勇者パーティーにかわいい子がいたので、告白してみた。・第1話
タイトルだけ見たので、てっきりとある冒険者が勇者パーティーにかわいい子を見かけて無謀にも告白した、そんな流れかと思っていた。まあ勇者パーティー外にいて、かわいい子を見たから無謀にも告白した、までは合っていたけどそれがまさか魔王軍の一員だったとは。
勇者パーティーが魔王城に挑む。魔王軍の中ボスのヨウキがこれを迎撃。ヨウキが強くて勇者パーティーは全く歯が立たない。始末してくれようと思ったヨウキがふと見たら勇者パーティーの中に居る僧侶セシリアが自分の好みに合致してしまった。と言う事で倒れた勇者パーティーは元に戻してやる。
なのに懲りずに勇者パーティーは一ヶ月の間に何度も何度も攻撃して来た。いい加減魔王様も側近もじれてお前ごときにやられるなら部下を相手させたらどうかと言われた。でもヨウキが見たところ自分はチート的に強いけど部下だと勇者パーティーにやられてしまうと自分が戦う事を望んだ。
そして今回。ヨウキは条件を出した。僧侶を置いていくならここを通してやる。勇者ユウガはそんな事出来るかと言うものの、ミカナが世界を救う為ならセシリアを犠牲にしても仕方ないと言い出した。と言う事で魔王を倒したら助けに来ると言い残してユウガ達はその先へ。
二人きりになったところでヨウキが好きです付き合って下さいと告白したけど、まあ当然ごめんなさいされるよね。でも失望のあまりヨウキはならもう死んでもいいやとセシリアの攻撃を防御しない風を見せた。
おかしいと聞いてみたら、実はヨウキは転生者で中身は人間。だけど自分は魔王軍の中ではここで防衛するだけで外にも出られない。そんな身の上だと言うのだ。いや、魔王にも勝てる程チート的に強いのならさっさと魔王軍から抜け出せば良かったのでは。
ともあれ魔王は勇者パーティーによって倒された。世界に平和が訪れた。ヨウキは魔王軍から解放されて角を折って一介の冒険者として生活する事にした。いや、それを早くからやっていれば良いのに。
ところが元々魔王軍の中でも最強だったので冒険者としてスタートしたら最低のFランクから一週間でもうDランクに上がってしまった。
この噂を聞きつけたセシリアがヨウキを迎えに来た。家に来て欲しいと。魔王を倒した後の世界では今度は人間同士で覇権争いをしようとしていた。戦いに有利になろうと勇者を各国が勧誘する。こんな世界でヨウキが頭角を現したら国同士の争いに利用されてしまうから冒険者をやめてくれと言うのだ。
仕方ない。では程々にと思ったところにセシリアの母が入って来る。セシリアにも求婚が沢山来てるが、セシリアは全部断っていた。君はどうなのかと。でもヨウキはそれには乗らなかった。だって一度断られたし。だからもっと冒険者として自立してから改めて告白したいと言う。
これ、実は試されていて、ちゃんとしたヤツだとセシリア母から認められる。

