オタクに優しいギャルはいない!?・第8話
文化祭の準備が遅れ気味だったので伊地知の兄のマンションで瀬尾も準備する事にした。でもこれってギャルと大人なマンションで二人きり?
そう思って焦った瀬尾だったが、伊地知は天音も呼んでいた。準備は衣装だけかと思ったけどコースターも作ってたんだね。他にも色々か。そんな訳で瀬尾が作っていたアース様の頭も完成。被るとなりきれるね。
当然天音もやってみたくなる。でもやるとなったらベストなども瀬尾から借りねば。でもバーテン服を着ていざ被り物をしようとして気がついた。中が狭いぞ。いや、なんで狭くなったんだ。普通は空き空きなのでは。
ともかく中が狭いと言う事は瀬尾がしっかりくっついた被り物に自分も唇とかくっつける事になるかもしれない。そう考えたらこのバーテン服だってさっきまで瀬尾が着ていたものではないか。
と言う事で怯んだ天音はやっぱりやめると戻って来る。でもそれって瀬尾が匂いがついてたのかと落ち込んでしまったが。
準備は順調に進んだけど、それでももう日が暮れてしまう。流石に暗くなったら帰らねばと思ったが、ここで伊地知が気がついた。明日は土曜日。だったらお泊り会にしたら良いではないかと。
伊地知兄のマンションは1LDK35平米みたいな感じなので、リビングに伊地知と天音が寝て瀬尾が兄と寝れば良いと。瀬尾は慌てて否定したけど天音は楽しそうと乗り気。
弦一郎に頼んでみたら最初の一言は駄目と言ったけど、かなり理解度があってまあ良いや、高校生ならこんな時もあるさと認めてくれた。天音は母に電話して、瀬尾の方は弦一郎から電話した。
と言う事でお泊り会スタート。下着を買うのは分からないでもないが歯ブラシは我慢しても(をい
このままお泊り会のノリだったので全然作業が進んでいない。一度やる気が落ちてしまった。なのでシャワーを浴びてリセット。弦一郎のマンションの浴室は結構大きいらしい。なら浴槽にお湯をはってもよかったのでは。シャワーの奪い合いをしたせいで瀬尾には余計な妄想をさせてしまった。瀬尾は一旦はキラモンで何とか耐えたんだけど。
持ち込んだ材料は24時前に全部完了。と言う事でお眠りの時間だけど琴子と天音は寝付けない。なので瀬尾にリビングから声をかけたら弦一郎がうるせーと言うものの、一方で自分の頃は折角のお泊り会に寝るなんて事はなかったと煽る。
と言う事で映画の上映会。寝たら負けなので「難しい映画を字幕で」と言う方向で。弦一郎みたいな大人だと洋画のビデオがあるのか。うちにはアニメのしか....いや、あった、ヴァーグナーのオペラのビデオが。字幕だし(かなり意味が違う。
映画を見ながらどう言うタイプの子が好きとか定番の話になって、定番の回答となった。予定調和と言うか。
26時をまわると天音は全然大丈夫だけど琴子がもうオネムへ。天音が朝10時のキラモンまで徹夜した事があると言うので瀬尾が同じオタクとして負けてられないと言うと、相変わらず天音はオタクであるのを否定。でも瀬尾にはもう否定は出来ない。
伊地知が完全に寝てしまったところで過去の経緯を語った。中学生の頃、キラモンの事を話せる相手が皆無になってしまっていた。アニメ好きの子でもキラモンは見ていなかった。いや、そのアニメ好きはぬるいな。ちゃんとしたアニメ好きならジュエルペットサンシャインみたいなのをしっかり見てるぞ。
ともかくそう言う訳でオタク趣味を隠してしまったらもう色々な本音を言えなくなってしまった。だからそれもあって今がとても楽しい。
この楽しい瞬間を写真に残しておこう。

