とんでもスキルで異世界放浪メシ2・第17話
22階層のボスの気配が近づいて来た。行ってみたら怪獣みたいなヘビが。ヴァースキだそうだ。フェルも未だ3回程度しか戦った事が無い珍しい魔物。でもこれをフェルとドラちゃんとスイであっと言う間に倒してしまう。まあ無敵みたいなのが三体だからね。ムコーダは影に隠れてるけど。
次の階層への転移装置へ。行った先は大きな坑道。やけに天井が高いと思ったら巨人階層だった。これも三体であっと言う間。結構歩いたし戦ったのでセーフエリアを見つけてここで食事。
今回は作り置きを利用して和風ハンバーグサンドと和風ステーキサンドにとん汁添え。
食べ終わって、セーフエリアだから今日はここで寝泊まりにしようとしていた。ところがそこに重傷のメンバを連れたパーティーがやって来た。ポーションを使うにももう切れてるみたいで、彼らはムコーダに頼る。ムコーダはこれは大変とポーションを渡したらみるみる傷が塞がった。これは特級ポーション?これってどうやって手に入れたんだっけ?
特級ポーションなんて個人が持てる筈が無いと言われて、取り敢えず上級ポーションで効き目のいい奴で誤魔化した。このパーティーの名前はテンペスト。Aランク。このお礼として金貨15枚を進呈したいと言うのでムコーダは下級ポーションをつける。
何があったのか事情を聞いたらこの階層のボスはスプリガンなのだが以前来た時は一体だったのでその準備で来たのに今回は三体も居てこの有り様。
ともあれこの晩は一眠りして、しかも朝はムコーダのサンド食べて回復。多分テンペストのみんなは無事に帰った。そしてムコーダ達はボス部屋に到着。確かに三体居る。でもこちらの三体であっと言う間に片付けた。戦い終わってドロップアイテムを回収するムコーダだが、まるで火事場泥棒みたいな感覚におそわれる。
なので次は自分も戦って何かした気持ちになりたい。と思ったのに。
完全加護、役に立ってるけど、役に立ってない(戦えてない)。
こうしてムコーダが怯えているうちに次々と制覇して29階層に来ました。砂漠じゃん。フェルは面白い趣向だと喜ぶものの、やはり暑さはこたえる。スイなんて蒸発しそう。フェルが日陰で結界を張ってくれるものの、魔力を使いすぎるので暑さを凌ぎつつ先へ行かねば。
と言う事で通販で暑さ対策の飲食。ポカリとかアイスとか。まあアイスとか一時しのぎは出来るんだけど根本的な涼む事にはならないんだよね。
魔物を倒しつつ先へ。今度は夜になって砂漠の夜は寒い。今度はあったまる食事。鍋を出したなと思ったら鍋焼きうどんだった。
29階層のボスはゴーレムみたいなのだった。でもこれもあっさり倒す。そして転移装置へ。愈々最深部の階層へ。
到着した場所はいきなりボス部屋。ベヒモスが待っていた。ドラちゃんとスイがいきなり戦いを挑むものの、ベヒモスの外殻は滅茶苦茶硬い。効いてないみたいだが攻撃を重ねれば弱って行く。と言う事で何度も何度も攻撃。そのうちにスイの酸が効いた場所の外殻が溶けてベヒモスが弱りだした。スイが大量に酸をかけて最後はフェルの攻撃でしめた。
ベヒモスのドロップアイテムは魔剣カラドボルグ。なんだか凄すぎる感じの剣。こんなの世の中に出したら大変かもと、取り敢えず保管。
ダンジョン制覇の祝をしたいとフェル達にねだられてムコーダは揚げ物パーティーにする事にした。ロックバードのフライドチキンにあっちこっちの具材の串揚げにアメリカンドッグ。

