これ描いて死ね・第4話
何を作ってるのかと思ったら、貸本屋の二階で積んでる状態の本をしまう本棚か。よくもまあ手作りでそこまで本は重いから高層建築にすると大変だぞ。
手島がやって来て漫画を描くなら机と椅子が必要。家のを持って来ようと言う。提供出来る机と椅子があるのか。
作画はデジタルとアナログどちらでやるか。デジタル作画の初期投資は10万円位から....え?まあここ最近値上がりしたからなあ。それを聞いて安海は速攻でアナログを主張。手島の機材を貸すと言ってもそれだともう手島が描けなくなるからとアナログを主張。
あくまでも趣味の範囲でどうしたいのかを聞く手島。だから赤福がゴロゴロしたいと言っても文句を言わない。自由な発露で描け。
安海に何かアドバイスをと言われて手島は先日見た作品はまとまりがあまり無かった。だから数ページのショートを描いてまとまりをつけられる練習をしてみなさい。
そうして描き始める最初のショート作品。安海と藤森が相談する場所が波浮港見晴台なんだけど、ここの風景良いなあ。あとから気づいたけどこの眼の前が赤福のお店なんだ。Google Mapで見たら実際では「みはらし休憩所」と言うお店がある。
こうして出来た一作目。赤福の批評では藤森の絵は良いけど尻切れトンボ。手島に見せたらやはり藤森の絵は良いと言う。なので今度は原稿用紙にしっかり描いてみなさい。
二作目、赤福の批評では藤森の絵は良いけど内容が無い。
三作目、やはり赤福も手島も藤森の絵は良いのだがと。
すっかり落ち込んだ安海、それを気遣って藤森は今度一緒に波浮港見晴台への山登りしたいと言ってくれるけど、今度ねと。ポコ太、そんな安海に友達を頼れと言うのだ。だから翌朝は藤森の家に行って一緒に山登り=見晴台登りしようと言ってみた。
いつもの見晴台で相談。藤森はショートでどんなのが描けるのかネットで見てみた。するとストーンドラゴンのが面白いと言う。あのコミティアで塩対応された子だ。いつもラストは一枚絵で印象的。これを見習いたいと藤森も安海の話のラストになりそうな絵を描いてみた。
ここに着地する話にしてはどうか。と言う事で描いたのを赤福に見せたら、今度はまとまりすぎてつまらない。次は予想の範囲内。あ、これ赤福の批評が鋭いってやつか。
こうして赤福の批評もクリアしたのを手島に見せた。これはよくまとまっている。どうやって描いたのか。ここまでのやり方を手島に教えたら、いままでまとまりが無かったのは結末を考えずに描いていたから。手塚治虫の教本で演繹法と言われていたもの。今回の結末から逆算で描いたのは帰納法。
え?そう言う定義なの?漫画界では。
通常の演繹法と帰納法のイメージと違うな。演繹法の方が最初に全体構成を決めて描く、帰納法は一つのエピソードを繋げて行って描く、な感じなのに。
これを自ら導き出したらもう漫画の奥義極めたなと言う安海に対して、当然ながら手島がそんな事あるかー!と怒る....かと思いきや、それをしまっておいた。何故ならこれは趣味だから。趣味であらねばならない。
転校生がやって来ました。
OPとかであのストーンドラゴンが居たから仲間になるだろうとは思ったものの、本土と伊豆大島でどうするの、まあ今はネットあるけどとは思ったが、ストーンドラゴン転校して来ちゃったか。
次は手島による作画指導。50年前はそうやって描いたな。「ジャーン」なトレス台は使わなかったけど。比較的清書に近い絵をシャープペンシルで描いて、それをペンでなぞったから。
「ジャーン」明日からはスクリーントーンを使いましょう。私は結局スクリーントーンはあまり使わなかった。遥かいにしえはスクリーントーンが兎に角高かった。そしてアイシーやデリーターが手の届くトーンを出して以降は確かにまあ使えるけど、今度はカットが面倒で丁度その頃にWindows3.1とかWindows NTでの絵描きに移ったからアナログでのトーン貼りは結局ほとんどしなかった。
見晴台で話をしていたらストーンドラゴンがバイクでやって来た。藤森を無視して安海を乗せて海へ。ストーンドラゴンこと石龍、島を巡って取材の為に安海を案内役にした。石龍、何にでも興味を持って取材。転校理由は母が入っちゃったから。なんだろう。
作品に登場する「漫画が凄い人」ってこの石龍もそうで、何かを見てみんな妄想の領域を膨らませる。
石龍も「ロボ太とポコ太」が好きだと言うのだ。だから漫画研究会に入らないかと誘う時に顧問があの☆野0だと言ってしまう。それを人質にするのはどうかと思ったけど、言ったら石龍がすっかり手島に懐いてしまった。チューする程に。

