エリスの聖杯・第4話
査問会って何だ。またいきなり不明なのが出たな。
アルスターが「デボラ・ダルキアンか」と言うけど、誰だっけ。あの仮面夜会に来てたらしいが。あとからそこを訪ねたコンスタンスに「首は繋がってるのね」と言った事で思い出す。ああ、あの日の夜会の主催者だったか。
スカーレット曰く、デボラの査問会は名前は有名だけど内容を誰も知らない。誰も話さない。なので口なき貴婦人の茶会と言われている。今回のサブタイ。
デボラ以外に三人いる。スカーレット曰く三人はデボラの取り巻き。デボラからはこの場で起きた事は他言無用と血判を押さされた。まあそれに同意するかどうかは一応コンスタンスに拒否権があるみたいだったが。でも拒否出来ないんだろうな。
パメラから手紙から来た。あの時の心労で髪が白くなった。でもコンスタンスのした事は別に法には触れない。だからこの私的な場でコンスタンスの罪を暴かなくてはならない。なんだそれ。
デボラ曰く、あなただってスカーレットみたいにはなりたくないでしょ?首を切り落とされたあと、下賤な連中からも笑われるなんて。私だったらみっともなくて耐えられない。
まあスカーレットさんの亡霊が居るのでこれは言いにくいけど
「首が斬られたあとは意識がないのでどんな目に遭ってるかなんて知る由もないので問題ないのでは」
って返せるけど。
でもスカーレットの亡霊は居る。そして戦慄いている。それをコンスタンスがそっと手を添えてくれた。
さあスカーレットさんの出番です。これはくだらない茶番。
ジョン・ドゥ伯爵の夜会はあなたに痛手だったのでしょう。あの人身売買は。デボラはしらばっくれた。自分が憲兵に連絡したのだから。スカーレットが反論。なぜあの場に居たのはダルキアン公爵家の関係者ばかりだったのか。例えば奴隷商と楽しく話していたのはマクレーン侯爵、エステルの夫君。これを指摘されて焦るエステル。あれでは実刑は免れまい。首謀者の名前でも出せば罪が軽くなるかも。何しろコンスタンスの婚約者はあのアルスターだから。
動揺する三人にデボラが脅しをかけた。これが効いてしまって口を割りそうになったエステルが黙り込んだ。
デボラに迫られたコンスタンスだけど、あなたのやり方には屈しない。言いたい事言ったな。力は無いけど。そこに力のある者来たれり。アビゲイル・オブライエン、公爵夫人。この国の四大貴族、カスティエル公爵(スカーレットの家)、リュシュリュワ公爵(アルスターの出身家)、ダルキアン公爵(デボラの家)、そしてオブライエン公爵。
アビゲイル、スザンナの代わりに来た、委任状もあると言って参加誓紙に血判を押した。これで完全に参加者。そしていきなり言うのだ。エステル、ジャニーン、カロリーヌ、潰されたくなければ従え。
デボラは完全に気圧されてさっさと帰ってしまった。その後でアビゲイルから無茶するなとコンスタンスは言われた。アルスターに頼まれたから来たと言うのだ。アルスター、そこまで心配してたんだな。
外に出た所でコンスタンスに迫って来た者ありけり。あれ?これって危ないのではと思ったら、このアメリア・ホッブスはメイフラワー社の記者だった。ああ、嗅ぎ回る記者か。このしつこさどうするんだと思ったら、同僚のオルダス・クレイトンと言うのが止めてくれた。ところでこの取材の過程でテレサ・ジェニングスが死んだと言うのだ。誰だそれ。スカーレットからの説明。あの「この女が夫を誑かした」とか言われて殴られて血を流していた女性か。え?死んだの?無理心中?
このホッブス記者に無いこと無いこと(幻覚剤で乱交)書かれて頭を抱えるコンスタンス。
またこれか。
これを知らせたミレーヌ・リース、実はホッブスみたいな記者になりたかったと言うのだ。
ミレーヌからはセシリアの茶会に行くんでしょと言われた。誰だっけセシリア(こればっかりだ)。
外に出たコンスタンスが呼び止められる。市民団体すみれの会婦人部代表のキンバリー・スミスだと言う。また登場人物増えたな。キンバリー、あの記事を鵜呑みにしてコンスタンスを非人道的だと決めつけて抗議に来たと言う。記事に書かれていた幻覚剤とはジャッカルの楽園ではないのかと。さらには貴族は差別主義者とも。
責められるコンスタンスに助け舟を出したのがケイト。自分は男爵家に嫁いだ平民出身者だけど貴族だと言うだけで差別主義者と呼ぶのかと。
いつも助けてくれるケイトだけど、アルスターの事を言ってなかったので傷ついたと言うのだ。悩んでるなら話してと言ってくれたから。この子は大切にしたい。一方でケイトは巻き込みたくない。
セシリア(王太子妃)に招かれたと言うので王宮にやって来たコンスタンス。アルスターと会って、そしてその前をファリス王国のケンダル・レヴァイン上級外交官が慌ただしく走り去る。何かあったか?ここはスカーレットさんが調べましょう。
それによるとユリシーズ第7王子が行方不明になってるみたいだ。しかしファリス側は何も言って来ない。これは調べねばとアルスターは憲兵局に戻った。
セシリアの部屋に行ったが、アルスターが居ないと聞いて口元が不機嫌に。この時にはもうスカーレットの調査が進んでいた。怪しい商人が居た。ソルディタ共和国の商人のバド。セシリアに会いに来てたらしい。セシリアはそれを隠していない。
お茶会でセシリアは特製の紅茶を飲んだ。身体が弱いからバドから特別に取り寄せてると言う。ここでスカーレットが陥れられた時の話が出た。エンリケがセシリアの見舞いに来た後で屋敷の水瓶に毒が仕込まれ、スカーレットの耳飾りが落ちていて、自宅から使いかけの毒瓶が見つかった。いやあ証拠ありすぎでは。
ただ、スカーレットの見立てではセシリアは周囲から嫌われてるみたいだ。その紅茶にも毒が入ってる。だから内蔵がやられて手が冷たくなってるだろう。そう言えばそう言う場面はあった。
どうもコンスタンスはセシリアに毒の話を教えてやったみたいだ。
さてバドと言う商人は怪しい。そこであちこちの商会でバドと言う人物の事を聞いてまわる。ニールって誰だっけ。あ、パメラにはめられてコンスタンスとの婚約を破棄したあいつか。頭を丸めてるな。
そのツテでロビンソン商会へ。絵から毒草の話は聞けたみたい。ファリスの専売特許。一方でバドなど知らぬという。商人仲間で誰も知らない男が王宮に商人として出入りしてるとは怪しい。
しかし帰りの馬車で事件が起きた。さっきの御者と違う声の御者の声がした。何故代わった?そこで思い出したのがリリィが言っていたあの呪文。
「キリキキリクク」
御者の表情が変わったぞ。拳銃を取り出した。

