領民0人スタートの辺境領主様・第1話
ディアスは戦争での活躍によって孤児からの這い上がりの身分から成り上がって遂に領主にされた。しかし送り届けた者の態度からは功績があって領主になったかもしれないが、おまえにはここがお似合いだとばかりの言い草だった。
そこは草原で何もない。本当に何もない。タイトルどおりに領民ゼロだった。どうしたものかとディアスは周囲を歩き回った様だがやはり何もない。
仕方ないのでその夜はそのままそこに寝て、翌日も何も無ければ近い村迄行ってそこで働こうと思った。
いくら領地を発展させる物語と言っても、領民が居なければどうにもならないからどうするのかと思った。「異世界のんびり農家」のヒラクの場合は神が万能農具をくれたからあれだけ発展したけど、見たところディアスには鎧と戦斧しかない。あれでは農地開拓も出来ないし、実る前に飢えて死ぬ。
と思ったら翌朝ディアスを叩き起こす獣人っぽい子が出現。何故ここで寝てるのか、自分の味方なのか敵なのかと問いかける。ひょっとしてここの領民?と思ったディアスは領民なら領主の自分が守らねばならぬから味方だと答える。
娘の問いかけにディアスが答えるとその角が毎回青く光る。あれが多分嘘を言ってるか正直なのかの判定をしてるんだろうな。全部が青だったので娘は仕方なく村にディアスを連れて行く。村があったのだ。
そして族長モールと面会。ディアスの言う事が全部本当で、彼は幼い頃に正直であれ他人を守れる人間になれと両親から言われて今でもそのとおりにしてると知る。純朴なヤツ。
モールはここの民は以前王国とこの地をめぐって争い、負けたので隠蔽の魔法で隠れて住んでいると言う。ディアスが正直だし敵対行為をしないと言う事で、ここに住まわせる事にした。世話はディアスを連れて来た子アルナーおまえがやれ。
アルナー、驚くの遅いぞ。なんでこんなに間があったんだ。
アルナーは獣を呼び寄せる薬をくれて、これで獣が来たら狩れとディアスを送り出す。ディアスは脳筋で一気にその薬をバラ撒いたからクロギ(?)の群れが突進して来る。ディアスは本当に強くて片っ端から倒したものの、村に運ぶ方法が無かった。仕方なく一頭だけ担いで戻ると、アルナーの態度が一変。
群れの半分30頭か40頭を倒したとなると益々デレる。どうもこの部族は男気を見せたら女は惚れるらしい。全ては男気の世界。
次は何をと思ったが、クロギはもう沢山あるので次はモンスターを狙う。アルナーはモンスターを探す目があるからとどうしても着いてきた。ところがそこに出現したのはアースドラゴン。亀みたいなヤツ。アルナーはこんなの無理と言うがディアスは挑む。
でも甲羅に引っ込まれるとその甲羅が異様に硬くて戦斧の歯が立たない。それでもディアスは何度でも戦斧を振り下ろすが、肝心のその戦斧にヒビが入った。これは駄目ではと思ったらディアスが直れと命じるとヒビが消える。ディアスにそんな力があるのかと思ったが、これは戦利品で戦斧の方が特別でそう言う力があるのだそうだ。
アースドラゴンは首を出してディアスに攻撃をかけるものの、ディアスには当たらない。だが、次はアルナーを狙うので何としても助けねばと渾身の一撃を加えたらアースドラゴンは倒された。
ここまで男気を見せられたアルナーはたまらない。結婚する!
あれ?EDでは結婚して子供まで出来るの?

