オタクに優しいギャルはいない!?・第1話
タイトルを断定形で覚えていたので、いや、いるじゃんと思って見ていたが、ちゃんと疑問符がついていた。
瀬尾卓也はオタクだ。しかも数少ない女児アニメが好きなオタク。いやいや、数少なくないって。それなりにメジャーなジャンルだし。しかも今瀬尾がハマってる作品はキラモンと言って「妙に重い設定と随所に挟まる謎のシュールギャグ」のある作品で一部で非常に受けていると言う。なにそのジュエルペットサンシャイン。
今回瀬尾はキラモンの消しゴムを手に入れて満足げに眺めていたが前の席で黒ギャルの伊地知琴子がちょっと消しゴム貸してと言って取り上げてしまった。使われてはまずい。そんな思いでジタバタしたらその様子を見た伊地知の友人でこっちは大人っぽいギャルの天音慶が反応した。あれ?
それからだ。キラモンの話題が出る度に天音が反応し、でも弟が見てるから知ってるだけだとか弟の為に買ったんだとか非常に言い訳がましい事を言う。
特にパッチと言うキャラが退場した時は哀しくてこれを誰かと分かち合いたいと思っていた電車内でパッチが、と言う単語を聞いた天音が激しく反応してしまった。もう弁解のしようがないのではないか。だから瀬尾はパッチの件で天音に話をしたかったけれども、昔のトラウマもあって踏み出せなかった。
そして今日はキラモンのランダムフィギュアの発売日。いそいそと池袋アニメイトに行った瀬尾だったが、そこで天音と伊地知とばったり会ってしまった。しかも天音はもう箱を手にしてる。相変わらず弁解する天音だけど、一緒に買いたいとちょっと思ったが、やはりやめておこうと立ち去ろうとしたら天音と伊地知が一緒に買おうぜと手を引いてくれたのだ。
え?一緒に買う事に何か意味あるの?
天音の方はそんな訳で恐らく共通の趣味があるから「オタクに優しいギャル?」の線は強いが、伊地知はどうなんだろう。根が良いやつだから瀬尾にも隔てなく接して来てるのかな。瀬尾のインスタ見て「物しか写ってないのは寂しい」と言って一緒の写真を撮ったりする。
え?写真って物だけだと寂しいの?
逆に人間が映るの嫌なんだけど。

