レプリカだって、恋をする。・第10話
リョウが消えてしまった衝撃の前回。しかも素直からは「明日からは学校は自分で行く」と言われてしまって存在意義が分からなくなったナオだった。
登校した素直は保健室へ。保健室のベッドで寝た事が無い、何故なら体調が悪い時はいつもナオに行かせたからと言う素直。私もあまり保健室のベッドで寝た記憶は無い。私の場合は体調が悪かったら普通に欠席していたから。
保健室のベッドで寝ていたのは秋也だった。彼はアキを呼び出してからずっと引きこもっていて久しぶりの登校だった。最近はナオとアキの事で素直と電話する事があったけど、実際に会ったのは多分学年の新学期が始まった頃以来ではなかろうか。
青稜祭があんな事になって学校中が混乱して、それを聞いた二人も沈んでいたのに、あの吉井君が「オッス、俺吉井」って入って来た。吉井君、以前の素直を知ってるから最近の可愛げのあるナオと違って塩対応の素直に懐かしさを覚えていたみたい。
追って佐藤も入って来る。吉井の存在を無視して。吉井はともかく佐藤が来て大丈夫なのかと思ったら修学旅行の班決めでクラスがゴタゴタして班はまだしも部屋決めでは大揉めするから面倒くさくて逃げて来たのだ。
ただ、そう言う訳なのでここに居る全員が班が決まっていない。だからと吉井がここの四人でどうだと言うのだ。吉井、おまえはあんな事を言われていたけどイイ奴だなあ。
ところで時代なのか学校がそうなのか、私の高校時代の修学旅行の班は男女別だった。でもリプリコと霧尾くんは男女一緒だね。
吉井が主導したとは言え佐藤とかとクラスで馴染めたのはレプリカたるアキがクラスで馴染んでいてくれたおかげだと思う秋也。それは素直もそうだった。二人のレプリカが今の状態を作ってくれたのだ。
一方でそのナオの方。部屋に残っていた。最初はアレ?と思った。と言うのはハーフアップにしてないし、学校に行く訳でもないのに素直が呼び出したの?と。部屋に残されたナオはリョウが消えてしまったのを悲しむ。消えたリョウに自分は学校に行けなくなってしまったと思わず口にする。
そんな日が続いたと思われる或日。或日と言うのはさっきまでは雨だったがのが、次の場面では素直が自転車で登校したから。素直が現代国語を忘れて行ったけど、ハッと思ってもまさか忘れ物で追いかける訳には行かない。
と思ったら来客あり。恐る恐る誰なのか聞いてみたらアキの声。アキの方も取り残されていた。そして律子も来ていた。そして二人は温泉に行こうとナオを連れ出す。渋るナオに律子が強引に上がって準備してくれる。
行き先の温泉は用宗みなと温泉。そこまで来て律子は帰る。ナオの顔を見たかったから来たのだ。目的を果たして律子は遅刻ながら学校へ。これ律子が企画したのかな。ナオもアキも居場所が分からなくなったのを気分転換させる為に。
創立記念日と偽って入場。まあ流石に温泉は別だよね。
温泉から上がって着替えようとしたら髪留めが落ちて来た。そう、今回ずっとハーフアップにしていなかったけど律子が気を利かせて入れてくれたのだ。準備していた時に。
アキよりナオの方が先に出たと思ったら、サウナで地元のおっさんに気に入られて長話になったらしい。これは髪を拭いてあげるきっかけかと思ったけどまさか後に意味がちょっとあるとは。
昼はみなと横丁で。
学校でのお昼は佐藤が素直に修学旅行での京都での行動の相談にお昼を一緒と思ったが居ない。図書室でまた勉強に励んでいる。全国高校2年生模試とかスマホに表示して。以前から妙に頑張ってると思ったけど、これってもしかしてこのあとナオとアキの会話で出て来る東大受験とか考えてる?素直が東京に行ったらナオは地元の大学に行けるとか?
リョウは小中学校なら住民票とか関係なく義務教育で行けると言っていた。じゃあ大学はどうなんだろう。今現在オリジナルとレプリカが人知れず高校に行ってるから、大学間で名簿の照らし合わせなんてしないだろうし、二箇所合格したらオリジナルとレプリカで別々に通えるのかな。
海に向かったナオとアキ。堤防の上を歩くのは危ないなと思ったけど、強風に煽られてナオがバランスを崩してそれをアキが守ったから二人で落下。あの高さは危ないなあ。砂だから何とかなったか。でも二人落ちて抱き合ったまま。
抱き合ったまま、リョウが消えた事、学校に行けない事、素直が何を考えているのか分からなくて寂しい。ここは存在を二人で確かめ合う....と思ったら、アキがサウナで会ったと言うおっさんにからかわれたのでなんとか戻る事が出来た。
その場はそれで戻ったけど、じゃあ修学旅行に行けないのなら二人でお泊り旅行に行こう。どこに?まかいの牧場。

