乙女怪獣キャラメリゼ・第1話
タイトルから内容を全然想像出来なかった。
赤石黒絵は幼い頃に告白した時にお化けと言われたのがトラウマになって、もう人間なんかに関わるものかと思っていた。でも何故お化けなのか。
ああ、そうか、手が「怪獣」なのか。でもそれだけで乙女怪獣?いや先があったんだな。
黒絵は今はもう高校生。他の高校生と違ってちっこいけど。そしてあの時に誓った言葉どおりに他の人間とは関わりを持とうとしなかった。普通に会話なんて出来るか。
黒絵のクラスにはイケメンの南新汰と言う男子が居て、不運にもその隣の席になったせいで南に盛り付く女子が席を占有する。最初は文句ある顔をしたが盛り女子がいいじゃないとか言うからプイと外に離脱する。
そうして校舎の外階段で一人絵を描いて佇んでいたが、ある時あの南がやって来たのだ。人に囲まれるのから逃げて来たと言って。この南が黒絵に何の抵抗もなく話して来るし寄って来る。こいつカーストの下の人間にまでそうなのかと思った黒絵だが、南はあくまでも屈託無く、帰り際など寒いだろうと自分のマフラーをくれる。
しかし黒絵はそれを歪んで解釈する。さては美女に飽きてゲテモノ食いしたくなったのかと。そう思ったら無性に腹が立ってマフラーを突っ返す。
突っ返したものの、黒絵には怪獣化の反応が出ていた。背中に骨板が出ていたのだ。普段だと精神的な影響があった時はまず手が変化するのにこれは珍しい。そしてなかなか引っ込まない。
次の日も南は来ていた。トクホのコーラ飲んで。そして黒絵があれだけ焦がれていたパンケーキをみんなと一緒に食べに行かないかと誘われ、うっかりパンケーキに釣られてしまう。でも「みんな」は来ていない。
カフェで黒絵はパンケーキを注文したけど、何故か南は一緒に食べたいと言ったくせにパンケーキを食べない。それには理由があって、実は南は油断するととてもふくよかになる。中学の時はそれで散々に扱われたから高校では気をつけてると言うのだ。こんなのがバレたらみんな引いてしまうだろうと。でも黒絵は引かない。そんな事を気にせずちゃんと食え!こんな黒絵の一本筋が通った性格を南は好きみたいだ。
その後、まるでデートみたいになってしまい、そして夜。
帰り道を他の女子に見られて、何故南が黒絵なんかと居るのか、ストーカーされているのではと散々な言われよう。その黒絵を南が一人に出来ずに手を引いて横断歩道を渡る。
ここでとうとう黒絵の気持ちが最高に昂ってしまった。
これはヤバい。
黒絵は一人逃げて、そして橋の上でとうとう耐えきれずに川に落下したら。
これはマズい、マズいですよ。
まさに乙女怪獣ではないか。
どう戻るのこれ。
母の凛子はすぐに気がついて現場に急行。そこで南からなんとなく事情を聞いて、南が一緒だった子は近所の子で、地下鉄の方に避難したから大丈夫と南は説得して、返すものの、犬のジャンボキングが居なくなって、これを南が発見。思わず抱き上げたら、そこを怪獣黒絵が見つけ、邪魔なやつと最初は思ったのに南と知って我に返った。
元に戻った黒絵をジャンボキングのおかげで凛子が回収。
翌朝は何事も無かった様に振る舞って、TV見ないでパンケーキ食べろと言うけど、TV見ちゃったよ。
もう隠しきれない。
だから凛子は、あれって発情した?と。
は、発情。

