自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。・第7話
前回改めてバーティアが中等部だったのかと知ったけど、そこから高等部に進学して、そしてセシルは三年生となって卒業をする年となった。
だが前回のヒローニアの不吉な予言
「セシル殿下は私とでなければ幸せになれない」
これ以来、バーティアはセシルから逃げる様になったのだ。
バーティアもヒローニアと同じ事を考えている。セシルはヒロインと結ばれないと幸せになれない。セシルの為には自分はシナリオどおりにセシルの卒業式の日にぎゃふんと言わせられなければならない。でもぎゃふんとするにしてもあまりにセシルと親密になったらその時に悲しい。だからバーティアはセシルから逃げるのだ。
それにシナリオの補正だって始まっている。その証拠は自分が太って来たから。そう言えばバーティアって登場時はふくよかな子だったよね。でも今ふくよかになりだしたのはシナリオの強制力と言うよりは、みんながバーティアを愛してお菓子をくれる様になり、それを全部食べているから。
バーティアの説明、シナリオ大前提で、でもどうして自分はヒロインと結ばれないと幸せになれないのかが分からないからセシルには納得できない。
それに加えてヒローニアの行動が悪い。セシルから見てそうだし、セシルの周囲の人間から見てもとても評判が悪い。なのでセシル一味としてはヒローニアを何とかしたいと言う気持ちでは一致していた。
セシルは「ぎゃふん」とは自分が誰かに「ぎゃふん」を言わせる行為だと思っていた。バーティアは自分がセシルにぎゃふんされると思っているけど、セシルはそうとは思っていない。誰かをぎゃふんさせれば良いのだ。それはヒローニアでも構わない。
ただ、バーティアでは駄目でヒローニアでなくてはならないと言うのは何か意味があるのかもしれない。それは可能性としては王族の中で何かがあるのかもしれない。王から王に口伝される物なのかもしれない。と言う事でセシルは父国王に面会を求めた。
いきなり本題。「運命の乙女」と言うのを聞いた事があるかと。でも父国王は知らないみたいだ。
ただ、バーティアと言う婚約者が居ると言った時の父国王の反応がおかしい。
セシルの卒業まであと三か月。相変わらずバーティアは美味しそうにお菓子を食べる。
バーティアにドレスをプレゼントしたい。でもバーティアはヒロインが卒業式のエスコートでなければならない。そう思ったのに。セシルはドレスをプレゼントするにあたって色は?と聞いたら、バーティアはいつもの様に黄色と青色、それはセシルの色。でもそれを求めてはいけない。卒業式イベントはぎゃふんになるのだから。その色を悲しい色にしたくない。
なぜそうまでしてバーティアは自分が断罪されるべきだと思うのか。バーティアはみんなが好きだから不幸になるのは自分と父だけで良いと言う。そこで示したバーティアの悪行メモ。いや、これは事情を知ってるとバーティアは何も悪くないんだけど。
バーティアはどうしてこうも自分と離れてヒロインと結ばれなければならないと言うのか。本当はバーティアが自分から離れたいからじゃないのか。それはバーティアを悲しませる言葉なんだけど。
頑なにそれが運命だと言うバーティアが憎い。
そして卒業パーティー当日。セシルがバーティアに送ったのは黄色と青色の、セシル色のドレス。バーティアは着るかどうか悩んだらしいけど。
愈々、運命のぎゃふんの瞬間が訪れる、筈。
運命の瞬間が来る、としても今は未だ半クール過ぎたばかりで、残りどうするんだろう。何か事が起きて、それを巻き返すのが後半なのだろうか。

