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対ありでした。~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~・第1話

ここはお嬢様学校の黒美女子学院。そこの高等部に外部生として入学した深月綾。しかし染み付いた一般家庭の子のキャラは無理に黒美女子学院に合わせようとしても空回りしてしまう。ところが同じく外部生として入学した夜絵美緒と言う子が居た。見た目がまさにお嬢様で仕草も完璧なお嬢様。同じ外部生なのにこうも違うものなのかと深月は思って見ていた。

ああ、これ、夜絵が実はってパターンだ。

ところが或日、深月が校舎を歩いていたらとある教室から何か妙な物音が聞こえて来る。何だろうと覗いてみたらそこに居るのは夜絵。手元の操作盤からして何かゲームをしているらしい。そしてそのゲームをしている時の夜絵は普段のみんなから憧れの目つきで見られている夜絵とは正反対だった。挙句にゲームで勝ったらしく「ヨッシャー!」と叫ぶ。

思わず深月が「ストフォー」とボソッと呟くとそれに気づいた夜絵がツカツカと近寄って来た。これはマズいなと深月は誰にも言わないからと言ってその場から逃げる。

しかし、それ以降夜絵が深月をじっと見つめる。あの「白百合さま」が深月に関心を持ってると周囲から見られてホトホト困った。

それは後日分かった。あの時に深月が画面も見ずに「ストフォー」と呟くので、深月がプレヤーだと気づいた。そして実際に手を見たらコントローラーを散々使ったタコが出来ている。

見破られた深月だけど、もう格闘ゲームはやめたのだ。確かに小学生の頃は男子と一緒にゲームにハマっていた。だが、いつ頃だったか、その時の感動が失われてしまったのだ。そんな自分をなんとかしようとこのお嬢様学校でやり直しを図る為に入学した。

なんて説明をしたのに、夜絵は聞く耳を持たない。プレイしようと迫る。深月は面倒くさいとか同情したとか、それとは違ってあの楽しそうにプレイをして輝いてた夜絵に惹かれてまたプレイしてみる事にした。

したのだが....
あれ?こんな事までしていて実は雑魚では?
参考資料

最初のプレイは深月が夜絵をタコ殴りにして勝った。しかし次の対戦をしたら夜絵のプレイが変わっていた。短時間で学習したのか。そして今度は夜絵が勝つ。なんだこいつ、と思ったところで学院の校務員が音を聞きつけて教室に入って来た。

ここはお嬢様学校で夜の静粛時間はスマホも預けなければならない程に厳しい学校。ゲームをやっているのがバレたら退学と言うのを聞かされて、深月は夜絵を連れて最後のガラスをぶち破れとばかりに飛び出す。

また、って言われるけど、退学を回避しながら対戦ゲーム続けるのか。

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