永久のユウグレ・第6話
ユウグレはアキラとデート、アモルは第三爆撃クレーターでスケッチ、これっててっきり5人で外出で、でもそれじゃデートではないのではと前回思ったのだが別行動だった。なーんだ最初からそうだったのか、と思ったのもこれまた間違い。実はユウグレからトワサにお願いしたのだ。今日はアキラと二人だけにして欲しいと。えー、と思ったトワサだがユウグレを見て今日だけ特別に許した。
デートのユウグレ、アジサイが腕をふるって美人に仕上げたよ。
と言う事でユウグレとアキラは乳頭温泉郷をブラつくデートとなった。アンドロイドなのに朝食を沢山摂ったら顔が膨らむのではと気にするユウグレだが、そもそもお腹が空くアンドロイドもどうなのか。街歩きしながら随分食べてるし。
しかもこのデートでのユウグレがすっかりあの万能アンドロイドの身体能力からはすっかりかけ離れていた。鼻緒が切れたら転びそうになってアキラに助けて貰うし。下駄の鼻緒はアキラが直してくれたけど、この直し方はどうやったのだろう。同じこの深夜で不器用先輩の方は亀川君が五円玉を使った直し方を見せてくれてあっちは納得出来る構造だった。
アモルはスケッチが捗ってない。アキラとユウグレ二人きりで送り出して嫉妬していたのだ。それをヨクラータはちゃんと言葉に出して吐き出してごらんと。その場でアモルが見下ろした第三爆撃クレーターにアキラとユウグレが居るじゃん。温泉街をデートしてたんじゃなかったのか。わざわざアモルがスケッチしに行った場所に二人も行ったのか。アジサイがデートの為だとプランを立ててくれたのもやはり第三爆撃クレーターだった訳か。
言葉に出してごらんとヨクラータが言ったのには何もアモルだけの話ではなかった。実はハニヤマもそうだったのだ。アジサイとエルシーになった時に一緒に温泉宿の仕事をする約束だったのに、未だにOWELの仕事をしている。それでアジサイが怒ってるが、これには訳があって、第三爆撃クレーターや温泉街で有用鉱石が発見されてOWELはクレーターのみならず温泉街も発掘エリアに指定してしまった。それは即ちアジサイが大事にしている温泉宿と温泉街を破壊すると言う事で、ハニヤマはOWELに留まってそれをどうにか阻止出来ないかと画策していたのだ。それをアジサイに言ったらアジサイが悩んでしまうと言えてなかった。
デートが終わって宿に戻ったらアジサイがお出迎え。どこまで行きましたか。鈍感なアキラが第三爆撃クレーター迄と答えるけど。
さらにスケッチ組も帰還。ここでやっとハニヤマはアジサイにOWELを止めようと残ってる事を明かした。なんでちゃんと言ってくれなかったのか。アジサイが大切だから言えなかったと言うけど、ちゃんと二人で背負わせて。
乳頭温泉郷の話、もう一悶着あるかと思ったら翌朝あっさり仙台へ。ヨクラータもバスを待ってた。仙台に行くと。実はこのバスが違和感が激しい。
マフィアが使っていたのはクラシックカー。技術が一部後退したからあんなものかもと思っていたのに、何だよバスはスケルトン構造じゃないか。クラシックカーや、その後仙台で見かける列車と技術を合わせるなら最低限でもモノコック構造のバスが来ないとおかしいだろ。
あっさり仙台に到着。ヨクラータの説明によると東京で働くエリートを育成する施設の多い学術都市。ここに無い資料はあとは東京のOWEL本部にしかないだろう。と言う事で早速その学術都市の図書館へ。でも開架書庫には過去の歴史の本はほとんどない。ここの司書が優秀で公開出来ない本はぬかりなくしまってるだろうからと。
その司書のセシャトとヨクラータは知り合い。深い知り合い。何だアキラが最初に持った印象の女たらしってのは全然間違ってなかったじゃないか。当然AI戦争関連の本は禁書で見せられる資料などないと言うが、でも実はしっかり書庫の鍵をセシャトから抜き取ってあった。
合鍵がすぐに作れそうな古典的な鍵だな。
良いのか禁書をしまってる場所がそれで。
宝石みたいな部分に魔改造が施されているとか?

