とんがり帽子のアトリエ・第10話
ココが熱を出して倒れてしまったのでキーフリーは慌ててカルンの病院へ。病院の細かい場所を知らなかったので偶然出くわしたタータに連れて行って貰った。ココをあずけた後、タータはキーフリーに聞きたい事があると切り出したのだが....
知られたからには黙ってはいられないとなりそうな雰囲気だったのに、キーフリーがまるで誤魔化すかの様に魔法の事なら何でも聞いてとか言い出して、ちょうどそのタイミングで病院の人に呼ばれたからタータの質問は先送りに。
診察結果は寝不足と疲れで風邪をひいたのだろうと。子供が無茶をしない様にちゃんと見ていなさいと叱られた。その通りなんだとキーフリーが何か魔法陣を書いていたので、てっきり氷嚢とか水枕みたいなのが出るのかと思ったらその一帯を涼しくする水魔法だった。
何も知らないから不安だったのだろうと言うキーフリーの言葉にタータはココが噂の知らざる者だったのかと思った。病室でココは眠っていて他に誰も居ないからキーフリーはタータに何か聞きたい事があったのではと聞いて来る。愈々ヤバいかも。
ただ、今このタイミングではとここは逃れる。だからタータは帰途についたのだが、帽子落としてるじゃん。案の定渡し船に乗ろうとしたら無かったから見張りに怒られて船に乗れない。
医師の診立てでココが快復に向かってるとの事でホッとした。医師はひんやりの魔法が羨ましいと言う。我々も魔法が使えたら患者の治療に役立てられる。それって前回魔法の封じ込めに最後まで抵抗した医療系の魔法使い、そしてその為に双子瓶の魔法が使われていたのが思い出される。でも今は魔法って直接人体に影響させるのは禁忌なんだよね。
窓の外に火の手が上がってるぞと思ったら本当に火事が発生していた。北の酒場で発生して病院に治療の応援を頼みに来た。その時にひんやりの魔法を見てその男は魔法使いなら人の助けをする義務があるだろう、消火を手伝ってくれと言うのだ。この男、特に魔法使いを酷使する頭しかないな。キーフリーはココを放置して行けないと思ったが、ココが起き上がって行って大丈夫と言うから仕方なく向かう。ただ、ココは強がったのだ。
ここに帽子を探しに戻って来たタータが病室に入って来る。ココとタータ二人だけになる流れで何かあるなと思ったが、タータは苦しがっているココを何とかしてやりたいと思った。こんなに苦しがっている。病院に誰か居ないのか。現代の病院なら病室に行くには絶対ナースステーションの前を通るんだけど(そこで不審者を見張ってるし)、この作りだと無人に見えたんだろうな。
症状を緩和させる薬がと棚を探した。先日いたわり草でココの傷を癒したから、あのいたわり草なら熱や咳を緩和出来る。棚にちゃんと瓶はあった。あったが、ラベルが無い。なんでだよ!医療現場でそれはないだろ。
ラベルが無いとタータには薬の区別が出来ない。ココを何とかしたいのに。何とかならないのか。また銀彩症のせいか。苦しむココに水を飲ませようと浮き水滴で水を水のみにいれてやったが、これは水を発生させる魔法。だったらその逆が出来るのではないか。薬から水分を取り除いたら結晶が残る。いたわり草は細かく砕いた粉末が元になるからまずそれを選ぶ。匂いがキツいのは違う。
でもそこまで絞っても三本にしかならなかった。ここまでなのか。
ここまでじゃない。出来ない事を何とかするのが魔法。そう言ってココは魔法陣を書いた。あの岩を破砕した魔法の逆。タータがさっき逆向きの魔法をした様に、粉砕した状態から元の形にする魔法。
と言う事でココが魔法陣を書いたけど、ヘロヘロの身体ではあまり綺麗に魔法陣を書けなくてうまく戻せなかった。だったらこの魔法陣を綺麗にバランス良く書けばと今度はタータが書いてみた。立体を戻す為に少しアレンジして。勝手に変更してごめんと言うタータだけど、タータが工夫して変えたらそれはもうタータの魔法。
つまり原作を加工して二次創作にしたらそれはもう二次創作者の魔法。
これで粉末は植物の形に一時的にもどったけど、でもそれいたわり草の形じゃない。三本はいたわり草ではなかった。だから薬草室で探してみる。戻してみたのはみんないたわり草ではないけど、その姿は全部タータが知ってる薬草。自分でも魔法で役に立てられる。魔法で人の役に立てる喜びを知ったタータ。でも見つかっちゃった。
ラベルが薬品瓶についてない理由は勝手に使われると駄目だから。うん、これも現代の病院だと全部ナースステーションとかそっちの方に置いて勝手に使われない様にしてるよね。
火事の現場では鎮火されたみたいだけど、さっきの男がまたキーフリーに作業を押し付けようとする。現場の片付けを手伝え、魔法使いなら楽して片付けられるんだろ?いくら魔法使いが人の役に立つ為にあると言ってもそれはないだろ。一分一秒で人の命がかかってる時なら分かる。
手伝った者(魔警団?と思ったけど帽子が違うな図書の塔の人間?EDのキャストでは「魔法使い」だから一般の魔法使いかな)があきれ顔で知らざる者に分からぬ。この場は自分達がやるからとキーフリーを帰してくれた。
翌朝にはココはもうすっかり良くなっていた。出たな、アニメでよくある前の晩は酷い熱でうなされたのに薬を飲んで一晩寝たらケロっと治るの。人生でそんなの一度も無いよ。熱が出たら三日は寝込む。
ノルノアが迎えに来て船に乗ろうとした時にタータが聞く。先日凄い閃光があったよねと。ここにノルノアが居た意味があったんだな。ノルノアとキーフリーが揃って「光?」って言うからタータは自分の思い違いだと思ってしまう。
見送りに来てくれたココにタータは今回の事で魔法を使える事の喜びを知ったお礼にペンを作ると船から叫ぶ。
ココは今回の事で収穫があった。魔法の効果を反転させるやり方が分かった。だったら禁止魔法だって同じで、母を石にした魔法を反転させられるのではないかと。
一方で「贈り物」がうまく行かなかったイグイーン。そのイグイーンにササランが悠長にはしていられぬ、次は自分が行くと名乗り出た。























