瑠璃の宝石・第2話
瑠璃、前回の最後にお小遣いの前借りしたいと言ってハンマーのカタログをチラ見してたけど、どうやら無事に買えたみたい。ジャンルは鉱物ハンマーと言うらしく、Amazonで見たら安いのは1,000円台からあったけど、モノタロウでは平気で万を超える物もあった。
うん、どれだけ性能が違うのかさっぱり分からない。
こちらに使用比較があった。
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鉱物採取と言うとやはり山や川で、今回の最初は山へ。山登りしてる身としてはこう言う鉱物ハンターってどんな道に入ってるのかとても興味がある。今回も普通に歩ける所を行くよね。私が行く山は低山と言うのもあって登山道を外れると植物が繁茂していてとても歩ける状態ではない。
途中に何か穴があって、凪はあれは試掘の坑道だろうと言う。何を試掘したのか。ここの山だと金だと言うのだ。金と聞いて瑠璃が目を輝かせる。まさに一攫千金。飯能の山で見る試掘の穴ってマンガン鉱だからなあ。金は瑠璃じゃないけど夢がある。
目的地まで岩場登りが続く。この岩場だと山登りに慣れてないとかなり辛いと思う。この先に研究室の人が見つけた場所があって、そこの調査を継続してるらしい。今回「友人と」行くと言ったら、そこの追加調査を依頼された。
で、行ってみたらこれはまた登って来た甲斐のある場所だなあ。瑠璃は金の事しか頭にないみたいだけど。で、予想はしていた。金と聞いて素人が先ず見つけるのは黄鉄鉱だろうと。金色でキラキラしてるしよく見つかるから絶対瑠璃は最初にそれを見つけるだろうと思ったら予想通り。と言うか、鉱物採取ってああやって次から次へと岩をハンマーで割るんだ。植物採取の場合は基本的に眺めて見える状態のを採取するからなあ。鉱物は大変だ。
これ、金だよねと瑠璃は凪に見せるけど、凪はそれは黄鉄鉱だねと言う。でもこれだけ金ピカに光ってるのに金じゃないなんて信じられないと言う瑠璃には擦って出て来た粉の色が黒っぽいから鉄なんだよと教える。でも瑠璃は未だ信じられない。だったら手で擦って匂いを嗅いでごらんと言われたら、流石に鉄の匂いがしたら納得した。
いくらやっても黄鉄鉱しか出てこなくて飽きてきた瑠璃だが、最初の方で出た立方体の黄鉄鉱とは違う十二面体の黄鉄鉱が出て来た。これを見た凪の反応が変わる。物そのものに価値があるのではなく、ここでこれが出たと言う事に価値があるのだ。これまでの調査ではここでは立方体の黄鉄鉱しか無くて、ここはそう言う地形の出来方だったとこれまでの考察を変える力を持っている。
鉱物そのものの値段にしか価値を見てなかった瑠璃がそう言われて少しは分かっただろうか。でもそれはさておき、やはり瑠璃は金を採取したい。
と言う事で今日は河原にやって来ました。やはり金採取と言えば砂金。そう言えばゴールデンカムイでも目の色を変えて砂金を探してた。川辺の植物を抜いてそこに付着した土を洗ってみたら砂金の粒を一つ発見。ああやってスポイトで吸うんだ。これに瑠璃は感動した。とうとう金を見つけた。
ところが帰宅してニュースを聞いたら大雨で川が増水したと言う。瑠璃は慌てて砂金があったのに全部流されちゃうと凪に電話したけど、凪は全然慌ててない。
そして増水がおさまった頃にまたあの河原に。今度は沢山車が停まっていて同じ様に砂を掬ってる人達が居る。瑠璃と凪もさらってみたら何粒も砂金が取れた。凪曰く、金はとても比重が重い。鉄よりもずっと重い。一旦増水してその日あった砂金は流されても上流の砂金が増水時の水の流れの勢いでその重い金も持って来る。
こうして探していたけど、瑠璃が増水で岩が動いてるのに気づく。前回あった場所から岩が流されている。そして大きな穴が出現した。凪の表情が変わった。これは甌穴。甌穴には比重の重い金が溜まりやすい。一度車に戻ったら他の人にさらわれるかもしれない。そうと聞いた瑠璃はそのまま甌穴に入った。背が立つサイズだったか。
予想通りに結構砂金が集まった。それじゃ今日はもう引き上げるかと言う凪に瑠璃は最後に自分の目で確認すると言って潜る。そして光を見つけた。横穴から取り出したのは潰れた形の大きな砂金。これは何度も地中で圧縮されて出来た形だろう。ここまでかかるのには1000万年とかかかると聞いて驚いた瑠璃。
と言う事で今日の砂金は瑠璃の記念品になった。

