しゃばけ・第13話・最終回
成り損ないはこれで済むと思うなよと言い残したが、ちゃんと消えたし大丈夫だろう。一太郎は今回の件で強くなるんだと思ったものの、そうそうは簡単に強くなれるものではない。力尽きてその場に倒れてしまった。でも予想はしていたが、仁吉と佐助は無事で、佐助がおぶってくれていた。ただ、一太郎が群れ鼬を制するのに護符をまいたのは助かったみたいだ。
長崎屋に戻ると家中総出で一太郎を待っていて、父藤兵衛は当然の如く仁吉と佐助を叱ったものの、おくまが二人に水をぶっかける事でその場を鎮静させた。
ここからは万事丸く治まって行く。一太郎は強くなると言う決心の通り、身体も快復が順調で医師源信も褒めてくれた。日限の親分が来てくれて、薬種屋殺しはぴたっとおさまったと言うのだ。成り損ないが消えた証拠だな。
仁吉と佐助によると、あの場の与吉は助け出して安全な場所に移しておいたそうだ。しかし松之助の行方は今妖達が探しているところ。
その松之助は程なくして見つかって、長崎屋に招かれる。一太郎はやっと対面がかなった。松之助はやはりあの火事の中で与吉に取り憑いた成り損ないから炎を出されたものの、あれがかえって番頭を諦めて脱出する事にして助かったのだ。
しかしこの火事なものだから、口入屋に行ったもののすぐには奉公先が無くて寺に避難していたら、それを妖達が見つけた。
一太郎が菓子を勧めたので握りしめていた手をひらくと、そこにはあのビードロの根付。やはりあれは一太郎の根付で、そしてこれは東屋で毒を入れるのを押し留めてくれ、さらには何かにつけ松之助を守ってくれたのだ。これが一太郎の根付だったとはと涙する松之助。
これを見た一太郎が決心する。藤兵衛とおたえと言う両親を前にして、自分はやっと長崎屋の跡を継ぐ決心が出来た、そしてそれには松之助が必要なのだと頭を下げる。
結局両親が松之助を長崎屋に入れるのを許してくれて、松之助は働きはじめた。東屋に居た時も働き者だったから、長崎屋でもしっかり働く。それに長崎屋はこれと言った大番頭が居なかったから、一太郎の代になった時の番頭として丁度良いのではないか。今は仁吉が差配してるみたいだけど。
おたえも、そもそも一太郎が一番大事だから、その一太郎が必要と言うので許してくれた。まああんな経緯だったんだけどね。
働いてくれた妖達の労いの為に栄吉の菓子屋に菓子を大量に買いに行く。栄吉も一太郎が少しづつ進むのを見て自分も一歩づつ歩もうとしている。何度餡つくりに失敗しようとも。
その菓子と酒で妖達を労う宴。みなすっかり楽しんで、時間もふけて遅くなって一太郎も床に入った。そんな感じで一太郎の朝は遅くて仁吉と佐助が起こしに行くのだが、二人にはこれからもずっと宜しくとお願いした。
まあまあ良いテンポ、早すぎもせず遅すぎもせず良い感じで話は進んだ。
もうちょっと下っ端の妖達が活躍してくれたら楽しかったかも。

