【推しの子】(第3期)・第33話
賽は投げられた。
アクアはかなを助けるのを契機としてアイの過去を表沙汰にし、揃った手札でカミキヒカルへの復讐を始める。
「15年の嘘」を映画化すると五反田も鏑木も本気で動き出す。でもだからと言ってホイホイと作り始められる訳ではない。資金を集めなくてはならないし、配給会社も見つけなければならない。人間社会は面倒くさい。そうして初めて社会現象へ持っていける場所に立てる。
こいつら二人共喫煙者か。
動く大枠は出来た。次は役者。しかし前回主演候補だった片寄はカミキヒカルに殺されたんだよね。鏑木には音信不通扱いでドタキャンされた。これ、事務所はどこまで把握してるのかな。現時点では山に行って遭難で、死亡確認されてないのかな。
ともあれ鏑木が思っていた主役アイの役者候補が消えてしまった。じゃあ誰をアイにするのか。これら全てを鏑木が何もかも手配してる。金の事しか考えてない様に見えるが、情熱がなければやってられない。
アイの件の暴露でアクアもすっかり有名になった。だから外で「アクア」とか呼んじゃうと目立ってしまう。そう言う事で今度からアクアの事を「あーくん」と呼ぼうかとかなは提案。で、でも、勘違いしないでよね、彼女の立場になりたい訳じゃないんだから。彼女持ちなんだから。
「あかねとは別れた」
ピシっ
あれ?そうなの?
あー、ひょっとして巻き込みたくなかったか。
卒業式。誰がと思ったらかなか。ルビーとアクアより年上だったっけ。次の夏でB小町からも卒業して役者一本でやって行くつもり。
主役候補が居なくなってしまった「15年の嘘」だが、鏑木は不知火フリルを使えそうだと言う。スケジュールが埋まっていて主役は無理と最初は言われていたが、予定していた作品がポシャったので空きが出来た。この時点で不知火フリルって誰だったっけと記憶から飛んでいた。後で分かるけど。ともあれ不知火フリルは知名度が高くてこれなら行ける。
でも五反田はうーんと思っていた。そんな時にルビーを見かける。ルビーはアイの件でアクアをすっかり憎いんでいた。でも鏑木はアクアがルビーに全部は話してない、汚れ役を自分だけでやろうとしてるのかと気づく。そんな事はつゆ知らずルビーは誰も信用しちゃ駄目だと思う様になっていた。誰もがみんな「嘘をついている」。ここで「嘘」が出る。
でもアイが五反田に託したDVDの中身は何だったのだろう。
アイが絶対15歳になったアクアとルビーに見せてねと託した程の中身は。
そしてかなが春に卒業したと言う事は、二人はこれから15歳か。
五反田は鏑木を誘ってルビーの演技を確認する。五反田はどうしてもルビーをアイにしたかったが、かと言って鏑木はそれを受け入れる訳には行かない。不知火フリルでないと収益を確保出来ない。それを納得出来ない五反田を「でっかい子供」と評するアクア。
話が回ってきた不知火フリルだが、でも今回はすっきりしていない。なのでルビーに二人だけで話があると連れ出して「五反田監督の新作」の配役の件を切り出した。でも主役級はオーディションなんてしない。ただ今回は役者は実力で決めたい。だから個人間オーディションをしよう。先に個人間オーディションをして負けた方はオファーを断る。それで必然的に制作側が主役を決めるのが避けられる。
と言う事で公民館にやって来ました。個人間オーディションをする為に。それにしても二時間200円で借りられるの?自治体の施設が安いのは知っていたけど2000円以上はすると思っていた。
オーディションで勝ち負けをどうするのかと思ったらあかねがやって来た。え?あかねが判定員?いや、違った、あかねもオーディションの対象の一人だった。でもそんな事の為に呼び出したのかと最初は参加する気がなかったあかねだが、アクアが相手役として出ると聞いて話が変わった。
オーディションは何をするのか。普通だったら「五反田監督の新作」の主役をやるのだが、不知火フリルには鏑木からオファーが行っていたから台本も行っていた。しかしアイとあかねには未だだからNDA上二人に台本は見せられない。だからどんな主役かも教えられない。あ、待てよ。だとしたら不知火フリルは主役がアイであるのを知ってる訳で、それでルビーに拘ってオーディションを言い出したのか。知名度「だけ」で自分がアイ役に選ばれるのは納得しきれない。自分の演技がアイに相応しいと言うのを確認しないではいられない。
作品が「15年の嘘」で嘘をついた主役だから「嘘つき」をどう演技出来るか。
先ずはフリルから。オオカミ少年を演じて見せた。
演技派のあかねから見て確かにフリルは演技は出来る。しかしそれ以上に彼女には人を惹きつけるモノがある。創作ってそうなんだよね。
次はルビー。この時点で察しの良いあかねは感づいた。この映画はひょっとしたら。
そしてルビーに対してフリルが言う。ルビーにとって「嘘つき」とは何か。それは今回前半でルビーが他人は嘘つきと切り捨てたソレだ。

