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これ描いて死ね・第5話

石龍がコミティアに参加するのに何の問題があるの、と言う事で安海達は俄然その気になった。コミティア凄かったんだよ。でも手島が速攻で否定。サークル参加するならそれなりの頁数の本を用意する必要がある(そりゃまあそうだね)、学業が第一優先で漫画に時間を取られてそれが疎かになったらだめ、サークル参加すると言う事は東京へ行く、旅費もかかるし泊まりになるから親の許可が必要、と言うけど、それを石龍がひっくり返す。

ちゃんと7月の期末テストの成績をおさめてその後に漫画を仕上げて(12Pのコピー本)親の許可が取れたらいいんですよね。

そこまで言うなら持ち帰らせて貰おう、私は反対だがな、と手島は出て行った。おや、渋々認めるのかなと思ったら、渋々認めるどころではなかった。コミティア体験合宿のしおりを徹夜で仕上げて来て、これを親に見せて理解して貰えと。
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申し込み期限は来週なので、それまでに親の許可を貰う事。
でもこれって藤森にはハードルが高そうだなあと思った。

思ったが、予想外に安海母が強硬だった。一方で父は理解が早い。
赤福父はちゃんと分かってる。家でやる事やるなら構わない。一番最初に許可が出た。
石龍母は、そりゃ以前から石龍がコミティアに参加してるのだから反対なんてしないだろう。
安海母は強硬ではあったが手島の合宿しおりが効いた。成績が下がらないなら認めよう。

さて、問題は藤森家です。そもそも怖くて切り出せない。
赤福が「みんなでxxxxやらねー?」と言ったけど聞き取れなくて、その後の流れで「テス勉」かなと理解した。これはチャンスだと藤森はうちでやらないかと誘う。

しかし試験勉強ならと部屋に案内してくれる母に自分達は漫研の仲間なのだとあっさり赤福が言った事で表情が変わった。漫研?なんだそれは。そこから母の説教が始まって安海はおろか赤福も口を挟めない雰囲気になったが、いきなり石龍が自分達は客だと言い出した。ネットで予約したのだ。保護者の許可はその場で電話して石龍母が許可を出した。

そこまでやられたら当然反論出来ずに部屋に通される。藤森は怖くて言い出せなくて、みんなと一緒ならと思ってやった事だと謝るけど、石龍はどうなんだと言うのだ。自分は言いたい事を言ったまでだが、あの人(=藤森母)は、あれでは傷ついてる筈だと。凄いな、そこまで相手の気持ちを考えられるのか。そのくせ人との距離が分からない、自分の友達は漫画だけ。漫画ならもっとうまく言えたのにと。

でもこれで藤森が気がついた。

面と向かって言えないのならと藤森は自分の気持ちを漫画にしたためた。
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あ、これ、ちゃんとした親なら子供にここまで描かせたのかって気持ちを汲まない訳が無い。そして藤森母はちゃんとした親だった。藤森も許可が出た。

これで万事大丈夫、かと思いきや石龍の先日の小テストの結果が酷かった。石龍、漫画ばかり描いてたら留年しちゃった、アハハって、今回はそうは行かないぞ。と言う事で今度こそ本当にテス勉。これって人生に意味ある?と定番の言葉が出たが、今回は意味あるんだ。点数取らないとコミティア行けないぞ。

真夏になったら暑さも本格的で貸本屋二階の古いクーラーではちゃんと冷やせない。ファミレスでネーム描きたいと言う石龍。東京の漫画家はファミレスでネームやるのか、ってよくそう言う描写あるし、ネットでも漫画家のそう言う発言(昔は喫茶店)見るけど、改めて思うが外だと他人が居て気が散らないのか。

サークル名は「王島南高校漫研」で申し込んである。さてでは本を何冊何部出して、価格はどうして著者名はどうするか。石龍は1000部「しか」刷らないよとあっさり言うが、よくあるそれに乗っちゃ駄目な話だ。手島も初めての時に1000冊作ったが売れたのは1冊だった。中身もさる事ながら、名前が知られてないとね。そもそもコピー本なら1000冊作れないだろうに。ペンネームは三人の名前を入れて「赤福想」となった。いや、赤福出過ぎだろ。

ネームの段階は先ずは安海が一人でやらなくてはならない。だから手島が来た時に二人だけになったが、その時に聞いてみた。手島もネームをファミレスでやったのか。あっさりやりましたとか答えるのかと思ったら、集中してネームを描いて朝を迎えた話にまでなった。充実した時間だったんだな。

さて、頑張ってコピー本が完成しました。

そして本土へ。今回は船だから4時間半かかるのか。やはり遠いな。飛行機とか使うと違うんだろうけど。日の出桟橋辺りに着いてゆりかもめに乗るけど、次の場面は通常の電車の車両だったな。あとで言われたけど舞浜辺りらしい。じゃあ京葉線か?

安海が最初に描いた漫画を石龍が見て凄い面白い、安海の漫画と友達になれたよとか言われたので目が冴えて眠れなくなった安海。だからラウンジに行って、そこで漫画を描く。集中した結果、朝5時を迎えて夜明けに。あ、8月下旬のコミティアの時期の日の出時刻とちゃんと合ってるね。この辺を適当にする作品が多いんだけどこれはちゃんとしてた。
と思ったが、日の出の方向が違うのでは?ホテルの建物は「スパ&ホテル舞浜ユーラシア」で、窓からディズニーシーを見てるけど、そっちは西だ。
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手島が見たと言うのと同じ景色が見られた安海。
そしてこの時描いた本も追加で出す事になった。

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