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瑠璃の宝石・第6話

川の分岐を遡ってサファイアの有無をチェックする作業終わりました。
ここより上流には無い、と言うのが分かったので「無い」で喜ぶ瑠璃。
参考資料
F分岐では左にサファイアがあり、右にはサファイアが無かった。
その上のG分岐では左右どちらにも無かった。
よってその間の斜面のどこかにサファイアの産地が存在する場所がある。
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それじゃこの範囲の現場を三人で探そう。と言う事で三人で現地へ。現地は竜伝説のある場所だった。いかにもサファイアに繋がりそう。と言う事で駐車場から青龍児神社に見つかる様にとお参り。神社の由来では青龍の子供が山崩れを防いでくれた。青龍児は村人の誓いを受けて山の尾根へ。青龍児は雷に撃たれて、でもそれで山崩れは収まる。後日村人がそこへ言ってみると青龍の骨らしき物があったので御神体として祀っている。

いやあ、これってあとから伝説のほとんど全部がサファイアの産地を示唆してたってのが分かるね。この時点では竜の骨なんて多分熊か何かの骨だろうと凪は言うのだが。

瑠璃がこの一帯と示した場所まで来たけど、未だ範囲は広いよね。せめて川の左岸か右岸かの手がかりがあればと思ったら、凪が泥岩を発見。泥岩のある方にはサファイアは無いな。だって堆積岩だから。

「右は無いな、地図の左側を探そう」
あの地図、北が上流になっていたので、右岸左岸で言うと右岸の方。

落葉の多い斜面を登る三人。曜子が疲弊していたが、インドア派だからと言ってた曜子はもうストック買った方が良いよ。

少し上がった所に崖が出現。地図には無いけど、地図記号に載せる程の崖ではないから載ってないのだろうと言う。それもそうだけど、地理院地図と言えども全部を踏破してる訳でもなく上空からの写真を元にして地形図を書いてるから結構違ったりするんだよね、細かい所は。登山してるとかなり遭遇する。特に登山道の場所。近年は登山記録サイトの情報から修正してるけど。

まずはこの崖を探そう。でもざっと見渡してそれらしい物が無いから先へ進もうと言う瑠璃。一方でそれで見落としたらもう分からなくなりかねない。調べたつもりになるのは怖い事。今回調査研究の地道で大変な事が描かれている。アニメだから何とか進むけど。

かと言ってこの落葉の厚い一帯を探すのは大変。瑠璃はじゃあこの下の川砂を調べてみようと言う。と言う事でこの日はその場所の川砂を採取して来た。

でも改めて砂をじっくり調べるのはタルい。研究ってタルいよねえ。瑠璃はサンプルを半分にしたらと言うけど凪はそれだと今までの条件と同じにならないから駄目だと却下。完全に研究モードに入ってる。高校生がこれを納得するのは大変なんだけど。

しかし今まで調べたノートの記録が良く出来てるんだと言われたけど、俄に瑠璃が不安になってノートを見返す。すると見つけてしまった。あ、齟齬がある。

子供だとここで誤魔化すんだよね。でも瑠璃はもう子供じゃなかった。

それで改めて見落とした試料を調べ直したらF地点の右方向にもサファイアがあったのだ。それってF地点から見て両方向に産地があるって事?前回、鉱床が大きくて左右にあったら両方から出るのでは?と思ったけど、どうも鉱物調査はそんなウハウハな状況はほとんど無いみたいだ。これは産地から両側に落ちたのだろうと言う推測の方があり得るらしい。両方に落ちる?それはつまり尾根付近にあると言う事。これは大きく絞られた。
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でも「こっちは泥岩があるから除外しよう」って言った斜面の方でした。あのままだったらずっと見つからなかったね。

と言う事で尾根の石を調べる。山登りは尾根に出る迄が大変なんだよねえ。

探し回ったらホルンフェルスがあった。でもこれは変成岩。この近くにあるかも。と言う事でこのホルンフェルスの周囲を掘ってみたらどうやら転がり落ちた岩だったみたいだけど、近くにサファイアの粒が入った石は見つかった。けどその周辺には無い。

瑠璃のノートは産地になりそうな一帯に目星をつけたのでそこエリアの尾根が超有力。その辺を彷徨ったら瑠璃が穴にはまる。これは危険だったなあ。でもこれでホルンフェルス発見。よし周囲をしらみつぶしに探すぞ。

「しらみつぶしに探すぞ」
これが大変だよねえ。でもこれで発見した。
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おお、沢山出た。これもアニメの演出かもしれないけど、こんなのにお目にかかるのはほとんど無いんだろうな。

瑠璃が夢中になってサファイアを探していたら石碑発見。そこには青龍児神社とある。ここに昔の社があったんだ。青龍児、尾根で雷に撃たれたってあったし、昔の人はサファイアなんて知らないから青龍の骨だろうと思ったのかもしれない。

これでサファイアはおしまい。
と思った瑠璃だけど、これで終わるわけではない。未だ続くのだ。

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