【推しの子】(第3期)・第28話
前回、アクアがルビーにどこからお前の仕掛けなんだと聞いてルビーが何のこと?としらばっくれて終わるかと思いきや、突っ込んで来た。
前回はコスの話の発端は漆原でこれ幸いと仕込んだのかなと思ったらどうやらそうらしい。その間の会話はルビーが坂の上から坂の下のアクアに話す。
ルビー曰く、アクアと同じ事をしただけ。アクアだって炎上を利用したじゃないか。じゃあ私だって利用しようと。この時点でアクアは気づいてないんだっけ、ルビーも復讐の為に動き出したのを。だから何故そんな事までするのかと驚く。
或る人から言われた。ADには優しくしておけ、そいつは未来のディレクターだから。なるほどとルビーは思ったけど、でもそのまま受け取らない。今回の件で漆原に恩を売れた。あの謝罪番組で漆原の首が皮一つで繋がった。どれだけ恩が売れた事か。なのでルビーはそれを利用して自分が色々な場面で使って貰える様に計らって欲しいと言った。ADがディレクターに成長するのなんて待ってられない。今すぐにビッグにならなくてはならない。そう、復讐の為に。
じゃあ漆原を取り込む為に炎上事件を起こしたのか。そこは偶然性がある。企画書を作ってる時の下調べでこの番組の取材体制には問題があるのに気づいていた。なのでコスの話が来た時に利用出来る人間としてメイヤを選んだ。あいつは友達じゃないのか。違うよ、あんな口の軽い人。過去のログからメイヤはこう言う事があるとSNSに書き込む性向があるのを知っていた。だから漆原の取材体制で蔑ろにされたら絶対SNSにそれを書く。そして炎上する。
でも今回悪い事をしていない。メイヤに対話する場面を与えてコスプレイヤーに対する業界の態度を改めさせる事が出来た。漆原も改心した。みなみも仕事の幅が出来たし。みんな良いことづくめじゃない。
こんなルビーを見てアクアは当惑した。ルビーは他人を利用するアイドルだったのか。
こうしてルビーは急激に売れて行く。女性アイドルアワードの新星賞も受賞。B小町にも注目が集まる。インタビューでのルビー曰く、B小町で道半ばで斃れたアイの無念を晴らす意味があると。
B小町のチャンネルも30万人から97万人に登録者数が半年で三倍に。複雑な気持ちなのはMEMちょとかな。特にMEMちょ。今迄の自分のあの苦労はなんだったのか。でもMEMちょのベースがあったればこそ。そうMEMちょも思う事にする。
そしてまたルビーが売れた影響を受けた者がいる。それは苺プロダクションの社長のミヤコもそうで、文字どおりのてんてこ舞い。さらっと吉住兄が来てくれなかったら破綻してたと言う。結局ADやめて苺プロダクションのマネージャーになったみたいだけど、アクアが不穏な事を言ってたな。本当に彼の意志だったのか。今のルビーはちょっとした人事を動かす事も出来るだろうと。
このてんてこ舞いなミヤコを見て動くアクア。またあの釣り堀だ。いや、夜中に入れるの?ルビーが休日に行き先を告げずに居なくなるから後をつけたのだそうだ。
壱護、ルビーに頼み込まれて入れ知恵しただけではない。仕事を取る時も手伝っている。アイが死んで失踪した壱護が何故それをするのか。それは思っていた。
「俺にはやる事がある」
あ!それ?そうだったのか。
壱護もアイの復讐で失踪して動いていたのか。
娘みたいなアイの復讐か。
でもアクアはそれはもう終わりだと言うのだ。だってDNA鑑定で分かった、同じ父親を持つ男、上原清十郎はもう死んでるのだから。
しかしそれを聞いた壱護は笑う。上原清十郎なら知っている。ヤツじゃない。ヤツが死んだのはアイの引っ越しの前。おまえは違う可能性に気づいてない。アクアはそれを聞いて狼狽。それは勘違いではないのか。でもアクア自身でそれを否定出来ない。折角終わった話だと思っていたのに。
これで心乱したアクアが一人雨の中ベンチに佇む。これをかなが見つけてしまった。かな、アクアがあかねに向き合う事にしたと言うのを思い出してちょっと躊躇ったものの、やはりそこへ向かったが、アクアに激しく拒絶される。かなはアクアの復讐相手の事なんて微塵も知らないから自分がアクアにこんなに激しく拒絶されたのかと勘違いしちゃった。
残された傘が悲しい。
こんなアクアにあかねから電話があるけど、アクアはちゃんと話が出来るのか。いや、つい最近の明るくなったアクアと違うとあかねは気付いた。復讐に取り憑かれていたのから解放された筈だったのに、また何かがあった。
そのきっかけは新人賞を受けた時の花。白い薔薇は誰から?昔ララライに居て事務所を立ち上げた男。すれ違った時にアクアに似てるとチラと思った人。それは会食の時に教えられて段々正体が分かって行く。過去のララライの映像を見て、これはアクアにそっくりではないかと。
それで推理が進む。アクアは姫川大輝と出会ってDNA鑑定で異母兄弟だと分かった。だから姫川を問い詰めたが姫川の父が上原清十郎だとそこで知り、そして上原清十郎は既に死んでいる。だからアクアは復讐相手はもう居ないと思ったのだ。
でも姫川が父親を間違って認識していたら?
アイの演技スタイルはその人物に似ている。ララライに居た。そして白い薔薇。どんどん繋がって行くではないか。カミキヒカル、彼はアイが妊娠した当時15歳の中学生。えー、とんでもない方向に向かって来たな。

