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霧尾ファンクラブ・第5話

霧尾鼻水草とかまた妙な事を言い出した。そして波はさらっとその花を手折ってしまうし。

霧尾はサッカー部員。そしてそのサッカー部に女子マネージャーがいて、その子は田代星羅。田代はみんなにドリンクを渡すが、その時に霧尾の方を見ていて、おや?まさか霧尾狙い?と思ったが、全然違う。

田代がスマホで動画を見ていた。その動画は藍美と波のやりとりの動画で、ナニを盗撮してるんだと思ったが二人のあの霧尾に関する異様なやりとりを動画にしていたのだ。あの霧尾の為の歌とか。

事の発端はファミレスで藍美と波の会話を聞いた時だった。実は田代は二次元オタクで、ゲームのキャラに猛烈にハマっていた。何度スクショしても変わらないって、そりゃ変わらんがな。こんな二次元推しの気持ちを分かってくれる人間なんて居ないだろうと思っていたところに藍美と波の例によって狂った会話が聞こえて来たのだ。霧尾のうんこ云々とか完全に狂ってるが、これこそが推しに対する異様な愛。自分と同じモノを感じた田代がそれ以降二人の行動を見守っていた。
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藍美と波の霧尾推しの行動は田代の期待以上でこれはもう目が離せない。離せないどころかちょっと仕組んだらどう反応するのかも試してみたい。

と言う事で、あの霧尾が学ランを教室に「忘れていた」と言う話に繋がる。あれは忘れていたのではない。田代がそっと盗んで教室に置いておいたのだ。霧尾の持ち物を見て二人はどうするだろう。期待に胸が高まる田代だったが、田代の予想もしない事が発生する。

学ランを巡って藍美と波の分裂を見てしまった。二次元なら同担も不可能ではない。しかし三次元の場合はどちらか一方しか報われない。自分がした事はそんな三次元推しの二人を引き裂く行為だった。あー、なんて事をしてしまったのだろう。酷く後悔した田代だったが、あの二人はちゃんと二人での霧尾ファンクラブをやって行けた。

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藍美は夏休みに入る前に教室に弁当箱を忘れていた。今日はもう8月31日。それを引き取りに夜学校にやって来る。気づいたのは朝とか言ってたけど目撃されたくなくて夜を待ったのか。そして波も付き合わせる。

今日気づいたんだったら明日でもいいじゃんと波に言われたけど、こんなものを霧尾に見咎められたらそんな事は出来ない。

ところがこの教室に誰か居る。誰かと思ったら満田。おまえ、なぜ居るのかと問い詰められると、呪術を行う為だと言う。その呪術とは、呪いの方なのかおまじないの方なのか。今回のは後者。そうと聞いて藍美と波は見てみようと思った。

このおまじないは満月の夜に学校で天橋立を逆さに見るみたいなポーズになって実現したい事の反対の事を言うとそれが叶うと言う。なんかアホらしいと思った藍美達が立ち去ろうとしたのを満田は君たちの霧尾への気持ちはそんなものかと叫んだ。

そう言われてはやるしかない。藍美も波も股の下から叫ぶ。霧尾としたい事の否定形を叫ぶ。しかもこのおまじない、水を被りながらなのでホースで水をかけられていた。え?じゃあ満田は一人で来た時にどうやって水をかけて貰おうと思ったの?
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しかしここで満田は気づく。
満月は明日だった。

翌日藍美は学校に来ていない。満田が気にして三好はどうしたのかと波に聞く。やはり昨日水を浴びたせいで風邪みたいだと言うのだが、どうも波の受け答えがぎこちない。藍美が居ないと男との会話が辛いのだろうか。それともLINEで藍美に釘を差されているからこんな事しか出来ないのだろうか。

その藍美、ベッドの上で今頃霧尾はどうしてるのかと身悶えしていた。

 

前回、藍美と波の予想外の本心が示された訳だけど、今回は全然そんなのをおくびにも出していない。

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