とんがり帽子のアトリエ・第11話
冒頭でウロコオオカミを見て思うアガット。つがいになって子が出来ると生まれた子供に傷が付かない様にと身体をぶつけ合いながらウロコを落とす。折角の強い防御の為のウロコを。誰かと手を携えるなんて事をしなければ強い状態になれると思っていたアガット。
魔法陣を書く練習をしているココだが、咄嗟の時にはいつも書きやすい魔法陣を書くと言うのだ。ココにとって書きやすいとは直線の多い魔法陣。
でも得意だけやっても発展は無い。そう教えるキーフリーだが、好きな物しか書かない子がそこに。リチェがそうだ。
以前からそうなのだが、リチェが頑なに他の人の魔法を書きたくなのは何故なのだろう。しかも今回は激昂するし。
そうして飛び出したリチェの後をココが追う。でも部屋に居ないのでどうしたのかと思ったらフデムシが案内してくれた。壺の中にどこかに通じる通路があった。そんなものキーフリーのアトリエに作って良かったのか。その先はリチェの秘密の小部屋だった。
招いていないと不機嫌な顔をしたリチェだったが、そこにぶら下がっている干瓢でも干した様な物にココが興味を持った。持ちすぎて妙な恰好になってる。
ともあれココがリチェの魔法が凄いと言ってくれるからリチェもちょっとは機嫌を直した。そんなリチェにどうして本を読むのが嫌いなのか聞いてみた。
本を読んだらその次のステップは同じ様な物を書けと言われる。書きたくない物を書かされる。まだ分からんな。いくら好き嫌いがあると言っても。
キーフリーがオルーギオに話した内容によると、リチェは以前は別の魔法使いの所に居たらしい。それを解消してキーフリーの所にきた。あれですか、師匠に破門されても別の師匠の所に行けば落語界に残れるってヤツ?(それはあかね噺)
そう言う気持ちがうまく行ってないみんなにオルーギオからのプレゼント。懐中懐炉みたいな魔法道具をくれた。ほっか石?安眠するのが大事だぞ、キーフリーもな。
その時、自動書紀装置が動き出した。手紙だそうだ。遠隔地からの連絡がすぐにこうやって届くのか。FAXだな。
手紙の内容は大講堂から。アガットの第二の試験の日が決まったのだ。三日後。
このあとにリチェの回想が入るけど、兄弟子みたいなの(リリフィン)が出て来て、でもその彼と引き離されたのが今のリチェの頑なさの原因みたいだ。まるで呪いの言葉ではないか。
「リチェのリチェらしい魔法が好き。そのままでいて」
さて、第二の試験の日。
ぐっっすりと眠ってしまったアガットさん。オルーギオの懐炉のおかげで。
試験前日はギリギリまで練習したかったと言うけど、経験則では試験前日はよく寝た方が頭が冴えて良いよ。学生時代はよく寝た方が数学の問題が答えの方から頭の中にやって来たから。
キーフリーがそんなアガットに「次の時の君の為に」全力でやればよいのだよと言うけど、アガットはこの試験に合格しないで次なんて考えてなかった。てっきり第三試験の話かと思ったのに。第二試験を何度も受ける、それは別の方からやって来た。
クックロウが弟子ユイニィを連れて来て頼もしい流石アークロム家の子だ、うちの弟子は何度も受けていて合格しない出来が悪いと言う。あまりの言い草にキーフリーが止めるのだが。
そんなやり取りの所に三石琴乃さんの声。フデムシがびっくりしてるんだけど、何かと思ったら巨大フデムシ。アライラと言う魔法使いがそう見せている、変身ではなくて、そう見せている魔法の影借り鏡マントでそう見せているのだ。
アライラによる第二の試験の解説。騎士の忠誠の名の如く守る対象を蛇の背洞窟を突破させる事。その守る対象とは水辺に棲むリリフィン。蛇の背洞窟は混沌の時代の魔法が満ちていて道を外れると危険。何故こんな所をと言うと、リリフィンにとっては繁殖地と越冬地を繋ぐ通路。でもそこを過去の魔法でこんな状態にしたから守ってやるのが魔法使いの責務。道を知らない巣立ったばかりのリリフィンを誘導する(つまり成鳥のリリフィンは道を知ってると言う事か)。
マントを着てるからリリフィンには仲間に見られる。相手がリリフィンだから万が一魔法陣を書く場面を見られても大丈夫。但し試験は失格だけど。
そう言ってアライラが担当のリリフィンを渡すけど、リチェにも渡した。申請は出ている。リチェが激しく反発。でもキーフリーは言う。この試験を受けて得た物はリチェが望む生き方を叶える筈だ。
これを見たクックロウがそちらも面倒な弟子が居るんだとまた自分の弟子の悪口を言い出したが、今度はキーフリー今何か言ったかと睨み返した。それに動揺したクックロウがじゃあ大講堂に帰ると飛んで行ってしまう。流石にこれはアライラも驚いた。弟子の試験に立ち会わないのかと。
愈々リリフィンの移動が始まった。

