転生悪女の黒歴史・第5話
ソルとヨミの決闘となってしまった。どちらかが死なねば決闘は終わらないしどちらかが死んでも首謀者の疑いでイアナは処刑。どう転んでも駄目ならと極まったイアナは手を痛めて劣勢のソルの前に立ってヨミに自分が相手をすると剣を向けた。じりじり。
これにはヨミが降参。イアナを傷つけるなんて事は出来ないと。事ここに至っては決闘は終わらせるしかないと言うギノフォードの裁定ではあったが、だからと言ってここまでの所業は説明して貰わないとならぬ。
ここでイアナが取った行動はヨミの頭を押さえつけて謝らせる自分も謝ると言う行動だった。実はヨミは自分が留学先で虐げられていると言う誤った情報に勘違いしてイアナの為の行動だった。
それを聞いたギノフォード、睨みつけたのだが、全て分かった、自分が悪かったのだと言い出す。と言うのは以前のただの悪女だったイアナに対してギノフォードは敵対的行動を取っていた。確かに佐藤コノハが転生した直後のギノフォードはイアナにそうあたっていた。それが伝わったのだろう。だとしたら今回の件は自分にも責任があるのだと。と言う事で、一旦ここで落ち着いた。
あの進退窮まった状況で何とか済んだ。ホッとしたイアナはここで倒れる。
気を失った佐藤コノハ、会社員時代の残業の夢を見ていた。残業しないと終わらないのに残業するなと言われるし。
気がついたらヨミがおでこを合わせて熱を計っている。でもイアナは未だ佐藤コノハ時代の夢が残っていて、朝が来たら会社に行かねばとジタバタする。会社に行かねば失業して漫画グッズBLゲームが買えないとうわ言を言いながら。これをヨミが聞いてしまう。
コノハがここに入って来てやっとイアナは現世とは違うのに気がついた。でもヨミはコノハを猫の如く放り出す。
ヨミはあの決闘の場は何とかイアナに合わせたけど全然納得していない。誤解したままで、コノハに貢がされているのだろう、BLゲームってやつを。BLゲームって何?
血反吐はくイアナ。BLゲームとか言わないで。
佐藤コノハ、学生時代にとなりのお姉さんからBLゲームとGLゲームの沼にハマらされていた。そうだったのか。会社員になったら金が入るから底なし沼から抜け出せなくなる、今のうちだと。抜け出せなかったんだけどね。
ヨミがコノハにBLゲームの事を問い質しに行こうとするので強引に止めたイアナ。これで気がついた。あの決闘の時もそうだった。自分が強気でヨミにぶつかるとヨミは大人しくなる。だとしたらこれで行けば良いのでは。
ここからヨミに対して悪女を装う。今自分は遊びをしているのだ。あの能天気な妹達を信じさせて最後の最後でどん底に落とそうとしている。なのにそれを邪魔されたら迷惑なんだよと。邪魔せずに従順でいろ、子犬ちゃん。これですっかり調教された。まあこれって一つの手段だったのかもしれないけど、ますますややこしい事態を招来した気もする。
一眠りしたらギノフォードが入って来た。ギノフォード、二人だけで話がしたかった。それは佐藤コノハが転生する前の事。ギノフォードがイアナとの婚約を辞退したがその弁解をイアナは全部拒絶した。しかし弁解を諦めた時からイアナのコノハへの嫌がらせが始まった。でもあれはコノハを叔父から守る為だったのだろう。
そう言いつつ、ギノフォードもおでこをくっつけて熱を計る。これでやっとイアナは思い出す。これも黒歴史設定。この世界では病人の熱を計るのにおでこをくっつけて計る。これをオデコンと言う。痛い、痛すぎる。
そしてさらに思い出す黒歴史。あの設定をどんどん書いていた時に黒歴史ノートを母に見られた事も。R18封印解除の内容も。
次に入って来たのはソル。ソルに暗殺されるのではと恐れるイアナ。ソルもオデコンしようとする。
決闘の場で無茶をしないで欲しかったと言うソルに、ああしないとソルが守れなかったと言うイアナ。あれ?今回ギノフォードもソルもイアナのフラグが立って来た?でもイアナの方は未だ自分の手で殺そうと思ってるのだなと言う認識。
とは言え、三人からドキドキさせられてはならない。心を強く持たねばならない。しかもヨミは当面帰らないから時折悪女演技もしなくてはならない。
そして次の死亡フラグが始まるのです。

