ブチ切れ令嬢は報復を誓いました。 ~魔導書の力で祖国を叩き潰します~・第1話
この悪女め婚約破棄だ(以下略
事故で死んだら異世界に転生、とほぼ同等級の定番導入。階段から突き落としたまでも含めて。
こう宣言されたハルドリア王国レイストン公爵家の令嬢エリザベートだったが、投獄されてもなお国家の為の仕事をしていた。全て国民の幸福の為に。
物心ついた頃にはもうこの国の王太子フリードとの婚約が決まっていたエリザベートは、王妃として恥じぬ存在にならぬ様にとありとあらゆる研鑽を積んで来ていた。でも一方のフリード王太子は全然だめなヤツだった。だから色々とエリザベートから注意を受けていたが、それがまた一層イライラする要素だったみたいだ。
そこに男爵家の養女となったシルビアが、これがまた悪女で色々男を誑かしフリードもその一人でフリードを焚き付けてエリザベートを陥れたのだ。
これは国王ブラートと、エリザベートの父宰相ジークが国際会議の時に起きた事件だったが、ブラート国王は一旦はエリザベートを助ける為に帰国を考えたものの、何故か娘に対して酷薄は父ジークはこの程度の事はエリザベートが自力でなんとかできるしできなかったら王太子妃の器ではないと切り捨てるのでブラートも帰国しなかった。なんだこの二人。
投獄されてもなお、国民の事を考えていたエリザベートだったのに、お付の侍女のミレイ・カタリアから国民は無責任な噂をそのまま信じて今やエリザベートに恨みを持ってると知らせると、あらまああっさりエリザベートさんが心変わりしたね。
あの婚約破棄の席上にユーティア帝国の使節としてルーカス・レブリック子爵が居た。子爵は驚いた。なんだこれはと。と言うのもレブリック子爵はエリザベートを非常に高く評価していたのだ。以前の帝国と王国の戦争の時もエリザベートの指揮で帝国は一敗地にまみれていた。
それをハルドリア王国の王太子が投獄したのだからこれは帝国にとって朗報だった。そう思っていた矢先に来訪者あり。姿をちゃんと見せたらそれはエリザベートだった。自分を捨てたハルドリア王国は、自分を恨んだ国民もろともに復讐をしてやると言って。
いやあレブリック子爵さん、あまりのうまい話に何か陰謀を感じちゃうんじゃないかな。

