お気楽領主の楽しい領地防衛~生産系魔術で名もなき村を最強の城塞都市に~・第3話
ヴァン君の生産系魔術で立派な屋敷が一瞬にして完成。これを見たディーとオルトが黙っていられない。我々の家も材料さえあれば作って貰えるのか。作って貰える?ならば材料集め合戦だと息巻いたが、でもそれよりもここの貧しい村民の住居の方が先だ。
なんということでしょうー
before afterかよ。そろそろ知らない人達も出て来る頃では。
取り敢えず作った村民の住居は下手に区別つけると「あいつの家は」みたいになるから、まるでどこかの官舎みたいに画一的な家が沢山出来た。そして公衆浴場も作った。なんということでしょうー。水はプルリエルの水魔術で生成するからまあ良いとして、火は頑張っておこすのか。そっちはもうちょっと何とかした方が。
防壁の外には騎士団が頑張って堀を掘った。でも空堀よりも水をたたえた方が良かろう。と言う事で川から水をひく事にする。用水路はまずエスパーダが土魔術で大まかに掘ってそれをディー達騎士団とカムシンが整地して行きヴァンが水路の底と壁面の強化。ただ、川から村までは結構距離があるから完成は一週間後かなと思ったのに、ディーの頑張りが凄すぎてあと少し迄来てしまった。ディーは一気に完成したかったみたいだが、他のみんなはもう疲れているから翌日に持ち越し。
そして水路が完成して水が村の方に流れる。堀は水でたたえられた上に、その水を生活用水に出来る。今までは遠い川まで汲みに行っていたそうだ。だったら水不足の対策として近くに用水池も作ろう。うーん、私の場合、まずは飲水の衛生面から上水濾過施設を作るなあ。この世界の技術だとそうそう大変な施設に出来なくとも緩速ろ過池なら出来るのでは?
Bパートでチラとアルテ嬢と呼ばれる子が馬車でどうやらヴァンの村に向かっているみたいだ。どんな子だったっけ?忘れちゃってる。
防壁も立派になりました。なんということでしょうー。これではまるで城塞ではないか。その上にバリスタまで作るし。いや、要塞になって来たぞ。と言うか、やはりレールガンを作れるのでは。
ディーはこんな事が出来るなら当主も考えを変えたのではと。でもヴァンが自分の力で出来る事をやるだけ。
防衛に関する設備は整った。が、物資が足りない。今までの経緯から交易商人は一ヶ月に一度程度しか来ない。ヴァンが生産出来るものなら良いが、調味料や甘味の材料が無い。それは駄目だ!
では村を豊かにする物は何があるか。すぐにはうまく思いつかない。
良い案が思いつかないまま、カムシンの刀とか試し斬りをやっていたらちょっと撫でただけでクサラの自慢の盾がスパっと斬れてしまった。これならちゃんとした鉄鉱石の材料で作ったらもっと良い武器が出来るのでは。
そんな所にオルトが鉱石を拾って来た。鉄鉱石や金銀銅、おまけにミスリルまで。この周辺は魔物も出るし不便だし誰も本気で鉱山開発をしていなかったらしい。なので森の中ですらこれだけの物が拾える。いやあ、鉱石ってそう言うものか?
エスパーダも森でミスリルが簡単に拾えるのには疑問を持った。可能性としてはこの近くにダンジョンがあるのではないのか。もしダンジョンがあるならそれを明らかにすると人や物が集まる。一気に村が大きくなる。が、これは駄目では。オーバーツーリズムみたいな状況になってしまう。治安も悪くなるし、他国から狙われる。
ただ、フェルティオ家に教えたらフェルティオ侯爵家が本気でここを保護するのでは?いや、そうなると今度はヴァンが追い出されるかもしれない。みんな、ヴァンが居る方だ大事だからダンジョンの事は敢えて後回しにしようとみんな決めた。
良い感じになって来たかなと思った所に、アーマードリザードが集団で接近。城壁は作ったが、バリスタにしても村人の協力がなければ役に立たない。みんな、立ち上がって欲しい。

