笑顔のたえない職場です。・第10話
間が遅刻とは珍しい。と思ったら、厨二病に、いや、ものもらいになっていた。薬局に寄ってたから遅くなったと言うが、双見曰く上司命令で今日は帰れと。スケジュールはきついけど何とかする。
梨田が自分が手伝うと言うが、信頼されてない。ねこのてからも休んでとメッセージが入ったけど、いつの間に伝わったの?
双見から強く言われたので間は帰宅。途中で病院に寄ったらしく目薬と飲み薬が出た。ものもらいって万全と知ってるけど原因は何?と検索したら常在菌の日和見感染だそうだ。細菌が原因なら抗生物質の目薬と飲み薬か。
と言う事で間は帰宅。双見を「双見」呼びする間と似たこの人誰だと思ったけど、ああ、双見と同級生だった間柚希か。瑞希の姉。姉であり双見の友達なだけあってズバリと言う。瑞希が気にしてるのを見て、自分が居ないと遅れるのを期待してるのかと。まあそれはそうでもありそうでもない。痛い所を突かれた。
困れば良い、なんて思わないけど、でも困らないと言う事は自分の居場所とはと思ってしまう。あ、以前からジワジワ来ていた瑞希の将来と居場所の内容になって来た。双見もそうだし梨田もそうだが、みんなその人でなければ出来ない事をやってる。じゃあ自分は?と。
でも柚希はその人が居なければ成り立たない人なんて居ない。まあそうだよね。居ないと困るけど居なくても世の中は動く。嫌でも動く。
柚希、双見を呼び出したらしい。或いは逆かな。公園で待ち合わせ。今朝は休めと言ったけど瑞希が聞かなくて、でも双見なら帰すだろうと信頼して送り出したのだそうだ。
柚希は何してるんだっけと思ったら、そうだ、整体師だったっけ。今度やってあげる代わりにサインくれと。それはそれで恥ずかしい。
完治したタイミングで双見が訪問して来た。原稿はかなり大変だったそうだ。今回で思い知った。はーさん(瑞希)にメチャ助けて貰ったと言う事を。
お、間さん、口元がニコっとしたね。
やめないで!と言う双見。
でもこの調子だと間は将来も独立しないのかなあ。自分で漫画家は無理って言うけど以前の話で自分は何が描きたいか思いつけないからと言っていたが、そうなのかな。
第14期女流玉座戦が始まる。このあと描かれるが現玉座の天野香織に双見が憧れているのだ。とことん憧れているのだ。
そんな双見に角館から取材に来ないかと誘われた。前夜祭のパーティーから取材しないかと。そう言われたら二つ返事なのだが、締切がきついから佐藤に確認。佐藤に確認したら社の費用で取材に行ける事になった。流石玉座戦をやる宿だけあって高価そうだ。双見のみならず間も一緒。
でも双見は疑問に思った。到着時刻も早いし取材で泊まるだけなのに高い部屋だし、そして何故間も一緒なのだろう。佐藤はどんな目論見があるのか。
角館、風呂上がりに時間あるかと双見に聞いたかと思ったら天野と会って欲しいと言うのだ。双見すっかり舞い上がってた。サインも欲しい。凄いな。私がこれだけのぼせるとしたらカラヤンかムラヴィンスキーだけど、二人共もうとっくに故人だし。
部屋に戻って佐藤に報告したらリフレッシュ出来たみたいで良かった。実は今日は双見と間にゆっくり休んでリフレッシュして欲しかったのだそうだ。そうか、佐藤の目論見とはそれだったのか。
そして双見はこれで創作意欲がまた沸き起こる。

