暗殺者である俺のステータスが勇者よりも明らかに強いのだが・第1話
アバンを見た時はまたぞろこんな話かと思ったが、始まってみたらちょっと印象が違う。
先ずは現代日本の高校生達が集う教室。この場面を見たらどうやら教師は巻き込まれなかった模様。クラスごと異世界に召喚されてようこそ勇者様達とか言われて、どう見ても胡散臭い。まるごと召喚すると言うのが特に胡散臭い。
この中にアバンで活躍した織田晶が居た。既に現代日本の高校生生活の時から影が薄い存在だったが、貴方がたのステータスを見せて下さい、自分だけで先ず見る事も出来ますと言われて織田は見てみたら、あれ?おかしい。職業暗殺者、まあこれはあるかもしれない。だがスキルレベルが他の連中と桁違いだった。クラスの委員長でみんなの中心に居た佐藤司に勇者判定が出たが、その勇者と比較しても遥かに高い。これはおかしい。ここで織田が冷静な判断をするのが好印象。このままこのステータスを知られるとまずい事になりそうだと、カンストした気配隠蔽スキルを使ってこの場を逃れる。
ところが一人王国で魔眼を持った騎士団長のサラン・ミスレイだけは織田の存在を察知する事が出来た。面倒な奴にバレたなと思ったが、このミスレイがやけに織田に親切なのだ。現時点で今後何か裏切りみたいなのがあるのではないのかとどうしても疑ってしまう程に親切なのだ。ともかくこの第1話ではミスレイのおかげで織田はこの世界の色々な知識を持つ事が出来たし技量を伸ばす事も出来た。
一方で国王はこの世界の成り立ちを破壊しようとしていた。ミスレイはそれを阻止する為に穏便なクーデターを企図していたのだ。織田はそれに協力する事になる。

