« 永久のユウグレ・第4話 | Start | 終末ツーリング・第4話 »

しゃばけ・第4話

前回仁吉と佐助が屏風のぞきを消滅させようとするので一太郎が止めたのに、全くそれに聞く耳を持たない二人だった。お前達の主人は誰だと言う言葉でやっと止めたが。この二人の行動に息が合いすぎると思った一太郎だが、それを言われた二人はそうか?と思ったものの、台所でも言われて息がピッタリ。
参考資料

今回はそんな二人が長崎屋に来て一太郎の世話をする事になった時の話。

一太郎の祖父の伊三郎が二人を連れて来た。この時点では二人は、犬神の佐助は相手の仁吉に対して何故自分が白沢なんぞと思っていたし、一方の仁吉の方も何故自分が犬神なんぞと思っていた。だから全くの対立状態だった。

しかしそれはその後にすぐに起きた事件で一気に変わる。二人が少しだけ一太郎のそばから離れた時に一太郎は居なくなってしまったのだ。屏風のぞきが一太郎はシャボン売りに誘われて外に出て行ったと言うので、二人はそのシャボン売りが怪しいと走り回って探すも、全く見つからない。仁吉の睨みではシャボン売りは妖ではと思うが、佐助の睨みでは人間がやったのではと考える。

長崎屋では大騒動になって、以前から居る化け狐が中心となって一太郎探しが始まった。この時点ではお互いよりも功を焦る仁吉と佐助より、化け狐は、本当の目的である一太郎の無事をまずは優先だとしっかりしていた。

化け狐が二人を呼び止める。一太郎を見かけた目撃証拠があると言うのだ。二人の子供が一緒に歩いてるのを見かけたと言う情報。一人は一太郎の服装。もう一人は背中に「福」と言う文字の入った着物の子。

伊三郎は人間側の捜査網も動員する。当時は未だ下っ引きだった清七、のちの日限の親分を呼び寄せて一太郎が居なくなった事を話して捜索に参加させようとしたら、清七からは意外な言葉を聞かされた。実は十日程前に福山屋の息子も居なくなって身代金五十両を要求されていたのだ。福山屋の主人はこれまでに上の子を二人も亡くしていて、この上庄五郎も殺されてはと約束どおりに五十両を持って出かけたが犯人は現れなかった。だが不思議な事に福山屋では五十両が無くなっていたのだ。

そんな拐かしがあったのをどうして触れなかったのかと伊三郎は怒るが、何分にも未だ庄五郎の消息が不明なので憚られたと言う。

だが、ちょっとおかしい事がある。福山屋の息子が居なくなってもう十日。でも殺したと言う情報も無い。

犯人像を巡って争う二人に対して化け狐はそんな事をしている場合ではないと怒って二人を川に投げ入れた。二人を岸に上げたのは河童。この河童から重要情報がもたらされる。人探しをしてるみたいだが、兎のぼっちゃんか、福のぼっちゃんか。

話によると一太郎は庄五郎を助けに入ったと言うのだ。河童によると頼まれて庄五郎を預かっていた。悪いやつに見つかると危ないから守ってやれと。それで河童は人間シャボン売りに化けて庄五郎を連れて歩いていた。ああ、それで十日過ぎても無事なのか。

何が危ないのかと聞いてみたらトンデモな情報を掴まされて守っていた。小雨坊が庄五郎の知り合いと言う男に握り飯で釣られて預けられた。そこから転々として河童の所まで来たのだ。
参考資料

ところがこの場面をある人物が見咎める。何故妖に預けた子が未だ無事なのかと。それでそいつは庄五郎を襲って来た。その時に一太郎が大声を上げたから逃げる事が出来た。しかし川に入ったせいで一太郎は熱を出して寝ている。今寝かせているからとそこに案内された。

されたけど、居ないぞ。

庄五郎が家に帰りたがっていたから今はもう家に向かってるかもしれない。そしてその時化け狐達の声が聞こえた。一太郎達が逃げるのを追う男。その男の前に佐助が立ち塞がる。機敏さと力で佐助と仁吉が化け狐を上回ったな。
参考資料

こうして二人は無事帰還。化け狐も佐助と仁吉の働きを認めた瞬間だった。そして河童の丸薬も一太郎に効いて元気になった。あの男は福山屋の手代で五十両の使い込みがバレそうになって今回の事件を起こしたそうだ。

この時からだった。仁吉と佐助が息を合わせて一太郎を守ろうと決めたのは。
そして「お銀」様が二人に命じて一太郎の守にさせたそうだ。

このエントリーをはてなブックマークに追加

|

« 永久のユウグレ・第4話 | Start | 終末ツーリング・第4話 »