないと言う罰を与える。

冬雪は送り出したものの、中身玲琳、流石に疲れが頂点に達していた。それを莉莉は無理にでも寝かしつける。

一方、何もかもバレてしまったと思っている中身慧月。身体を入れ替えたのに僅か七日で早くも周囲から嫌われている。どうして玲琳はこんなになってまで美しい心で居られるのか。

その中身慧月の傍らで香炉がひび割れていく。そこで中身慧月は気づいた。あの病魔に犯されている時に無数の目玉が襲って来た。それが破魔の矢で消えて行った。本当の病なら破魔の矢で消える訳が無い。それはあれが禁術だったからだ。そう思った中身慧月の眼の前で香炉が砕け、中から呪いが姿を現して消えていく。こんな禁術、自分以外で使える者は一人しかいない。え?だとしたら。

重い病から快復へ向かった玲琳に対して各家から見舞いが届く。これまでちゃんと描かれていなかった各妃がここで分かるのだが....あれ?思っていたのと違うぞ。

セーラームーン(金=黄色)とセーラーマーキュリー(水色)が暗に黄玲琳の悪口を言ってるぞ。その様子を見て清佳が慧月が居たらこんな腐臭も目立たなかったろうにと思っている。そうなのだ清佳は慧月を見下してはいたがちゃんと筋を通す子なのだ。だから実の親かどうかは知らないが後見人の金麗雅もそれなりの人物かと思っていたのに。藍家は雛姫が幼いから分からなかったが、藍芳林もこんなだったのか。
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そして最後に入って来た朱雅媚、おやおや香炉を見舞いに持って来たぞ。そして何やら脚を痛めている様子。まさか呪詛返しのせいか。

見舞いに対して黄絹秀は玲琳が快復したと言うと、麗雅はそれを喜ぶものの、これだけ病弱だこれで子をもうけられるのかとケチをつける。中身はちゃんとしてる清佳が思わず(あ、おばさまって言ったね。実母じゃないか)静止しようとしたが、絹秀がなんなく返す。陛下がおまえは声が大きいのに難儀すると言ってたぞと言うのだが、それを聞いた瞬間はただの大声と思ったのに、みなの反応があの時の声みたいな反応なので、それを匂わせたのか、子をもうけるにかけて。

すっかりやりこめられた麗雅を清佳が詫びる事でとりなす。やはりこの子は筋が通った子なのだ。

さてここから回想。麗雅があの様な態度なのは仕方がない。雛宮時代、つまり今の皇后や妃が未だ皇太子の妃候補だった時代に、誰も絹秀が皇后になるとは予想していなかったのだ。では誰が。それはあの朱雅媚。容姿も優れ妃候補の中では一番だった。

今を遡る二十二年前、絹秀と雅媚はあんな様子で仲が良かったのか。雅媚も絹秀の為に色々してくれたし。
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しかしそれがひっくり返ったのは皇太子が流行り病に倒れた時。

当時の鷲官長が報告する。皇太子が流行り病で病状が重い。雛姫方も各宮にて禁足して伝染を予防して欲しいと。それを聞いた雛姫は全員が恐れおののいて宮に戻る中、絹秀だけが夫の為に命を捨てる覚悟ならあると一人看病に入る。

それに皇太子が応えたか、或いはこの雛姫なら皇后としてその任にたえられると思ったか、絹秀が立后される。

その話のあとでまたぞろ麗雅が余計な事を言う。尭明殿下みたいな立派な皇子を生んだのは皇后陛下だけだと。これに絹秀がわざと盃を落として話を遮る。最後に出て行く雅媚が自分の為なのかと言うが、雅媚は子をなせなかったのかな。

どうも雅媚は多く含むところがあるみたいで、しかも今回またあの香炉が発動する。
今度は絹秀に。

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