とんがり帽子のアトリエ・第6話
ココがあくびをしただけで魔法陣を描くのに失敗するとか、いくら魔法陣を書くのが繊細だと言ってもアガットには問題があるのでは。その程度でとは思ったけど、あとで天候が悪くなって窓がガタガタするのでも苛ついていた。これは何か別の事を表しているのかもしれない。やけに勉強を焦っているし。食事も魔法陣を書きながらとか。
ペンで魔法陣を書く時の音、久しく忘れていたペンでマンガを描く時の音だ。あれはあれで味わいがあるんだよね。でも便利さから6年前に液タブに移ってからもうやってない。
一方でココは魔法陣書きがなかなか上達しない。そもそもペンが合ってないかもとカルンにペンを買いに行ったのに、あのつばあり帽子イグイーンの試練に捕まってしまった騒動で結局買えなかったらしい。
そんな行き詰まったココにキーフリーは気分転換と言うか気づきを与えようとしたのか、料理に連れて行った。美味しいシチューだろ?二年前に作ったやつ。作りたてを維持する魔法とか便利だな。でも魔法は経年劣化で駄目になるから書き直さないといけないらしい。ああ、ずっと維持出来ないんだ。
そしてココにはからいもを焼く炎の魔法をやらせた。先日ある程度の大きさで出せる様になったからもっと細かい調整が出来る様に。からいもを宙に浮かせるのも維持しながらの火加減か。そしてうまく出来ました。
ね、自分が欲しいもの、自分がやりたい事、そこから魔法を始めるのが良いんだよ。これは私がプログラミングを始めた時の経験だな。ああ言うプログラミングが欲しい、自分で書こう。それで色々覚えた。
テティアとリチェも加わって美味しそうな食事が出来ました。折角だから外でピクニックみたいに食べに行こう。この時にアガットは作業しながら食べると断るのだ。
ところが雨が降って来た。これではピクニックは、と思ったらこんなもの魔法で自分の周りだけ晴れる魔法にしてしまえば良いのだと。良いなその魔法。これならいつでも登山が出来る。
そうこうするうちに晴れて来た。ココはこれを是非アガットにも見せたいとアトリエに走ったらOPに出てる髭面の男が出現。誰だおまえって言うけど、それはこっちのセリフでもある。そこへ天候が悪化しそうだとキーフリー達も戻って来た。
ココが自分はキーフリーの弟子だと答えたらその男オルーギオはいつのまに弟子なんて取ったんだといきりたつ。あれ?おかしいなカルンの魔材屋の店主は有名だからと知ってたぞ。オルーギオは、キーフリーみたいな塔から離れて独立したアトリエを持つ者を監視する役目の見張りの眼だそうで、その監視役がノルノアよりも情報に疎いのはどうなのよ。
ココの事情を話すとさらにいきりたつオルーギオ。禁止魔法に関係したのなら魔警団に引き渡せと言うのだ。でも魔警団になんて引き渡したら良くて記憶抹消。ココを引き渡すのなら自分の責任でもあるから自分もそうならなければならないとキーフリーは言う。そこまでの覚悟かと思ったオルーギオ。勝手にしろと。あまり納得はしていない模様。
でも納得する事象は起きる。雨に濡れて、それで湯浴みをして、フデムシが居なくなったココがそれを追いかけるとフデムシはオルーギオの部屋の中に。ノックをすると呪われるとあるので恐る恐る入ったら、それは入るなと言う意味だそうだ。もっとはっきり書け。と言うか扉を開けておくな。
まあ扉を開けていたのは自分の責任だとオルーギオは乾燥させてくれる魔法を使う。でもこれだけの魔法を指輪にしてるのかと思ったら、指輪も色々あるんだ。
ここでココは自分が初めて魔法を好きになった魔法だと喜んで、しかもこんな状態に。
これは自分にとって特別な魔法。思い出の魔法。夢をくれた魔法。
ありがとうございます、オルーギオ先生。
たらしの顔だな。
そんな顔したら憧れの記憶を消す様な事出来ないじゃないか。
キーフリーのアトリエに駆け込んできた男ありけり。
階段川の橋が雨のせいで落橋して辻馬車が中洲に取り残されてしまった。その中にその男の息子が乗っている。すぐに助けろ。少しは落ち着け。
これは実務だ。
やはりアガット、試験に受かるのに焦ってるね。連れて行けと。

