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終末ツーリング・第4話

ビッグサイトでアキバラジオが聞こえて来て、アキバったら秋葉原だよね、そこに誰か居るのかなとやって来たヨーコとアイリ。声をあげて呼ばわるものの誰も返事をしてくれない。あれってアイリの優れた性能で電波の指向性とか掴めないの?

この作品の終末世界、風景が現代の状態で終末世界になってるので秋葉原も見慣れたビルもあるし、芳林公園なんて今の姿がそのままだった。
参考資料
そもそも秋葉原駅に停まっていると見える総武各駅停車のデザインがE233系で、E235系以降にすらなってないのだから。

秋葉原はサブカルの街と言う事で、それを体験したいとヨーコはアイリが見つけたメイド喫茶の中に入ってそこにある衣装を着てみた。でもお迎えする時は「おかえりなさい」だぞ。

秋葉原には様々な動物が生息していた。アイリの推理では比較的近い上野動物園から逃げ出した動物が繁殖したのではないかとの事。キリンや象が居るので気候が今より温暖化してるのか。

そして肉食獣発見。アイリは撃とうとするがヨーコはそれを止めた。なんて美しい動物なのだろうかと見惚れてしまった。どんな感覚だ。でもだからと言って生きてるままに食べられるのはちょっと嫌だと。

さて、メイド喫茶だの動物だので脱線してしまってもう夕方。アキバラジオを探さなくちゃいけないのに。確か夕方になったら放送が終わってしまう。

聞いてるうちにアキバラジオは秋葉原駅前ビルでやってると言うのが聞こえる。駅前ビルったって駅前に沢山あるからなあ。どうもあの場所はダイビルの様な気がする。地図にアキバラジオの場所が書かれていた。

それを頼りに行ってみたが、中に入れない。

この辺で薄々思っていたけど、アキバラジオの放送は本当に人間がやっているのか。横須賀でアンドロイドに会っていないと、ここも人は居ない結果に終わるだろうと思ったけど、でも横須賀では彼に会えた。なのでここも人間が居る可能性はあるが、一方で日中アキバラジオをやってると言う事は、日常的に駅前ビルを出入りしている(食料の調達とかで)筈なので固く閉鎖されていたら出入りが無いと言う事になる。探してたらアキバラジオは地下駐車場から入ってねと言うのが見えて地下に行ったけど、確かに中には入れたが人が通った痕跡は無い。

アキバラジオは15階と言う事で階段を苦労して登り(ここも人が歩いた痕跡が無い)、DJの声が聞こえた部屋に入ってみたらがらんどうで放送設備だけが動いていた。なーんだ、PCが録音してあった内容を放送していただけか、と思ったら、そうではない。

アキバラジオの初代DJ達が苦労して放送AIを作り上げていた。
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だからヨーコとアイリが入って来たらそれに反応してトークしてくれる。なんだか興奮したヨーコだけど、残念ながらこのAIには限界があって、DJとしてはいくらでも話せても日常会話の受け答えは出来ないのだ。

電源はどうしてるのかと思ったら、大きな太陽光パネルが並んでいてあれで電源を確保している。充電してないのか、充電してても通常の放送の為に夜とか発電出来ない時はセーブしてるのか、夜と雨の日は放送無し。今晩はここで一夜を明かそう。

自分達が居なくなった後も2代目DJアキバジローに託した人達の思いをもっとみんなに聞いて貰おうとヨーコとアイリはアキバラジオ改造計画を立てる。電波だと放送されているかどうか分からない。だったらスピーカーで流せば良い。電源ももっと確保してスピーカーへのケーブルも伸ばして、少なくとも秋葉原周辺でははっきり聞こえる様に二人は改造し、そしてアキバジローにリクエストを託した。
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曲は「手のひらを太陽に」。
動物たちがそれぞれで生きている様に。

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