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フードコートで、また明日。・第3話

和田曰く「なぜ【乳】は普通だと【ちち】と読むのに【乳首】だと【ち】なのか」
和田は自分をバカだのアホだの言うけど(そこまで言ったか?まあ小学校の時から国語のテストが30点と言うのもどうか、しかも本気で勉強して)、ちゃんと気づく所には気づいてるじゃないか。

ヒントは、人間は面倒くさがり屋。言いにくい音の連続は変えちゃう。なるべく省エネで済まそうとする。一方で省エネすぎて意味が伝わらなくなると区別をつける方向へまたブレる。

さらに和田は乳の事に拘る。周囲を気にせず乳の話題を大音声でする。なぜ牛乳は【にゅう】なのか。それは音訓の関係。とは言っても場合によっては湯桶読みみたいなのがある。言語なんて当然例外は多い。多いが基本の規則もある。

ところで山本にはおっぱい大好きな弟が居るのだそうだ。

和田が語彙力なくて死にそうと言うけど、その言い方がまさに語彙力。一方で読みを間違って覚えてるのは、余程の物でなければあまり気にしなくて良いと思う。まあ高校生がテストで間違えるのは失点と言う不利益があるけど、言語は余程その集団で排除された読み方をしない限りは可変性の範囲内。ところで私は中学の時に文字面で先ず覚えた「要衝」を暫く「ようえい」として読んでいた。

じゃあここで一緒に勉強するか?でも折角のダメる時間を少なくするのは受け入れられない。それで喧嘩したりしたらどうなるの。いや、私達そんな軽い関係じゃない。と続けて青春な事を山本が言い出したら

和田「しんけんぜxxか!」
参考資料
最近それ系のCM見てないから進研ゼミってそうなんだっけ。

 

和田「満腹感とカロリーある?」
また和田のクラスの子の悪口出てきたぞ。まあこの場合はプラシーボと言うか。カロリーが多いなと思えばお腹がいっぱいと思うのは経済的では。

クラスメイトに腹を立てた和田はエイベル公爵を見て気を静めようとした。和田がエイベル公爵推しなので山本はそれは人気キャラなのかと聞いたら、違う。キャッチャーに入ってたのは単に売れ残りだから。そうだったのか。そして和田は人気キャラが好きじゃない。大勢との共有は気に食わない。

一方、山本は推しは居ないのか。そう言われて考えた山本はユーチューバーで好きなのが居ると言う。登録者100人位の時から見ていて今は100万人のデコのナオキン。あの山本がデコデコ言われると声を荒げた。やはり好きなんだ。

その後、和田がデコの本を買ってた。

 

和田、またクラスメイトの悪口。ライオンのメスはチーターとか言ってると。
和田は小学生の頃にハムスター飼った事があると言う。普通の。山本、普通って何?とか言うが、この場合は「一般的に一番よく売られている」で良いのではないか。

ハムスターならワンチャン飼えるかと思ったけど飼った日に噛まれて、やはり怖くなった。その後どうしたと聞かれたが、いい感じにハムスターと別れたかな。世話しなくなって死んだとかではなく、ハムスター好きな友達に引き取って貰ったと言うのだから。

動物つながりのつもりか、熊ってどうやったら倒せるかと言い出す。暴漢を撃退するのもそうだが、凶暴な相手をどう撃退するか。目は弱点だから目を叩けば良い。でも熊はデカい。うーん、本州の熊ならそんなに背が高くないのでは。

和田、めっちゃカッコいい兄が欲しい。それを聞いて山本が軽くエイベル公爵みたいなのか?と言ったら和田が噛みついて来た。エイベル公爵へのこだわりが歪んでいて、凶暴な表情になって来たぞ。

で、山本は目を覆う。ここに来たか。
参考資料

 

或日、山本が来ない。既読にもならない。
すると斉藤がフラリと来た。今日は金髪ギャル居ないのかと尋ねて来た。が、ここで露呈する和田が山本の詳細を知らない。家の場所を知らない、電話番号を知らない、誕生日知らない。ここで斉藤の指摘。
「なんでだよ、友達じゃねーのかよ」

何とも言えない会話だな。斉藤が「ねーのかよ」喋りに対して和田が「ですよ」喋り。

そう言えば斉藤は偶に窓際で何かしてるなと和田は覗き込みに言った。予感はしていた。斉藤はエイベル公爵の夢小説の作者「霊長類」だったのだ。あ、プロファイルの絵がゴリラじゃん。これで和田の斉藤を見る目が変わったぞ。
参考資料

翌週、和田は山本にナオキンのコラボTシャツを渡せた。誕生日代わり。代わりって誕生日を知らないから。サブタイが「十月二十一日」だからその日かな?そして知らない住所とか教えて。

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