魔術師クノンは見えている・第1話
魔王を倒した英雄の子孫には時折「何か」がない子供が生まれる。クノンはその中で目の機能を失った子だった。絶望の中で生きていたクノンだったが、ある日魔術を教えに来た家庭教師ジェニエに水魔術を習っている時、生成した水球の大きさが「目」と同じと言われたその瞬間に、くらーい話だなあと思って見ていた物語が一変した。
クノンは思った。魔術で目を作れば見える様になる。
えー?
クノンが英雄の子孫のせいで目が見えないのが、生物としてどこの部分の機能不全なのかによるのでは。特に今回水球が目の大きさと同じと言われたおで目を作ろうと思ったと言う事は、目の水晶体を作ろうと言う発想と思われる。でもご存知のとおり視力は水晶体を直したら必ずしも見える様になるものではない。水晶体の背後にある網膜がやられていたら当然見えない。その先の神経がやられていたら見えない。最悪脳にある視覚野がやられていたら「見える」と言う認識を持てない。
ともあれ、その後のクノンの努力は見える感覚が戻る方向にあるので、最後に書いた大脳の視覚野には問題は無さそう。そして魔術の修練はジェニエさんが困惑する程にどんどん進んで行く。
くらーいクノン君をずっと支えて来てくれたのはメイドのイコ・ラウンド。この子が居なかったらクノンは絶望の縁に落ちていたと思う。
最初の場面から一変して、女性に対するマナーまで変わってしまったクノンだけど、ここまでやってもこの作品の向きが未だ分からない。これ、ギャグに行くの?

