ウマ娘 シンデレラグレイ(第2クール)・第18話
例によって実際の結果を知らない私、ジャパンカップの結果をハラハラしながら視聴開始。とは言っても前回オグリキャップは盛大に負けフラグを立てたのでオグリキャップは苦しいだろうとは思って見る。
一方で思わせぶりを振り撒いたオベイユアマスター。アメリカの芝で何とか勝ちたいとあがいていたが2着が精一杯。その時に言われた。もっと相手の情報を掴んで次は挑みなと。このアメリカの芝で勝てないのかと思ったところでトレーナーから日本に行ってみろと言われる。日本の芝は世界でも有数の高速芝。おまえの脚質に合う筈だと。ばってん。
オベイユアマスターはこの時の言葉を噛み締めて、日本のタマモクロス、オグリキャップ、世界のトニビアンカを徹底的に分析していた。しかも今回来日した時に記者達がオベイユアマスターの情報をさっぱり掴めなかった様に来日までのレースでは自分の走りを隠していた。ベルノライトがほんの少し情報を掴む迄、六平ですら何も情報を持てなかった程に。
最後の直線、タマモクロスがゾーンに入って先頭へ。しかしヤツが来た。今回の曲者オベイユアマスターが。ヤツもゾーンに入っていた。二人の激しい争い。これに驚く世界のトニビアンカ。なんだこれは、あの二人はとんでもない走りではないか。これは世界の最高峰だ。ならば自分も出し惜しみは無しだ。トニビアンカもまたゾーンに入ろうとした、その時。トニビアンカ故障!
実際はレース中には発覚しなかったが、このあとトニビアンカは伸びを欠く。こうして勝負はタマモクロスとオベイユアマスターの二人に絞られたか。そうミシェルマイベイビーが思った時に背後からゾンビが出て来た。
オグリキャップ、おまえはこのレースではもう終わった筈では?六平がオグリキャップに先行策を許した時にひとつだけ約束しろと言ったのがここに生きていたのか。先行策を採っても良い、だが少しでも想定外の事態があったと思ったらいつもの位置に下げろ。おまえの脚は最後に爆発する脚なのだからと。それに従ったオグリキャップが最後の直線で後方からタマモクロスとオベイユアマスターに追いすがろうとする迄に進出して来た。生きていたのかオグリキャップ。
しかしそのオグリキャップもタマモクロスとオベイユアマスターに追いつけない。またもタマモクロスの背中を見て届かない。自分には何が足りないのか改めて思い知るレースだった。
タマモクロスとオベイユアマスターの争いは熾烈を極める。タマモクロスは身体を併せたらめっぽう強い。それがタマモクロスの負けん気。タマモクロスはオベイユアマスターの隣に入ろうとしたが、オベイユアマスターはこれも調査済みだった。タマモクロスと身体を併せてはならない。タマモクロスを強くしてしまう。そこでオベイユアマスターは内側に斜行する。この場面を実際のジャパンカップの映像で見たけど確かにオベイユアマスター=ペイザバトラーが内側に斜行していた。本来斜行は走行妨害になって降着にもなるが、斜行した側がずっと早く走っていれば降着にはならない。ペナルティはつけられるけど。
こうしてペイザバトラーはタマモクロスの隣を避けてそのまま一着でゴールイン。
伏兵、ペイザバトラーの優勝。
2着にタマモクロス、少し離れた3着にオグリキャップ。
戦い済んでペイザバトラーがタマモクロスに挨拶に行く。騙していて悪かった。君こそが本当の強者だ。次があったらちゃんと戦いたい。あのアメリカで悩んでいた時の素がすっかり出ていた。今回の勝負までの事をタマモクロスに明かすのだが、ターゲットにしたタマモクロスとオグリキャップとトニビアンカのレースを「テープが擦り切れる程」見て対策をしたと言う。そうなんだよ、実際のレースは1988年、私が歴代買って来たHDD&DVDレコーダーのRDシリーズの最初期ですら2001年で、まだまだHDDレコーダーなぞ夢想だにしていない時代だからビデオテープなんだよ。
ジャパンカップ後の話はトニビアンカも。ムーンライトルナシーが見舞いに行くと日本のファンからだと言う薔薇の中に埋もれていた。この国も悪くない。当面滞在しようかと思うと言うのだ。これは実際のトニビアンカ=トニービンはその後日本で種牡馬となってGI級の産駒を残す。直接の子がベガとサクラチトセオーとエアグルーヴとジャングルポケット、母の父の子としてはアドマイヤベガ、ハーツクライ、カレンチャン。凄い跡を残したね。
他にエラズリープライド=ボーンクラッシャーが帰国する時にゴールドシチーが見送っている。はて、この二人、この後なにか関係が生まれるのだろうか。来年も来るの?とゴールドシチーに言われてエラズリープライドは微妙な答えをした。これは来年は来るのは難しいのではなかろうか。でもニュージーランドここにありをどうしても示したいとも言っていた。





























