本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 領主の養女・第6話
さて愈々神官長のステージ、フェシュピールコンサートが近づいて来ました。演奏会のプログラムの表紙の絵は神官長の許可が出た。
すぐにでもプログラムの印刷と思ったのに、神官長はローゼマインに騎獣の練習をするぞと言う。以前風船みたいに破裂させちゃったののやり直し。
魔力を少し注いで少し大きくする。そこまでは大丈夫。次にイメージした形にしてみる。円柱とか星とかすぐ出来た。神官長が物覚えが良いなと言うけど、ローゼマインには嫌味に聞こえる。次は床に置いて自分が乗れる動物の形にしなさい。
あー、デパートの屋上とかにあるやつか。
手本を見せないと駄目かと神官長がいつもの騎獣を出して見せる。エーレンフェストの紋章は獅子だからこの様な獅子を出せ。でも神官長の出した獅子は怖いのでかわいいライオン。それを見た神官長の顔が凄く嫌そう。
でもこの形だと動くと落ちかねない。だったら自動車の姿にすればよい。ますます神官長の顔が嫌そう。
飛べるのかと言われてやってみた。アニメで空飛ぶクルマがあったからそのイメージで。魔力の無駄になるから小さくしろと言われて小型化。これがうまく飛ぶ。
神官長は獅子はやめろ、別の動物にしろと言う。こんな姿の獅子ではエーレンフェストの紋章が泣く。そう言われたローゼマインが変えたのはアライグマ?
これがOPで出ていた「ネコバスみたい」な乗り物の正体だったか。
このあと、あまり自由自在には操縦出来なかったが何とか神殿まで飛んで帰る事が出来た。予想より早く終わったので訓練はここまで。
こうなるとプログラムの印刷と、それとは別に「ブロマイド」をしっかり印刷しなくては。そのガリ版印刷の為の蠟原紙の制作はザックの装置でうまく出来た。ヨハンの装置はあと一週間はかかる。ここで二人の装置の比較が出るかと思ったら、そんな事はなかった。綺麗に出来た蠟原紙を見てローゼマインはザックにグーテンベルクの称号を与える。喜んだザックだけど、みんなで作って行きましょうと言う事で、みんながグーテンベルク。いつからグーテンベルクの称号が唯一だと思っていた?
ザックの作った蠟原紙でヴィルマに神官長の絵を描いて貰う。そして印刷。うまく出来ました。フリーハンドであれだけまっすぐな直線を描けるとはヴィルマやるな。さあこれを300部は刷るよ!観賞用と保管用と布教用に一人辺り三部は必要だからね。
刷られた見本をフロレンツィアとエルヴィーラに見せる。エルヴィーラさん惚れ惚れと眺めた。神官長が退出してから販売する、知られたら没収されるからと言うと、即刻理解するエルヴィーラ。
ジルヴェスターが今回の件をどこまで知っているか。そこはフロレンツィアが婦人達のお茶会だと言っておいたので、それ以上の興味を持っていない模様。ジルヴェスターが出しゃばると何されるか分からない。
さあ、フェシュピール演奏会開始です。ローゼマインから集まった御婦人達にみんなが拠出したお金は神殿で子供たちの育成に、その子供たちの事業に使われるとご案内。みなさんも納得しただろう。プログラムも好評。
客が多過ぎると顔をしかめた神官長だが、ステージに立つと別人。こうまで人が変わるものか。神官長の演奏が始まったら御婦人がたはみな聴き惚れ見惚れる。これがあの神殿に居る神官長と同一人物とは。
演奏会が進むうちに失神する御婦人がたが続出。
順調に進んだと思ったのだが、ローゼマインが呼ばれて行ってみたら、そこにはジルヴェスター。面白そうな事やってるじゃないか。聞いてないぞ。お茶会とか言い訳は要らない。そう言われて考えたローゼマイン、思いついた。お父様も協力してくれるのですか。最後に出現して下さい。真の主役は最後に登場するものです。これにはジルヴェスターが気に入った。と言う事で最後の曲は二人で演奏。よく知られている曲で、最後にはみなも歌えと言って大盛り上がり。サイリウムかよ!
当然このあとのブロマイドの販売も絶好調。飛ぶように売れた。
寄付金がザックザックと。
これはすぐに二回目の演奏会をやるしかないね!
(そうは行かんだろう)
案の定、ローゼマインは呼び出された。
ブロマイドを見ながら神官長はこれは何だと。
まああれだけ大々的に販売したら知られるのでは。
二度目は無いからな。

