黒猫と魔女の教室・第1話
魔女になりたいスピカ・ヴァルゴ。崖の上から空を飛ぶ魔法を使おうとしたが失敗。その後のアリア・アクエリアスとの会話からスピカはそもそも魔法を全く使えないと言うのだ。いやいや、そんな状態から最初に使おうとするのが何故そんな危険な魔法なのだ。ここではまさか後の伏線になるとは思わなかった落下してもほとんど大した傷にならないと言うのを示したかったか。
スピカが魔法使いになりたい、魔法学校「王立ディアナ魔術校」に入りたいと言うのは、伝説の若くして一級魔法使いになったクロード・シリウスの様になりたかったから。これも後で説明が入るが2年前の邪教徒による襲撃の時に颯爽と助けてくれたから。なのにクロード・シリウスはその後失踪してしまったと言う。
自分で何とか魔法をと練習していたスピカは黒猫と出会う。ああ、タイトルにある黒猫か。と言う事は即ちこれはクロードの成れの果てだな。この黒猫は喋る。と言うか、喋るのをスピカだけが認知出来る。今は黒猫の姿をしているが元は人間。魔法を教えてくれるなら何でもすると言うスピカに、黒猫は一ヶ月のうちに図書館の中からプロビデンスの書と言う魔導書を探せと言うのだ。その魔導書には恐らく自分が人間に戻る魔法が書かれているだろうから。
黒猫はどうせスピカは三日で飽きるだろうと踏んでいた。が、スピカは努力する。魔導書を見つける為に古代文字の勉強もして。それでも一ヶ月の期限になろうとしていた時、図書館に鎮座していた巨大な本が実は隠された書庫の入口だと言うのをスピカは発見した。
中に入ってみたら「いかにも我がプロビデンスの書である」と偉そうに言う本が居た。そいつによるとスピカには生命力を強くする魔力があり、それで傷を負ってもすぐ治ると言うのだ。だから黒猫を人間に戻すにはそれを注入せよ、キスで。そう言われて焦るスピカであるが、プロビデンスの書は続けて言う。魔力を効率的に入れる為には尻にキスしろと言うのだ。そっちの方が抵抗あるな。でも生物学的にはどうせ消化管として口も尻も繋がっているのだからどっちでも良さそうなんだけど。

そんな事をしていたら邪教徒が襲撃して来た。黒猫が何とか防いだが、自分の決意を示すのだとスピカは黒猫の尻にキス。するとまあなんと言う事でしょう。黒猫はあのクロードになった。クロードになったら無敵であっと言う間に襲撃を退ける。
人間の身体に戻ったらもうスピカは用済みと言うクロードだが、すぐにまた黒猫の姿になってしまう。プロビデンスの書曰く、それはスピカのレベルが低いから。スピカを元のクロード並みにしなければ駄目だと言う。これで黒猫=クロードは仕方なくスピカの教育をする事になった。

