青のオーケストラ Season2・第7話
佐久間が嫌味だけを言う人間ではないと分かって来たし前回の立花の成長譚もあったし、海幕高校のオケ部はコンクールに向けて良い方向に進み出して来た。
と言う事で部員による反省会だが、部長が促しても誰も何も言わない。そこでまたぞろ佐久間が言い出した。弦の激情が足りない。管はそのせいで抑え気味になっている。東金がそんな事は無いと言うものの、佐久間は歯に衣着せぬ言い方で、ああ弦が自分たちより下手なのに安住してるのかと言い出した。
この言い方に当然青野は反発したものの、かと言って今の弦の表現がよく出来ているとは思えずこの点に関しては佐久間の言葉に同意していた。
さて、その青野君、夢の中で何を見てるのかと思ったらサムソンとデリラのその感情、怒りの事が気になって、風邪をひいて寝込んでる時にも夢で見てしまったのだ。もう夕方から夜になっていて、今日の練習はどうだったのかと気になっていた。そこに佐伯から電話があって反省会の様子を聞いたが、今回は佐久間が何も言わなかったらしい。佐久間、どうしたんだ。
今のままでは鮎川先生は満足しない。当然と言えば当然か。良い方向に向かって来ているがこれでは全然足りない。これで昨年よりよく出来ていると思っているのか、思っているヤツは手を挙げてみろ。これはちょっと意地悪な物言いで、この問いかけで「良いと思います」なんて言える訳が無いじゃないか。
コンクール当日の風邪でなかっただけマシだが、コンクール迄はあと少し。学校に出て来てパンを買ってお昼をと思ったら佐久間と遭遇してしまった。風邪でご心配をおかけしましたと型通りの挨拶をしたら、佐久間がまた厭味ったらしい。心配したよ、風邪が他の部員に移ったらどうしようかとって。
カチンと来た青野が佐久間にそう言う物言いがと言うけど、佐久間は逆に青野に君は溜め込むタイプだと言う。自分にはまあそうやって物を言って来る。でも他はどうなんだ。
サムソンとデリラのサムソンの怒りの感情、君はどう思うのか。君は怒る場面はあるのか。そして佐久間は言うのだ、普段の東金への怒りとか(その程度では弱いのでは)、何よりもクチナシの連中には腹に据えかねていると。
口無し?
佐久間が本当に怒ってるのは、反省会で何も言わない連中だった。もうこれで良いよと言わんばかりの連中にだった。
一方の青野、自分がどんな時に怒りが込み上げるかと言われれば、勿論、父親の事だ。青野は特に一期の時にその辺を大きくこじらせていた。ヴァイオリンをもうやらないとまで言う程に。だが、佐久間にこの事は絶対話すまい。
但し佐久間の言葉はヒントになる。怒りの感情、自分が父親に対してどんな怒りを持っていたのか、それがどう表現出来るのか。だから部分練習の時にその感情を表現する演奏をやってみる。溜めて溜めて溜めて、そして最後にぶつける。これには後ろで聴いていた佐久間が驚いた様だ。
佐伯も今日の青野の演奏は良かったと言う。そう言われるのは良いけど、自分だけが先走るのではオケとしての調和が取れない。やはり全員がサムソンの怒りがどんなものなのかを共有しなければならない。
そしてまた反省会。コンクールまであと七日。パートリーダー達からはサムソンの怒りに関してのある程度の意見は出る。だが他の部員はもうこれ以上結論の出ない議論しても仕方ないそれよりも練習した方が良いのではとヒソヒソした話も聞こえる。
ああ、これは佐久間が暴発しそうな雰囲気だ。ここで青野が声を上げた。サムソンが物語の中でデリラにどんな仕打ちをされたのか。怒りから憎しみに変わった訳だ。それを表現すべきではないのかと。これが口火となってパートリーダーや部員からも表現の仕方について意見が出て来る。
さて、その日の帰り道。駅で佐久間と遭遇しました。一緒の電車になってしまって気まずい青野だけど、あの佐久間がまあ今回の青野の意見は良かったんじゃないと言って電車を降りて行く。その後に秋音がトコトコと音を立ててみーちゃったと寄って来た。
松戸に帰って、武田先生の事を皮切りに中学時代の思い出を語る二人だけど、秋音はあれから頑張って手も硬くなったんだよ、触ってみてよと言うのだが、あら?何その反応。
ところで今回は作画良かったなあ。

