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レプリカだって、恋をする。・第12話

素直は修学旅行、ナオは恋人との旅行の続き。
素直、スマホの写真見て明日も楽しみって呟く程になっているじゃないか。
参考資料

でも話はそう安易には進まない。素直が飲み物を買いに自販機の所へ行ったらとある男子生徒から告白されてしまった。でも当然の如く素直は全然そう言う気持ちになれないからバッサリと断ったら、告白男子について来た別の男子が素直に言葉を浴びせる。
「愛川さんって優しさの欠片も無いよね、昔はもっと優しい子だと思っていたのに」

その自販機の所に佐藤も来た。でも素直の様子を見てこれはおかしいと話をふってみる。素直から浴びせられた言葉を聞いた佐藤が何だそりゃと思う。ただ、この先、素直が色々話してくれるのだ。素直は素直で大きな葛藤があったんだ。本当は優しくしたいけど出来ない、あの子みたいには。「あの子」。

素直って「とてもかわいい子」だったか。そう言う話が無かったから思ってなかったけど幼い頃からそう見られていて自覚があったらしい。でも自分を大切にしたかったので、嫌な時駄目な時ははっきり断る様にしていた。その結果が今なのだ。やがて周囲から優しさの無い子と見られる。

素直は子供の頃は「ナオ」と呼ばれていた。まあよくある話。幼馴染の律子もそう呼んでいた。ところがある時から律子は素直には「素直ちゃん」と呼ぶ様になった。律子は気づいたしなあ。それは素直にとってはレプリカが本物でオリジナルの方が偽物みたいに見られていると感じたのだ。

それでなおさら孤立の道を歩む。その為には勉強も運動も大した事ない様に見せる。あれ、それで自宅でのあの自習に励む姿なのか。

佐藤はやはり気づいていた。青稜祭で決定的に思った。

素直は自分の方が偽物の感覚に陥って、ナオを消す事も考えた。でも辛い時には呼び出すし、ナオはオリジナルの自分をとても尊重してくれている。

ここに秋也も来てしまった。秋也、どうしてここに来た。たまたま自販機で飲み物を買いたかったのか。佐藤は秋也の方もレプリカが居ると認識していた。

ここから佐藤の長話。佐藤には中学生の時にもう一人の自分が居た。でももう居ない。とある子をいじめから守りたい葛藤があった時に生み出した。レプリカは佐藤が望むいじめを止める行動をとったものの、それが片付いたらどこかに消えてしまった。そして佐藤にはレプリカが行った行動の影響だけが残された。

佐藤の話を合わせると、レプリカは理想に近い自分を生み出してるのではないか。
佐藤はいじめを止められる自分、素直はみんなに優しく出来る自分。

 

さて、富士宮の森の祖父母の家。なごやかな夕食。そしてそろそろ寝る時間なんだが、ナオが枕投げしたいと言い出した。
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ひととり枕投げで盛り上がって、本格的に就寝。そう言う組み合わせかよ。

ナオ、アキの方に向かって「そっちに行っても良い?」とか言い出したぞ。当然アキはそれは駄目、頑張るけど手を出しそうと言うので、ナオは手を出して欲しいと言うのだ。おまえ、何を言ってるのかと思ったら物理的具体的に「手を出す」だった。
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手をつなぎたいと言う意味だったけど、繋ぐどころかしっかり頬ずりしてるじゃん。でもそこまでやられたら望月が黙っていられない。またぞろ起き上がって、今度は森の話。

望月が森がレプリカと知ったのは、森の父から森が寝たきりになる前に書いた手紙を亡くなってから受け取ったから。最初は勇気を出せずに読めなかったが最近読んでみたらレプリカの話が書いてあった。そして富士宮のリョウがどんな子として育ったのかいつかリョウを紹介したいと言う事も書かれていた。

望月はナオがリョウめがけて語ったアドリブをよく覚えていた。そりゃ演劇部長だしね。今から思えばレプリカのリョウに対して言っていた事なんだな。

アキに関しても色々遡るとレプリカだから出来た事があると認識する望月。その一方で自分はレプリカを作れないだろうと言う。それは自分の自我が強いから。自分がする事は自分事だと把握している。自分だけのものだ。これは私も望月と同じだな。私の場合は自分と同じ存在が居たらゾッとする方にまで行っちゃう。

望月は2月の公演、一人芝居の公演を見に来て欲しいと言うけど、ナオとアキはこの先どうなるか分からない。宙ぶらりんな存在だと今思っている。そうか、居場所が、と言うのなら自分が豪邸の金持ちなら養っていけるのにと思う望月。

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