追放者食堂へようこそ!・第5話
お、やっと追放系の追放側の破綻が出て来たか。案の定銀翼の大隊の最近はクエストが全然うまく行ってないらしい。メンバー達がヒソヒソ話をしていた。
前回のあの後、ケイティはデニスに戻ってくれと言ったらしい。もう銀翼の大隊は崩壊寸前なのだと言う。でも当然デニスは戻る気はない。ケイティはヴィゴーにデニスを戻したいと言ってもヴィゴーは聞く耳を持たない。
追放者食堂は大繁盛だった。うーん、これはお手伝いがアトリエ一人では無理なのでは。と思ったらバチェルもお手伝いしていた。あんな事があった直後だからヘンリエッタとビビアよりも傷心の度合いが大きい。お手伝いして自分を忙しくした方が良い。
しかしヘンリエッタは相変わらずツケで食べているみたいだ。ビビアだって蓄えがいつまで持つのだろう。
ところが頑張っているアトリエの話になってデニスに異変。この時点ではアトリエの件だとはデニスは匂わせておらず、ビビアに次の定休日に来て欲しいと言う。ヘンリエッタでは駄目。
ヘンリエッタ、愈々追い詰められたか。お湯を使って身体を洗う事も出来ない困窮状態。デニスとビビアの話し合いは自分を出禁にする相談なのではないか。
でもデニスのビビアへの相談はアトリエにボーイフレンドが出来たみたいだと言う。あ、これはデニスの勘違いのパターンだ。そして見苦しいパターンだ。
こんな事相談されても困るビビアではあるが、アトリエを誤魔化すのには役に立つ。咄嗟に料理を教わっていたと言うと、アトリエもやってみたいとブリトアカツ丼を作り出した。玉ねぎを切る時は目にしみる。デニス曰く、半身になれば良いと。
玉ねぎの硫化アリルが気化して目に漂って来るからそれを避ければ良い。だからデニスはそれを避けるのに半身だそうだ。目に染みる素材の処理は研究室に居た頃はドラフトチャンバーでやっていたからあれと基本原理を同じにしたら良い。
自分→玉ねぎ→レンジフード と言う位置関係にして換気扇をぶん回せば→の方向に空気が流れるから目に漂って来ない。大雑把だからちょっとは来るかもしれないが、要はほとんど来なくなれば良い。
カツ丼は出来たけど、時報の鐘が鳴ったらアトリエはちょっと出かけて来ると出てしまった。あれはまさかボーイフレンドの所へ?
デニス、慌ててビビアと追いかけようとした。なので後事はバチェルに任せた。ヘンリエッタが恐る恐る入って来たところでヘンリエッタもバチェルを手伝ってくれと。でもヘンリエッタが入って来た時に入団試験あったんだけどと口ごもっていたから、入団試験駄目だったのかな。ヘンリエッタが稼げる日はいつになるのか。後から単発クエストには参加してるけど出費の方が多いと言うのだ。ある程度レベルがあるけど冒険者に向いてない?
ヘンリエッタを追跡したら男の子と会っている。二人で宝石店に入る。これは結婚指輪か?と狼狽するデニス。
ビビア、ここでも役に立つ。拡声器を逆に使う。それに魔法も加えて中のアトリエの声を聞き出す。断片的なアトリエの言葉でさらに狼狽するデニス。
だがそんな事をしてる状態では無くなった。おばあさんのカバンをひったくった奴が居る。黙って見てられないデニス。魔法も使わず高速で走れるデニス。それでもひったくりは風魔法でうまく逃げる。
ひったくりが懸命に逃げたらヘンリエッタの居る方向に行ってしまった。お、ヘンリエッタさん、やはり戦う能力はあるんだよね。ひったくり犯を捕まえた。
この騒ぎでアトリエのボーイフレンドの件は有耶無耶に。
さて、アトリエが帰って来た。そしてデニスにプレゼント。腕輪だ。宝石店で見たのは腕輪か。宝石店でデニスの為に何か買うのだろうとは思ったけど、でもデニスの誕生日とか何かの記念日とか出てなかったから何だろうとは思っていた。
追放者食堂の方はまあうまく行ってるけど、銀翼の大隊とか夜の霧団とかそっちの連中はデニスに何かして来そう。

