瑠璃の宝石・第5話
完全に凪の大学の研究室に入り浸っている瑠璃。しかし大学院生にしたらそろそろ邪魔なのでは。
そして瑠璃は提案するのだ。頑張りすぎないで休みを取ったら?凪が海に行ってと言い出したので、え?水着回?と思ったらすかさず瑪瑙拾いと来た。
と言う事で瑪瑙が拾える海岸に来ました。どこを想定してるんだろう。単調な海岸線とテトラポットのある海岸。引き潮の時に採取出来ると言うのだ。あとで帰る時に分かるけど帰り際には満潮になっていてテトラポットの所まで海水面が来ていた。
瑠璃が懸命に探していたけど瑪瑙は見つからず。ああいうのって「縞縞」とイメージだけして探すのと、現物を一度見てから探すのとでは目による認識能力が変わるからね。凪が先に見つけて見せてくれた。こんな感じか。
瑪瑙は石英の仲間で、二酸化ケイ素がどう固まるかで水晶だったり瑪瑙だったり。曜子が見つけてから、大きな塊に躓いたらそこで発見した。そこはテトラポットが欠けていた場所。ここに波の力が集まってる場所だろうか。
次に曜子は玉髄を発見。鉱物は二酸化ケイ素が大元でもそれに何が交じるかとかで石英の仲間は水晶だったり瑪瑙だったり玉髄だったり。
夕方には結構見つかった。でもあそこで何故多いのか。波が強いと何故多い?波が強くてそこに集まった?理由が分からないとモヤモヤする瑠璃。
瑠璃が曜子の玉髄も欲しいなと言うところで凪が自分のもあげようかと言う。そう、凪の研究だと同じ瑪瑙を沢山集めてもそれで研究とはならなそうだから。どこでどんなモノが見つかったか、それによって鉱床とかどうなってるか、が研究課題なのではなかろうか。
後半はどうやら蛇紋岩。蛇紋岩と言うと山登りする人間には谷川岳が思い浮かぶのではなかろうか。
今日も瑠璃は川で砂ざらい。緑色で輝く鉱石を見つけたけど、砂金らしき物を発見してこれは砂金ならぬ砂銀ではと凪の所へ持って行く。でも銀色に輝いてるから銀ではなかろう人工物ではないかと言う。しかし納得出来ない瑠璃。
納得出来ない瑠璃に凪はそれだったら銀じゃない証拠を見ようと言う。銅と比較して比重の差で沈む速度の違いを見る。銀は銅より重い。
瑠璃の見つけた物は銅より早く落ちた。これで銀で決まり!と思ったけど早く落ちすぎる。次は金と比較しよう。金と同じだった。白金?と思ったら砂白金だと言う。
と言う事で後半の蛇紋岩。あれ、瑠璃はあれを置いて来たのか。
蛇紋岩を見る為に山の中へ。また楽しそうな登山してる。蛇紋岩がありそうな場所をどう目星をつけてるか分からないけど、これまでに報告された情報に基づいてるのだろうか。断層で蛇紋岩が上がって来た場所へ行くぞ。
と言う事でその近くの川でさらってみた。曜子、パンニングは初めてって言ってたな。蛇紋岩の近くだったから砂白金が見つかる。しかも割れ目に溜まった砂がある。もっとありそう。凪が「まさかここで砂白金が見つかるとは」と言うから、やはり報告されていない鉱床があるのかもしれない。

