ふつつかな悪女ではございますが~雛宮蝶鼠とりかえ伝~・第8話
莉莉が疲弊していた。冬雪が外見慧月の中身が実は玲琳と知ってから頻繁に訪れては莉莉に色々命じるのだ。でも何故夜に来るのか。鬱陶しいので黄麒宮の人間が気安く朱駒宮に来るなと言ったら勝手に壁を移設してしまった。元の壁はもう色が消えていたからと。
それを聞いた中身玲琳があっぱれな根性と褒め称える。
いや、ここに来るまでに朱駒宮の敷地を歩いてるだろう。
昨日は昨日で他の金家と玄家と藍家からお見舞いの品が届いてその対応におわれたと言う。特に金家はあの清佳が自らやって来た。か、勘違いしないでよね、と。金家はあの清佳だから分かるが、玄家も藍家も今の慧月を見舞う程に見直したのだ。
さて、例の莉莉を縛った簪の件。これまでの事から少なくとも清佳は全く預かり知らぬ事だろう。ああ言う性格だし。金麗雅が差し向けた可能性は無いとも言えないが。真相は闇の中。莉莉はもう良いと言うけど中身玲琳が許さない。私の大事な女官をこんな目に遭わせたやつに落とし前をつけると。
そこに扉を叩くものありけり。中身玲琳は冬雪かなと思うけど、もう何度も何度も起こされた莉莉は叩き方で違うと分かる。果たせるかなやって来たのは鷲官長だった。差し入れの痛み止めの薬を持って来たのだ。
玄家も藍家も慧月を見直した程なので鷲官長もどうして慧月が玄家の弓など引けたのか疑問に思っている。正体がバレてはマズい。ともかくここで鷲官長に質問。例の金家の上級女官の簪が盗まれた事件があったが、あれは何か分かったかと。確かに届け出はあった。それを覚えているのは金家ではその前に白練の衣も盗まれたと言う届け出があったから。
こうなって来ると金麗雅が差し向けたのではなくて、誰かが金家のフリをしてやった事ではないか。
次にやって来たのは朱家の女官。勝手に壁を動かすとは何事か。まあ動かしたのは冬雪なんですけどね。ともかく莉莉が居なくなったところで慧月を呼び出した。
慧月は酷い状態。玲琳の差し入れの薬で病状はマシになったが、冬雪にバレた以上はもう駄目だ。いつか打首になるかもしれない。ともかく今は病気の忌祓いの為と言って他の女官を近づけない。
入れ替わりを戻したらと言う玲琳の提案に、慧月はもう無理だと言う。でもあなたには後見人の朱雅媚が居るのではないかと聞かれて、慧月はこれを仕組んだのは雅媚だと言うのだ。その雅媚さん、前回絹秀から脚はどうしたと言われていたが、やはり呪詛返しのせいだろうか。
中身慧月が具合を悪くしたのは蠱毒を仕組まれた香炉のせいだ。それは金家から贈られた筈の物だが、金家が蠱毒の呪いを出来る訳がない。金家を騙る企みがここでも。
全ては雅媚が仕組んだものか。慧月の後見人の筈の雅媚が何故そんな事を。雅媚の欲しかった物は慧月が持っている禁術だと考えると、それを手に入れたら玲琳を殺し慧月を口封じで殺す理由は出て来る。
あの時は気づいてなかったが、慧月は雛宮に入って自分自身を憎む様になっていたのだ。入れ替わって一層自分が嫌いになった。玲琳に自分を殺して良いと言うけど、玲琳さん、それはごめんなさいって意味ですよねと。
玲琳、慧月を受け入れちゃうのだ。
それを告げるのに悪女の真似するけど、最初はてっきり清佳の真似かと思った。
では雅媚の本当の目的は何か。二人の雛姫を亡き者にする程度ではなかろう。と思った所に莉莉からの知らせ。尭明が来たと言うのだ。慌てて炎は消して二人の入れ替わりの状況を消しておく。
何か持って来たなと思ったが、あれか、前々回紫龍泉の水を汲みに行くと言っていたあれだ。か、勘違いしなでよね、玲琳の為に汲んだけど汲みすぎただけだから。いやあんた二杯汲むって言ってたよね。
尭明、以前から暗愚ではないと描かれていたが、中身玲琳が看病したいと言った時に端から疑ったのを謝る。それを聞いた中身玲琳が自分がしたくてした事と頬に手を当てるが、おい尭明、その仕草を見て何か思わないのか。冬雪はそれで気づいたぞ。ただ、以前からの慧月に見えないとは感じたので、危ういところで莉莉が介入。霊水が尭明殿下のお召し物に!
ここで鷲官長が急を告げに来た。黄麒宮で皇后絹秀が倒れた。病状は先日の玲琳と同じ。そう聞いたら伝染病かと思うのは当然だが、もう中身玲琳には分かる。これは香炉を使った呪い。今度はそれを砕くだけで呪いはとけそうそうだが。




















































































































