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とんでもスキルで異世界放浪メシ2・第20話

ムコーダでも料理するのに疲れる事はあるのか。でももしムコーダが調理しないとフェル達が困ってしまう。まさかネットスーパーにテナントとしてデリバリーしてくれる店が将来入るのか?と思ったけど、ここでムコーダが思ったのはバーベキューみたいな串に刺してあとは焼くだけなイメージだった。それでも料理を生業としない一般人には手間なんだが。

フェルはそれを聞いて網焼きとやらをやれと言うが、バーベキューグリルが無い。前回ネットスーパーで売ってないんだよなーと言ってたやつ。だから鍛冶屋で特注品で作って貰えないか頼んでみた。その結果、ドワーフさん達からそんなもの作れるかー!と怒られた。

ウゴールにこの事をぼやいたら、ドランの街は迷宮がある冒険者の街だからここの鍛冶屋は武器を作る事しか考えてないし、それに誇りを持ってる。だからキッチンの道具とか言い出したら怒鳴られるのも無理は無い。ドワーフだし。ただ、ヒントが貰えた。良い酒が手に入るならそれを喜ばれるかもしれない。

とまれ、今日の昼はワイバーンの焼肉丼で済ませたが、フェル達はこれはこれで好き。そして例のドワーフを説得する道具としてネットスーパーで酒を注文した。サントリーの角瓶だ。酒を飲まない私でも知ってる。鑑定したら害は無さそう。

この秘密兵器を携えて工房へ。注文したいのがあると言うと剣か斧か槍かと聞いて来た。当然武器しか頭にない。でもムコーダはバーベキューグリルが欲しい。絵で大体の形を描いたのを見せたが、ここのドワーフはいきなり怒りだす事はなかったものの、帰れと。

でも今回は秘密兵器がある。酒は好きか?こんな珍しい酒があります。蓋を開けるとウィスキーの香りが漂う。これにドワーフの親方は大いに興味を惹いた。ああ、色も大事で、で、中のウィスキーがよく見えて変わった瓶だから角瓶は絶好の品物だったんだ。安いし。
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親方は角瓶をひったくって早速飲んでみた。これは何という美味しさ。こんな酒は飲んだ事がない。よし!注文を受けてくれたら代金の他に5本進呈しましょうと言うと、親方は10本なら受けようと言ってくれた。代金は金貨350枚。親方の名前はアレーシュ。

宿に戻ってそう言えば神様達も酒が好きだったなあと言う事でお供えをしてなかったのを思い出した。怒っていた神様達から怒涛の文句。ニンニル、あの不二家から色々なケーキを供えよと。待ち焦がれていた神様達、待ち遠しさのあまりにムコーダとネットスーパーの事を調べていた。テナントは次はレベル40になったら新しいのが入ると思われる。すぐにレベルを上げろ。迷宮に行け。

これにはムコーダは閉口した。こんな事をするなら、加護をお返ししてお供えをやめる。これを聞いて無理強いした神様達は反省。一方でお供えが滞っていたお詫びをして欲しい。今までの上限額を倍にしてくれと。ムコーダはこの辺で妥協して、ネットスーパーの画面を見せてその範囲で欲しいものをお供えしてやる。凄い疲れたムコーダさん。

神様達の相手に心が疲れたムコーダ、夕食はコカトリスの中にピラフを詰め込んだ丸焼きを作る事にした。ちょっと思ったのだが、これだけ巨大だと鶏や七面鳥みたいな作り方で大丈夫なんだろうか。大きいと火力とか色々比例しない点があると思うのだけど。

その間にスイにはミスリルでガラスコップみたいなのを作って貰う。スイ工房も凄い。
そしてローストコカトリスのピラフ詰めの出来上がり。
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神様達はお供えを貰って満足。でもヘファイストスとヴァハグンが悪巧みをする。ムコーダはレベル上げを強要するなと言っていた。でも別にスキルを与えるのなら良かろう。と言って、獲得経験値が倍上がるスキルをひっそりと加える。

三日経ってグリルが出来る頃。アレーシュの工房へ。アレーシュは角瓶を貰ってホクホクだし久しぶりに武器以外を作って楽しかったので300枚でやってくれた。しかもここで試してみろと。調整も出来るし。

と言う事でアレーシュの所で早速炭焼きパーティー。オーク肉とブラッディホーンブル肉のバーベキュー。タレはお好みで。炭焼き肉はみんなに好評。アレーシュにはわさび醤油で食べて貰ったがこれは未だ嘗て食べた事のない味。アレーシュの骨付きソーセージも美味しい。
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アレーシュが早速ウィスキーで食べようとしたが、一旦それを待たせてウィスキーでハイボールを作ってあげた。勿論好評だったが、アレーシュはこれを分析する。泡が出る水、夾雑物の無い氷、ミスリル製のコップ、ムコーダ、おまえはやはり只者じゃなかったんだ、迷宮を攻略しただけの事はあるなと。え?どこでその話を?と思ったら、一部でムコーダの事は有名になってると言うのだ。

でもこれでムコーダは考え込む。
ひっそりと生活を楽しもうと思っていたのに。

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