無職の英雄 ~別にスキルなんか要らなかったんだが~・第1話
剣姫の母と魔導王の父の子として生まれたアレル。この世界では10歳に女神からの祝福として職業が与えられる。アレルも10歳になった。剣姫と魔導王の子ならどんな祝福がと期待されたが何の反応も無く、無職とされてしまった。
しかしアレルはこれで全くめげない。自分に何も無いのなら自分の力で獲得しようとひたすら鍛錬を続ける。だから母譲りの剣の力は地道に備わって行く。
ある日、剣士が職業とされた同年代の子から見くびられて戦いを挑まれたが、職業におぼれて鍛錬を怠っていたこんな連中は一蹴。
そこにやって来た赤髪の子はやはり剣士の職業ではあるが、この子はそれにおごらずちゃんと鍛錬をしていた。が、この子もやはりアレルには敵わなかったのだ。
いくら頑張ってるからってそれだけでこれだけ成長するのだろうか。
アレル、実は反応が無かったと言うのはこれまでの教会の測定装置では見いだせない祝福を何か受けてるって事は無いのか?

