天幕のジャードゥーガル・第1話と第2話
例によって新作アニメは公式サイトのファーストビューをチラ見して考えるが、この天幕のジャードゥーガルは絵が普通の深夜アニメとは違うのでどうしようかなーと思った作品だった。しかしその後流れる情報から内容が面白いのかもと逆に期待して見る事にした。特にユリイカで特集されるとか、玉鷲関がCVするとか聞いたら逆に期待が高まる。
確かモンゴルの話と思って始まった場面を見たらイスラームじゃん。場所的にはバクトリア?後から知ったがホラズムの時代だそうだ。
そこのトゥースでとある御婦人のファーティマが奴隷を求めて奴隷商アフマドの所へ。ちょっとポイントなのはここで売られる奴隷の子達がみんな明るい。よくナーロッパで描かれる絶望した奴隷達とはとても違う。ファーティマは掃除が出来る子アニースを所望したが高い。だったらと言う事で奴隷商アフマドはこの子をそちらで教育してくれないかとシタラを預ける事で半額にした。
このシタラ、笑顔だけは可愛い。
だがファーティマが連れて帰ってファーティマ兄(作中ではおじさまと言われる)が教育を施そうとしてクルアーン(俗に言うコーラン)を暗唱させようとしても全く駄目。この時点ではてっきり言葉が通じないのかと思ったら嫌なのだそうだ。
そうやって逃げ出したシタラを、その家で秀才の名高いムハンマドが見つけて学問をすると言う事はどんなに凄い事なのかと言うのを金盥で教えてくれた。ここからシタラの勉学が始まる。
これでムハンマドにすっかり懐いたシタラだったのに、ムハンマドはニーシャプールに勉強に行ってしまった。ここでナレーションでもう会うことはなかったと言うのだ。これには驚いたが、そうか第2話でそうなるからか。
そして8年。トゥースの軍隊が出撃する。あー、時代的にここでモンゴルが攻め込んで来るのか。この平和な生活はもう終わりだ。でもこの時点ではムハンマドからの手紙を読んで貴重な写本をシタラは見せて貰う。エウクレイデス(ユークリッド)の「原論」を見てなんだこれはと思うシタラだけど、ファーティマから地球の大きさを知る方法とかがそれに活かされているのを知って俄然興味が沸いた。
ホラズム軍が遊牧民の軍に負けたと聞いてトゥースの住民は避難を開始。ファーティマとシタラだけは地下室に隠れた。ファーティマ兄は三日したら迎えに来ると言って避難。二人は三日を過ごして、そして地下室の扉が開かれたが、そこに居たのはモンゴル軍だった。
殿下と呼ばれた男(キャストからトゥルイらしい)はエウクレイデスの写本を求めていた。でもその本はファーティマが夫の形見とばかりに大切にしていた本。だから思わずシタラは叫ぶ。この盗人め本を返せと。通訳の少年は少し穏便に翻訳するが。当然の如く始末されようとしてファーティマが庇って斬られた。最後の言葉は「私の娘に触らないで」
シタラはモンゴル軍の捕虜として連行される。その途中でズムッルドやアニースと会うが、やはりこちらもモンゴル軍に捕まっていたのだ。そしてファーティマ兄は殺されていた。
虜囚の旅の途中でズムッルドもアニースも死んでしまう。ズムッルドは眼の前で兵士だった弟ミハイルを殺されて絶望、アニースも最後に自分達の人生を決めてくれる筈のムハンマドがニーシャプールで死んだと知ってモンゴル兵を襲おうとして殺される。
シタラも絶望したが、あの通訳の少年がエウクレイデスを取り戻したくないかと死地に向かうのを止めた。

